【まとめ】給湯器のプロが答える!よくある質問TOP20と具体的解決策

朝のシャワーが急に水になった経験はありませんか?寒い冬に突然お湯が出なくなると、途方に暮れてしまいますよね。また、「エラーコードが表示されたけれど何をすればいいの?」「この音は故障のサイン?」といった不安も尽きません。

給湯器は私たちの快適な生活に欠かせない存在ですが、仕組みが複雑なため、トラブルが起きたときの対処法がわからず、多くの方が困っておられます。

このような悩みを解決するため、給湯器に関する20の質問と具体的な解決策をわかりやすくまとめました。

基本的な使い方から故障時の対処法、長持ちさせるコツまで、この記事を読めば給湯器に関する疑問がすべて解消されます。急なトラブルにも落ち着いて対応できるよう、ぜひブックマークしてお役立てください。

もくじ
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給湯器の寿命はどのくらいですか?

給湯器の平均寿命は約8年から10年です。この期間は使用環境や使用頻度、メンテナンス状況によって変動します。10年を過ぎても完全に使用不可になるわけではありませんが、ガス給湯器は複雑な機構を持つため、安全面を考慮して10年経過したら専門家による点検を受け、交換の必要性を検討することをお勧めします。

特に注意したいのは業務用途での使用です。家庭用給湯器を飲食店やオフィスなど業務用途で使用すると、負荷が大きく寿命が著しく短くなります。最悪の場合、半年程度で故障することもありますので、用途に合った機種選びが重要です。

ポイント

購入日や保証書は大切に保管しておきましょう。また、定期的なメンテナンスを行うことで寿命を延ばすことができます。

ガス給湯器の「号数」とは何ですか?家族人数に合わせた選び方は?

「号数」とは給湯器の能力を示す指標で、水温に約25℃を加えたお湯を1分間に何リットル供給できるかを表しています。例えば、24号の給湯器であれば、1分間に24リットルのお湯を供給できる能力があります。

家族人数に合わせた号数の目安

  • 16号|冬季11L/分、冬季以外16L/分(1~2人向け)
    ポイントキッチンとシャワーの同時使用は厳しい場合があります
  • 20号|冬季13.5L/分、冬季以外20L/分(2~3人向け)
    ポイント一般的な使用であれば十分な能力です
  • 24号|冬季16L/分、冬季以外24L/分(4人以上向け)
    ポイントキッチン、シャワー、洗面所での同時使用も可能です

重要
号数が大きくてもお湯の使用量が同じであれば、ガス消費量は変わらないということです。つまり、16号でも24号でも同じ量のお湯を使う限り、ガス代に差はありません。号数が大きいのは「同時に使える能力」が高いということなので、ご家族の生活スタイル(同時にお湯を使う頻度が高いか)に合わせて選びましょう。

オートタイプとフルオートタイプの違いは何ですか?

追い焚き機能付き給湯器には「オートタイプ」と「フルオートタイプ」の2種類があります。主な違いは浴槽のお湯の管理方法にあります。

オートタイプ
  • リモコン操作だけで設定した温度・湯量でお湯を沸かし、自動的にストップします
  • お湯が減った場合や温度が下がった場合は、手動で追い焚きや足し湯の操作が必要です
  • 比較的リーズナブルな価格設定となっています
フルオートタイプ
  • オートタイプの機能に加え、浴槽の湯量減少や温度低下を自動で検知
  • 「足し湯」「沸かし直し」を自動で行い、常に快適な入浴環境を維持
  • 「湯量が少なくなった」「お湯が冷めた」などの心配がなく、特に小さなお子様やご高齢の方がいるご家庭に便利です

価格差は約1万円~3万円程度ですが、ガス使用量については通常の使用方法であれば大きな差はありません。ただし、フルオートタイプを24時間稼働させたままにすると、その分のガス消費が増えることがあります。ご家族の入浴習慣に合わせて選択しましょう。

エコジョーズとは何ですか?通常の給湯器と何が違うのですか?

エコジョーズは従来型給湯器と比較して大幅に省エネ性能を高めた環境配慮型の給湯器です。最大の特徴は「潜熱回収技術」の採用にあります。

従来型給湯器との違い

  1. 熱効率の向上
    従来型|約80%(約20%の熱が無駄に排気として逃げていました)
    エコジョーズ|約95%(排熱の大部分を回収して再利用)
  2. 仕組み
    従来捨てていた約200℃の高温排気ガスの熱を「二次熱交換器」で回収し、給水の予熱に利用します。
  3. 経済性
    ガス使用量を従来型と比較して約13%削減できるため、ランニングコストが抑えられます。
  4. 環境への配慮
    CO2排出量も削減され、地球環境にやさしい設計となっています。

ただし、エコジョーズは従来型に比べて本体価格が5万円前後高くなるため、ガス代の節約分でこの差額を回収するには5~8年程度かかることを考慮する必要があります。長期的な視点でご検討ください。

また、エコジョーズは結露水(ドレン水)が発生するため、定期的なメンテナンスが必要です。設置時には排水処理のための配管工事も必要となります。

BL認定品とは何ですか?非BL認定品との違いは?

BL認定品とは、公益財団法人ベターリビング(Better Living)によって「優良住宅部品」として認定を受けた製品のことです。一定の品質・性能基準を満たしていることを第三者機関が認めた証明となります。

BL認定品と非BL認定品の主な違い

  1. 保証期間
    • BL認定品: メーカー保証期間が2年間
    • 非BL認定品: メーカー保証期間が1年間
  2. 修理部品の保有期間
    • BL認定品: 製造打ち切り後10年間
    • 非BL認定品: 製造打ち切り後6~7年間
  3. 安全性・耐久性
    BL認定品は厳しい安全基準や耐久性試験をクリアしており、長期使用を前提とした品質設計がされています。
  4. 設置後のサポート
    故障や不具合が発生した場合のメーカーの対応体制も評価項目に含まれています。

BL認定品は非BL認定品に比べて若干価格が高くなることがありますが、長期的な視点では安心感や経済性において優位性があります。特に長く使用する予定の場合や安全性を重視される方にはBL認定品がお勧めです。

お湯が出なくなった場合、どうすればいいですか?

お湯が出なくなった場合、パニックにならず以下の手順で確認・対処しましょう。多くの場合は簡単な操作で解決できます。

確認手順と対処法
リモコンの確認
  • 電源が入っているか(運転ランプの点灯を確認)
  • エラーコードが表示されていないか
  • 設定温度が適切か(極端に低い設定になっていないか)
電源の確認
  • 家の分電盤のブレーカーが落ちていないか
  • 給湯器本体の電源プラグが抜けていないか
ガスの供給状態
  • ガスメーターのランプが点滅していないか(地震などでガス遮断装置が作動している可能性)
  • ガス栓が開いているか
  • ガスコンロなど他のガス機器が正常に使えるか確認
水の供給状態
  • 断水していないか(台所の水道が出るか確認)
  • 給湯器への給水元栓が開いているか
配管の凍結
  • 寒冷期には配管凍結が原因のことも多いです
  • 凍結している場合は、タオルを巻いて30~40℃のぬるま湯をゆっくりかけて解凍(熱湯は避ける)
  • 自然解凍を待つこともできますが、急ぐ場合は専門業者に依頼
給湯器のストレーナー(フィルター)の詰まり
  • 給水口の水抜き栓にあるストレーナーが詰まっていないか確認・清掃

上記の確認・対処を行っても改善しない場合は、給湯器の故障の可能性が高いため、販売店やメーカーのサービスセンターに修理を依頼しましょう。10年以上使用している給湯器の場合は、修理よりも交換を検討した方が経済的なケースもあります。

リモコンにエラーコードが表示されていますが、どうすればいいですか?

エラーコードは給湯器が自己診断した結果を示すもので、トラブルの内容や発生箇所を教えてくれる重要な情報です。一般的には3桁の数字で表示され、最初の2桁が不具合の内容、最後の1桁が発生箇所を示しています。

エラーコードが表示された場合の対応手順
エラーコードをメモする

正確なコード番号をメモし、後で専門家に伝えられるようにしましょう。

取扱説明書を確認

お手元の取扱説明書に「故障かな?と思ったら」などのセクションがあり、簡単な対処法が記載されています。

よくあるエラーコードと対処法
  • 111点火不良。ガス栓が開いているか確認。いったん電源を切り、再度入れ直してみる。
  • 140給湯器の不具合。いったん電源を切り、再度入れ直してみる。
  • 290中和器詰まり。給湯栓を一旦閉めて再操作する。
  • 632おいだき水流スイッチ異常。浴槽の水位を循環アダプターより上まで確保する。
  • 651追い焚き関連の問題。循環フィルターの掃除や、浴槽の水量確認を行う。
リセット操作

多くのエラーは運転スイッチを一度オフにして数分待ってから再度オンにする(リセット操作)で解消します。

メーカーのウェブサイト確認

メーカーのウェブサイトにはエラーコード一覧と対処法が掲載されていることが多いです。

リンナイの公式ページはこちら
ノーリツの公式ページはこちら
コロナの公式ページはこちら

専門家に連絡

リセット操作で解消しない場合や、繰り返し同じエラーが出る場合は、自己判断での対応は控え、販売店やメーカーのサービスセンターに連絡しましょう。

エラーコードの中には安全装置が作動したことを示すものもあります。自己解決が難しい場合は無理せず専門家に相談することが、安全で確実な解決につながります。

給湯器から水漏れしている場合の対処法は?

給湯器からの水漏れは放置すると床や壁の腐食、カビの発生、さらには下階への漏水など二次被害を引き起こす可能性があります。早急な対応が必要です。

水漏れの主な原因と対処法

  1. 経年劣化によるもの
    • パッキンの劣化|各接続部のパッキンやOリングが経年劣化で硬化・亀裂が生じていることがあります。
    • 配管接続部の緩み|振動などで接続部のナットが緩んでいる可能性があります。
    • 対処法

      給水元栓を閉めて水を止め、販売店やメーカーに修理を依頼しましょう。10年以上使用している場合は部品交換より本体交換が経済的なことも多いです。
  2. 凍結による配管破損
    • 冬季に配管内の水が凍結して膨張し、配管や熱交換器を破損することがあります。
    • 対処法

      1. 給水元栓を閉めて水を止める
      2. 電源を切る
      3. ガス栓を閉める
      4. 専門業者に修理を依頼する
    • 予防策

      寒冷期は凍結予防運転を活用する。水抜き栓から水を抜く。保温材で配管を保護する。
    • 関連記事

      給湯器の凍結予防と対策で破損ゼロ!冬場の安全を守る完全ガイド
  3. 安全弁(逃し弁)からの水漏れ
    • 配管内の圧力が一定以上になると、安全弁から水が出ることがありますが、これは安全機能であり故障ではないことがあります。
    • 対処法

      少量であれば正常な動作かもしれませんが、継続的に大量の水が出る場合は専門家に相談しましょう。

水漏れを発見したら、まず給水元栓を閉めて水を止め、次に電源を切ってからガス栓を閉めるという手順で安全を確保してください。その後、販売店やメーカーのサービスセンターに修理を依頼しましょう。

追い焚きができない場合の対処法は?

追い焚き機能が正常に動作しない場合、ほとんどは以下の原因が考えられます。適切な対処で多くの場合は解決できます。

主な原因と対処法

  1. 循環口フィルターの詰まり
    • 最も多い原因が浴槽の循環フィルターの詰まりです。
    • 対処法
      循環フィルター(通常は浴槽の側面についている金属製の蓋)を左に回して取り外し、歯ブラシなどで汚れを取り除いてください。特に髪の毛や入浴剤の残りが詰まりやすいです。
  2. 浴槽のお湯の量不足
    • 循環アダプター(循環口)よりも水位が低いと追い焚きできません。
    • 対処法
      循環アダプターが完全に水中に浸かるよう、十分な量のお湯を張りましょう。目安は循環アダプターの上部から5cm以上です。
  3. エア噛み(配管内の空気溜まり)
    • 配管内に空気が溜まると水循環が妨げられます。
    • 対処法
      浴槽の水を一度抜いて、再度お湯を張り直すと解消することがあります。
  4. 追い焚き配管の詰まり
    • 長期間使用していると、配管内に湯垢や石鹸カスが蓄積します。
    • 対処法
      専用の風呂釜洗浄剤で配管内を洗浄するか、定期的に配管洗浄機能を使用してください。ひどい場合は専門業者による清掃が必要です。
  5. リモコンの設定ミス
    • 追い焚きスイッチが入っていない、または機能がロックされている可能性があります。
    • 対処法
      リモコンの追い焚きボタンを確認し、必要に応じて電源の入れ直しを行います。
  6. 浴槽の温度ムラ
    • 追い焚き後に上下で温度差がある場合は、循環が正常に行われていない可能性があります。
    • 対処法
      循環フィルターの掃除と、浴槽の湯量の確認をしてください。

上記の対処をしても改善しない場合や、リモコンにエラーコードが表示される場合は、給湯器の不具合の可能性がありますので、販売店やメーカーの修理窓口にご連絡ください。

お湯の温度が安定しない原因と対処法は?

お湯の温度が安定しないと、快適な入浴や炊事ができず日常生活に支障をきたします。この問題にはいくつかの原因と対処法があります。

主な原因と対処法

  1. 複数箇所での同時使用
  2. 水圧の変動
    • マンションの上層階や水道本管からの距離などによる水圧の不安定さが原因のことも。
    • 対処法
      給湯器の給水フィルター(水抜き栓)を清掃する。水圧安定器の設置を検討する。
  3. 給水・ガス栓の状態
    • 半開き状態だと安定した供給ができません。
    • 対処法
      給水栓・ガス栓を全開にする。
  4. 給湯器のフィルター詰まり
  5. 給湯器の能力不足
    • 寒冷期は水温が下がるため、設定温度まで上げるのに負荷がかかります。
    • 対処法
      冬季は設定温度を少し高めにする。能力不足が顕著な場合は号数の大きい機種への交換を検討。
  6. 季節的な問題
    • 特に冬季は水温が低く、夏より温度上昇に時間がかかります。
    • 対処法
      お湯が出るまで少し待つ。最初の冷たい水を捨てる。
  7. 経年劣化
    • 10年以上使用している給湯器は熱交換器の効率低下などで温度安定性が悪化します。
    • 対処法
      修理か交換を検討する。
  8. 混合水栓の不具合
    • 蛇口自体のカートリッジやバルブの劣化が原因のこともあります。
    • 対処法
      水栓の修理や交換を検討する。

基本的な対処として、リモコンの運転スイッチを一度オフにして、再度オンにすることで改善する場合もあります。また、頻繁に温度が安定しない場合は、給湯器の経年劣化や機能不良が考えられますので、メーカーの修理サービスに相談することをお勧めします。

給湯器から変な音がする場合、故障の可能性はありますか?

給湯器からの音には、正常な運転音と故障を示す異常音があります。どちらなのかを判断することが重要です。

給湯器の運転音一覧表

種類音の種類音の表現原因特徴
正常運転音ブーン、ウーンファンやポンプ、モーターの作動音一定のリズムで、通常は運転開始から3~5分程度で停止します
正常水の流れる音シャー、ゴー機器内で水が流れる音お湯の使用中に聞こえる穏やかな音
正常ガスの燃焼音シュー、ボッ点火時や燃焼中の音点火時に一瞬「ボッ」という音がし、その後「シュー」と安定した音になります
正常膨張音ポコポコ、カチカチ熱によって金属部品が膨張・収縮する音特に冬場に運転開始時や停止後に聞こえることがあります
異常爆発音ドン、バン不完全燃焼や点火不良による音大きく突発的な音。繰り返し発生する場合は要注意
異常金属音キーキー、ガリガリファンモーターの異常やベアリングの摩耗高音で不快な音。徐々に大きくなることが多い
異常振動音ガタガタ、ブルブル部品の緩みや設置不良機器全体や配管が振動する
異常水漏れの音ポタポタ、シャー内部からの水漏れ運転していない時間帯にも続く水の音

異常音が発生した場合の対処法

  1. いったん運転を停止する
  2. 可能であれば電源を切り、ガス栓を閉める
  3. メーカーや販売店のサービスセンターに連絡する

特に「ボー」というホラ貝のような音や「ピー」という笛のような音、または小さな爆発音(ボン)が繰り返し発生する場合は、空気とガスのバランス崩れや不完全燃焼の可能性があり危険です。こういった音がする場合は使用を中止し、専門家に点検を依頼してください。

給湯器から煙や異臭がする場合、どうすればいいですか?

給湯器から煙や異臭がする場合、状況によっては重大な故障や危険な状態を示している可能性があります。状況に応じた適切な対応が必要です。

白い煙の場合

  • 正常な現象の可能性
    冷たい外気と排気ガス中の水蒸気が接触して結露し、白い煙(水蒸気)のように見えることがあります。特に冬季の寒い日によく見られます。
  • 注意が必要な状況
    • 白い煙が通常より多い、または継続的に大量に出ている
    • 外気温が高いにもかかわらず白い煙が出ている
    • 同時に異臭がする
  • 対処法

    通常の水蒸気であれば問題ありませんが、過剰な場合や異臭を伴う場合は専門家に点検を依頼してください。

黒い煙や灰色の煙の場合

  • 危険な状態
    不完全燃焼の可能性が高く、一酸化炭素中毒の危険があります。
  • 対処法
    • すぐに使用を中止する
    • 窓を開けて換気する
    • ガス栓を閉める
    • 電源を切る
    • メーカーのサービスセンターに緊急点検を依頼する

異臭がする場合

  • ガス臭い場合
    • 新設直後|機械油の燃焼によるもので時間とともに消えることが多い
    • それ以外|ガス漏れの可能性があり危険
    • 対処法
      ガス栓を閉め、窓を開けて換気し、ガス会社に連絡
  • 焦げ臭い、プラスチック臭い場合
    • 内部部品の過熱や損傷の可能性
    • 対処法
      使用を中止し、専門家に点検を依頼
  • 酸っぱい臭いや目を刺激するような臭い
    • ゴム部品の劣化や金属腐食の可能性
    • 対処法
      使用を中止し、専門家に点検を依頼
  • 排気口から化学的な臭い
    • エコジョーズなどの高効率タイプでは中和器(排水処理部)のつまりが原因のことも
    • 対処法
      販売店やメーカーに点検を依頼

安全のために、煙や異臭を感じたらまず給湯器の使用を中止し、状況に応じて適切な対応をとってください。特に黒煙やガス臭の場合は、一酸化炭素中毒やガス爆発の危険があるため、速やかに対処することが重要です。

給湯器が凍結した場合の対処法は?

寒冷地や冬季の寒波時には給湯器の凍結トラブルが発生しやすくなります。適切な対処と予防が重要です。

凍結した場合の対処法

  1. 自然解凍を待つ
    • 凍結が軽度の場合は、気温の上昇を待って自然に解凍されるのを待ちます。
    • 時間はかかりますが、無理に解凍すると配管を傷める可能性があるため、急がない場合はこの方法が安全です。
  2. ぬるま湯による解凍
    • タオルを給水元栓や露出配管に巻き、その上から約30~40℃のぬるま湯をゆっくりかけます。
    • 注意
      熱湯は使わないでください。急激な温度変化で配管が破損する恐れがあります。
  3. 配管が破裂している場合
    • 解凍後、水漏れがある場合は配管が破裂している可能性があります。
    • 給水元栓を閉め、水漏れを止めた上で専門業者に修理を依頼してください。

凍結予防の方法

  1. 凍結予防運転機能の活用
    • 多くの給湯器には凍結予防機能が搭載されています。
    • リモコンに雪だるまマークや「凍結予防」の表示がある場合は、その機能が作動中です。
    • 電源は常時入れておく必要があります。
  2. 水抜き操作
    • 長期不在時や特に寒い地域では水抜き操作を行いましょう。
    • 取扱説明書の手順に従って、給湯器本体や配管内の水を抜いてください。
  3. 保温措置
    • 露出配管には市販の保温材を巻きつける。
    • 給湯器本体を保護カバーで覆う。
    • 屋外の水栓には蛇口カバーを取り付ける。
  4. 温かい場所への設置検討
    • 新規設置や買い替え時には、可能な限り凍結しにくい場所(軒下など)への設置を検討しましょう。

凍結による故障は保証対象外となるケースが多いため、予防対策を徹底することが重要です。特に真冬の外出時や寒波が予想される際は、事前に凍結予防策を講じておきましょう。

給湯器のメンテナンス方法を教えてください。

給湯器を長持ちさせ、効率よく使用するために、以下の部位別メンテナンスを定期的に行いましょう。多くは専門知識がなくても簡単にできるものです。

外装(カバー)のお手入れ

  • 頻度月1回程度
  • 方法
    1. 水で濡らして固く絞った布で汚れを拭き取る
    2. 汚れがひどい場合は薄めた中性洗剤を使用し、その後水拭きする
    3. 最後に乾いた布で水気を拭き取る
  • 注意点シンナーやベンジンなどの有機溶剤は使用しない

給排気口の清掃

  • 頻度季節の変わり目や月1回程度
  • 方法
    1. ホコリやゴミ、虫の巣などを取り除く
    2. 給排気口の周囲に物を置かない(周囲60cm以上空ける)
  • 注意点高所の場合は無理せず専門業者に依頼する

水抜き栓(ストレーナー)の清掃

  • 頻度年1~2回
  • 方法
    1. 給水元栓を閉める
    2. 水抜き栓を左に回して取り外す(水が出るのでバケツなどを用意)
    3. フィルター部分を水洗いし、歯ブラシなどでゴミを除去
    4. 元に戻し、水漏れがないか確認
  • 注意点パッキンの紛失や損傷に注意する

浴室の循環フィルターの清掃

  • 頻度月1回程度(入浴剤を使用する場合はさらに頻繁に)
  • 方法
    1. 循環フィルターを左に回して取り外す
    2. 網目部分を水洗いし、歯ブラシなどで汚れを落とす
    3. 元に戻し、しっかり締める
  • 注意点Oリングの紛失や損傷に注意する

追いだき配管の洗浄

  • 頻度月1回程度
  • 方法
    • 自動配管洗浄機能がある場合: リモコンから操作する
    • 機能がない場合: 市販の風呂釜洗浄剤を使用する
  • 注意点洗浄剤使用時は説明書の手順を必ず守る

リモコンのお手入れ

  • 頻度気になったとき
  • 方法乾いた柔らかい布で拭く
  • 注意点水拭きは故障の原因になるので避ける

メンテナンスにより給湯器の効率向上、寿命延長、故障予防につながります。10年以上使用している場合は、専門業者による点検も定期的に受けることをお勧めします。不安な場合や自分での対応が難しい場合は、無理せず専門業者に依頼しましょう。

給湯器の点検頻度はどのくらいがよいですか?

給湯器を安全かつ効率的に長く使用するためには、定期的な点検が重要です。適切な点検頻度を守ることで、突然の故障を予防し、安心して使用できます。

自分でできる日常点検

点検箇所推奨頻度内容
外装の状態月1回程度汚れの拭き取り、キズや変形の確認
給排気口月1回程度ホコリやゴミの除去、周囲の可燃物確認
異音・異臭使用時運転音や排気の異常がないか確認
循環フィルター月1回程度取り外して清掃
水抜き栓(ストレーナー)年1~2回取り外して清掃
点火・燃焼状態使用時正常に点火するか、燃焼音に異常がないか
追いだき配管月1回程度配管洗浄機能の使用または専用洗浄剤の使用

専門業者による点検

経過年数推奨頻度内容
2~5年目2~3年に1回基本性能チェック、安全装置の動作確認
6~9年目1~2年に1回詳細点検、部品の劣化確認
10年以上年1回総合点検、交換の必要性判断

季節別の点検ポイント

  • |冬の凍結対策からの復帰確認、全体清掃
  • |夏季の高温対策、虫の侵入防止
  • |冬に向けた準備、凍結防止設定確認
  • |凍結防止対策の実施、排気口の積雪確認

10年以上使用している給湯器は、ガス回路など複雑な機構の劣化が進んでいる可能性があります。そのような場合、専門業者による点検を受け、安全面を考慮して交換を検討することをお勧めします。

専門業者による点検は有料ですが、長い目で見れば突然の故障による緊急修理費用や交換費用を抑えることができ、経済的です。また、一部のメーカーや販売店では、定期点検プランやメンテナンス契約サービスを提供していますので、そういったサービスの活用も検討してみてください。

給湯器を長持ちさせるコツはありますか?

給湯器は適切なケアと使い方で寿命を大幅に延ばすことができます。日常の使用習慣から簡単なメンテナンスまで、ぜひ実践していただきたいポイントをご紹介します。

日常の使用習慣で寿命を延ばす

  • 点火回数を減らす
    • 短時間で何度も電源のオン/オフを繰り返さない
    • キッチンで少量のお湯を何度も使う場合は、一度に必要量をボウルなどに溜めて使う
    • 点火装置は消耗部品なので、点火回数が多いほど摩耗が早まります
  • 適切な温度設定
    • 必要以上の高温設定を避ける(熱交換器への負担を軽減)
    • 季節に合わせた温度設定に調整する(夏42℃、冬45℃程度が目安)
  • 給湯と追い焚きの同時使用を避ける
    • 能力以上の負荷をかけるとガスバーナーやポンプへの負担が大きくなります

定期的なメンテナンスの実施

  • 循環フィルターの清掃
    • 月1回程度を目安に清掃する
    • 入浴剤使用時はより頻繁に清掃する
  • 水抜き栓(ストレーナー)の清掃
    • 半年に1回程度清掃する
    • 水圧が低下したと感じたらすぐに確認する
  • 配管の清掃
    • 追いだき配管は湯垢が溜まりやすいため、定期的に洗浄する
    • 市販の風呂釜洗浄剤を使用するか、配管洗浄機能がある場合はそれを活用する

季節に応じた対策

  • 凍結対策(冬季)
    • 凍結予防機能を活用する(電源は切らない)
    • 特に寒い地域や外気温が-15℃以下になる場合は水抜き操作を行う
    • 露出配管には保温材を巻く
  • 湿気対策(梅雨・夏季)
    • 屋外設置型の場合、本体周辺の湿気を逃がすため、定期的に換気する
    • カバーや配管接続部の錆び・腐食を確認する

長期不在時の対応

  • 3日以上使用しない場合
    • 配管内の水を抜く(水抜き栓操作)
    • ただし凍結の心配がない季節や地域では電源のみ切る対応でも可
  • 1週間以上の長期不在
    • 電源プラグを抜く
    • 給水元栓を閉める
    • ガス栓を閉める
    • 水抜き操作を行う

これらの対策を実施することで、給湯器の故障リスクを低減し、通常の寿命(8~10年)よりも長く使用できる可能性が高まります。特に水回りのメンテナンスと凍結対策は重要です。適切なケアで給湯器との長いお付き合いを実現しましょう。

入浴剤は使用できますか?

入浴剤の使用については基本的に問題ありませんが、一部注意点もあります。タイプ別の特徴を理解し、適切な使用方法を心がけましょう。

入浴剤の使用可否と注意点

  1. 基本的な使用可否
    • 一般的な家庭用給湯器では、市販の入浴剤の多くは問題なく使用できます
    • ただし、製品によっては使用に制限があるため、給湯器の取扱説明書を確認することをお勧めします
  2. 入浴剤のタイプ別注意点
    • 溶けるタイプ(粉末・錠剤・液体)
      → 比較的安全ですが、過剰な使用は避ける
      → 特に炭酸系は追いだき配管内での発泡に注意
    • 溶けないタイプ(バスソルト・ハーブ・木の実など)
      → 循環フィルターに詰まりやすいため、使用後の掃除が必要
      → 粒の大きいものは使用前に砕くか、不織布の袋に入れて使用
    • オイル系(バスオイル・アロマオイルなど)
      → 追いだき配管や熱交換器に油膜が付着し、詰まりの原因になりやすい
      → 使用頻度を控えめにし、使用後の配管洗浄を心がける
    • 微細粒子タイプ(バスパウダー・ミルクなど)
      → 粒子が細かく循環フィルターを通過して配管内に蓄積する恐れあり
      → 追いだき後の配管洗浄がより重要
  3. 追いだき機能付き給湯器での使用方法
    • 使用後は浴槽のお湯を抜く前に、きれいな水で循環フィルターをすすぐ
    • 週1回程度、追いだき配管の洗浄を行う(洗浄機能または市販の洗浄剤)
    • 循環フィルターは月1回以上清掃する(入浴剤使用頻度が高い場合はより頻繁に)
  4. 使用を避けた方が良い状況
    • 製造から10年以上経過した古い給湯器
    • 循環フィルターの目が粗い、または劣化している場合
    • メーカーが特定の入浴剤使用を禁止している場合
    • すでに追いだきの性能が低下している場合

入浴剤を使用することで快適なバスタイムを楽しむことができますが、給湯器の寿命と性能を維持するためには、適切なお手入れが欠かせません。特に追いだき機能付きの給湯器では、使用後のケアを怠らないことが重要です。

リモコンのスイッチは切った方が良いのですか?

リモコンのスイッチを切るべきかどうかは、使用状況や設置環境によって異なります。メリット・デメリットを理解して、ご家庭の状況に合わせた判断をしましょう。

スイッチを切るメリット

  1. ガス消費量の削減
    • お湯を使用しない時間帯(外出中や就寝中など)にスイッチを切ることで、待機中のガス消費を抑えられます
    • 特に夏場など、お湯の使用頻度が低い季節に効果的です
  2. 誤操作防止
    • 小さなお子様がいる家庭では、誤ってお湯の温度設定を変えてしまうリスクを防げます
    • リモコン操作による意図しない給湯器の作動を防止できます
  3. 機器の負担軽減
    • 短時間の外出や就寝時にスイッチを切ることで、機器の不要な稼働を減らし、部品の摩耗を軽減できます

スイッチを入れたままにするメリット

  1. 凍結予防
    • 寒冷地や冬季は、凍結予防機能を働かせるために電源を入れたままにする必要があります
    • 凍結予防運転は自動的に行われ、配管の凍結による破損を防ぎます
  2. すぐにお湯が使える便利さ
    • スイッチを入れたままにしておくと、すぐにお湯が使えて便利です
    • 特に朝の忙しい時間帯などは時間短縮になります
  3. 頻繁なオン・オフの回避
    • 頻繁に電源のオン・オフを繰り返すと、点火装置など電気系統の負担になることがあります
    • 日中頻繁にお湯を使う家庭では、入れたままの方が良い場合もあります

状況別の推奨設定

  • 冬季の寒冷地|凍結予防のため、基本的に入れたままにする
  • 夏季|お湯の使用頻度が低い場合は、使わない時間帯はこまめに切る
  • 長期不在(3日以上)|電源を切り、必要に応じて水抜き操作を行う
  • 1日の中での判断|半日以上お湯を使わない時間帯がある場合は切ることを検討

節電効果については、リモコンの電力消費量は微々たるもの(年間で数百円程度)ですが、ガス消費の観点では一定の節約効果があります。ご家庭の生活パターンや季節に合わせて、柔軟に対応することをお勧めします。

給湯器の交換費用の相場はいくらですか?

給湯器の交換費用は、選択する機種のタイプや工事の難易度によって大きく変動します。予算計画の参考になる相場情報をご紹介します。

給湯器本体のタイプ別価格相場(工事費込み)

タイプ16号20号24号
給湯専用(シンプルタイプ)5~11万円6~12万円6~15万円
給湯器+追い焚き(オート)10~18万円11~18万円11~22万円
給湯器+追い焚き(フルオート)12~20万円13~20万円13~25万円
エコジョーズ(高効率タイプ)15~22万円16~24万円18~30万円

追加で発生する可能性のある費用

  1. 配管工事:
    • 設置場所の変更: +1~5万円
    • 配管の引き直し: +1~3万円
    • 既存配管の老朽化による交換: +1~3万円
  2. その他の工事:
    • ガス栓の交換: +0.5~1万円
    • 断熱工事: +0.5~1万円
    • 凍結防止対策: +0.5~1.5万円
    • 給湯器カバーの設置: +0.5~2万円
  3. 撤去・処分費用:
    • 旧給湯器の撤去・処分: 0~1万円(工事費に含まれていることも多い)

費用を左右する主な要因

  • 給湯器の号数|大きいほど高価になります
  • 機能の充実度|追い焚きやフルオート機能、リモコンの高機能化など
  • エコ性能|エコジョーズなど高効率タイプは初期費用が高くなります
  • ブランド・メーカー|国内大手メーカーと海外メーカーで価格差があります
  • 設置環境の難易度|狭い場所や高所作業が必要な場合は増額されることがあります
  • 地域差|都市部と地方では工事費に差があることがあります
  • 時期|繁忙期(冬季)と閑散期(夏季)で価格が変動することもあります

お得に交換するためのポイント

  1. 複数の業者から見積もりを取る:
    • 同じ条件で3社以上から見積もりを取ると相場が把握できます
  2. 補助金・助成金の活用:
    • 高効率給湯器への交換時に自治体から補助金が出る場合があります
    • エコジョーズは2~5万円程度の補助対象になることがあります
  3. 不要な機能はカット:
    • 実際の生活スタイルに合わせて必要な機能だけを選びましょう
  4. 閑散期に交換:
    • 夏季など給湯器の需要が少ない時期は比較的安く交換できることがあります

給湯器は約10年使用するものですので、初期コストだけでなく、ランニングコストや耐久性も含めて総合的に判断することをお勧めします。特にガス代の節約効果があるエコジョーズのような高効率タイプは、初期費用は高くても長期的には経済的なケースが多いです。

給湯器の修理部品の保有期間はどのくらいですか?

給湯器の修理部品の保有期間は、製品のタイプやメーカーによって異なります。部品がなくなると修理ができなくなるため、この情報は給湯器の修理か交換かを判断する重要なポイントになります。

製品タイプ別の部品保有期間

  1. BL認定品(優良住宅部品)
    • 製造打ち切り後、10年間
    • 第三者機関による品質認証を受けた製品で、長期使用を前提としています
  2. 一般製品(非BL認定品)
    • 製造打ち切り後、6~7年間
    • メーカーや製品ラインによって異なる場合があります

メーカー保証期間(参考)

  • BL認定品|2年間
  • 非BL認定品|1年間
  • 一部の高級機種|3年間(メーカー独自の延長保証)

部品保有期間を過ぎた場合の対応策

  1. 代替部品での対応:
    • 一部の汎用部品については、純正品ではなく代替品で対応できる場合があります
    • ただし、機能や安全性に関わる部品は代替が難しいことが多いです
  2. 再生部品の活用:
    • 一部の修理業者では、回収した給湯器から再生部品を取り出して使用することがあります
    • 信頼できる業者を選ぶことが重要です
  3. 給湯器の交換検討:
    • 製造から10年以上経過している場合、次の故障で部品が入手できなくなるリスクが高まります
    • 修理費用と新品への交換費用を比較検討することをお勧めします

修理か交換かの判断ポイント

使用年数状態推奨対応
5年未満軽微な故障修理(部品の入手が容易)
5~8年中程度の故障修理費用と交換費用を比較して判断
8~10年重大な故障交換を検討(経済的判断)
10年以上どんな故障でも基本的に交換を推奨

特に10年以上使用している給湯器の場合、修理部品の入手が困難になることや、修理しても別の箇所が故障するリスクが高まることから、多くの専門家は交換をお勧めしています。また、修理費用が本体価格の50%を超える場合は、経済的観点から交換を検討することが一般的です。

新しい給湯器は省エネ性能が向上しているため、ランニングコストの削減効果も交換を検討する際の判断材料になります。

まとめ|給湯器トラブルも怖くない!今日から始める安心メンテナンス

いかがでしたか?給湯器は私たちの日常に欠かせない存在ですが、突然のトラブルに直面すると焦ってしまうものです。「お湯が出ない」「変な音がする」「エラーコードが表示された」など、急なアクシデントは誰にでも起こりえます。

この記事でご紹介した対処法やメンテナンス方法を知っておくだけで、いざというときの不安を大きく減らすことができます。給湯器は正しく使い、定期的にケアすることで10年以上快適に使い続けることができる耐久性を持っています。

ぜひ今日から、できる範囲でのメンテナンスを始めてみてください。そして、お使いの給湯器の取扱説明書を改めて確認し、型番やメーカーの問い合わせ先をスマートフォンなどにメモしておくと、トラブル時にさらに安心です。

快適なお湯のある生活を、長く安心して続けていただければ幸いです。

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