給湯器のエコ機能使うと実際いくら安くなる?|月の電気代比較

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お客様
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エコキュートで本当に安くなる?安くならなかった人もいるみたいだし…。

お湯の救急車
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月1,700円~4,500円で年間3.6万円~6万円削減できます。ただし昼間の使い方を間違えると効果が半減するので、正しい使い方を知ることが重要です。

給湯器のエコ機能を使えば電気代が安くなると聞いても、実際にいくら削減できるのか分からず導入を迷っていませんか。

結論から言えば、エコキュート(ヒートポンプ式給湯器)を導入すると、月の電気代は地域によって1,700円~4,500円程度となり、従来の電気温水器と比較して年間36,000円~60,000円の削減が期待できます。ただし使い方を間違えると、削減効果が半減してしまうケースもあります。

この記事では、エコ機能付き給湯器の月の電気代を地域別・従来型給湯器別に比較し、削減効果を最大化するポイントを具体的に解説します。

この記事の監修者
私がお答えます!
太田 雄冴
お湯の救急車 代表
  • 作業歴8年
  • 対応実績年間3,000件以上
  • 保有資格:第二種電気工事士/ガス消費機器設置工事監督者/ガス可とう管接続工事監督者/ガス機器設置スペシャリスト
  • 即日対応保証 30分以内返信/3時間以内現地到着

豊富な経験をもとに、お客様のご要望に寄り添い、最適なプランをご提案します。価格面でも、お客様のニーズに合わせた柔軟なご相談が可能です。確かな実績ときめ細やかな対応で、お客様に安心と満足をお届けできるよう心がけております。

【地域別】エコキュートの月の電気代は1,700円~4,500円

メーカーによると、エコキュートの月の電気代は住んでいる地域によって大きく異なります。

地域月額電気代の目安年間電気代の目安特徴・補足
関西・九州約1,700円約20,400円電気代が安く、外気温も比較的高いため最も低コスト
中部約2,100円約25,200円全国平均よりやや安め
関東約3,100円約37,200円季節差が大きく、冬は電気代が上がりやすい
北海道約4,500円約54,000円外気温が低く、全国で最も高コスト

この地域差が生まれる理由は2つあります。1つは地域ごとの電気料金の違い、もう1つは外気温の影響です。エコキュートは空気中の熱を利用して効率よくお湯を沸かす仕組みのため、外気温が10℃を下回ると効率が低下し、電力消費が増えます。

さらに季節による変動も見逃せません。関東エリアでは夏場(7月)が約1,600円に対し、冬場(1月)は約4,500円と約3倍になります。北海道の冬場は約7,500円にもなるため、年間の平均値で判断することが重要です。

従来型給湯器と比較すると年間36,000円~60,000円の削減

電気温水器からエコキュートへ交換した場合

従来の電気温水器を使っている場合、メーカーによると月額約8,300円の電気代がかかっています。これをエコキュートに交換すると月額2,000円~3,000円程度になるため、月に約5,000円、年間で約60,000円の削減が見込めます。

初期費用は一般的に40万円~80万円かかりますが、国の補助金制度を活用すれば最大21万円の支援を受けられます。そのため実質的な費用回収期間は4~7年となります。

ガス給湯器からエコキュートへ交換した場合

都市ガス給湯器を使用している家庭では、年間約73,000円の光熱費がかかっているのに対し、エコキュートでは年間約24,000円です。年間約49,000円の削減となり、さらにガスの基本料金(月1,000円~1,500円程度)も不要になるため、トータルの削減効果は大きくなります。

給湯器タイプ月額電気代年間コスト年間削減額
電気温水器約8,300円約100,000円
ガス給湯器(都市ガス)約73,000円
エコキュート約2,000~3,000円約24,000~36,000円約36,000~60,000円

エコ機能で電気代を最大限安くする3つの使い方

①夜間電力プランへの切り替えは必須条件

エコ機能の効果を引き出すには、夜間電力が割安になるプランへの契約変更が絶対条件です。エコキュートは深夜の安い時間帯(22:00~8:00など)にお湯をまとめて沸かす仕組みのため、通常のプランでは削減効果がほとんど得られません。

メーカーによると、夜間電力は日中の約22~32%割安に設定されており、この価格差を活用することで月の電気代を大幅に抑えられます。

②学習機能を2週間使い続ける

パナソニック、ダイキン、三菱電機などのメーカーは、過去2週間の使用量を学習して自動で沸き上げ量を調整する機能を搭載しています。この機能により、無駄な沸き上げを防ぎながらお湯切れも回避できます。

ただし学習精度が上がるまでには約2週間かかるため、導入直後から劇的な削減効果は期待できません。継続的に使い続けることが重要です。

③温度設定は50℃がベスト(低温設定は逆効果)

「温度を低くすれば電気代が安くなる」と考えて40℃などに設定するのは逆効果です。ぬるく感じて追い焚きや足し湯が増え、かえって電気代が上昇してしまいます。

メーカーによると50℃設定が最も効率的で、使用時に水で混ぜて適温にする方がエネルギー効率が高くなります。配管内での熱の逃げも少なく、衛生面でも菌の増殖を抑えられます。

要注意!月の電気代が逆に高くなる使い方

昼間の沸き増しで削減効果が半減する

最も注意すべきは昼間にお湯を追加で沸かすことです。夜間電力プランでは、昼間の電気代が夜間の1.2~3.2倍に設定されています。お湯が足りなくなって昼間に沸き増しが発生すると、期待していた月3,000円の削減が0円~1,000円程度に激減するケースもあります。

昼間の沸き増しが起きやすい使い方
  • 短時間に家族4人以上が連続でシャワーを使う
  • 朝と夕方に集中して大量のお湯を使う
  • 来客時に通常の50%以上お湯を使う

これらに該当する場合は、タンク容量を大きめにするか、使う時間帯を分散させる工夫が必要です。

テレワークや在宅時間が長い家庭は削減効果が落ちる

テレワークで週3日以上在宅する家庭や、日中8時間以上在宅する高齢者世帯では、削減効果が期待値の50~75%に低下します。不規則な時間にお湯を使うことで学習機能が追いつかず、昼間の沸き増しが増えるためです。

こうした家庭では、導入前に1ヶ月間の使用パターンを確認し、自分の生活スタイルに適しているか慎重に判断しましょう。場合によってはガス給湯器の方が経済的なケースもあります。

まとめ:給湯器のエコ機能で月の電気代は確実に削減できる

給湯器のエコ機能を適切に使えば、月の電気代は1,700円~4,500円程度に抑えられ、従来型給湯器と比較して年間36,000円~60,000円の削減が実現できます。

ただし削減効果を最大化するには、夜間電力プランへの切り替え、昼間の沸き増しを避ける、温度設定を50℃にするという3つのポイントを守ることが不可欠です。特に在宅時間が長い家庭では、期待値の半分程度に効果が下がる可能性もあるため、自分の生活パターンに合っているかを事前に確認することが大切です。

給湯器の交換を検討する際は、月の電気代だけでなく、地域や季節による変動、補助金制度も含めて総合的に判断することをおすすめします。

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