エコキュートは薄型と角型のどっちがよいか迷ったら、奥行きだけで決めないことが大切です。角型を置くと通路が狭くなるなら薄型、必要な離隔と作業空間まで確保できるなら角型も候補にできます。
最初に、候補型番の仕様書で高さ・幅・奥行きと前面方向を確認します。そのうえで設置場所、玄関や門扉からの搬入経路、最狭部、曲がり角を実測し、数値と写真を見積もり先へ渡してください。
自分でできるのは採寸と外観撮影までです。満水時に400kgを超える機種もあるため、貯湯ユニットを動かしたり、カバーを開けたりして確認してはいけません。離隔や固定方法を図面だけで判断しにくい時は、施工業者の現地確認が必要です。
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薄型と角型の外形寸法の違い|奥行きだけで決めない
薄型は一方向を短くした代わりに、もう一方向が長くなる形状です。「薄い=設置面積が必ず小さい」ではありません。代表的な現行370L機種を例にすると、寸法の違いが分かります。
| メーカー例 | 形状 | 高さ×幅×奥行き | 確認点 |
|---|---|---|---|
| Panasonic HE-H37LQ | 薄型 | 1843×1078×440mm | 幅が長く奥行きが短い |
| Panasonic HE-S37LQ | 角型 | 1810×600×680mm | 正面幅が短く奥行きが増す |
| 三菱 SRT-ST377UZ | 薄型 | 1900×430×1120mm | 前面方向を寸法図で確認 |
| 三菱 SRT-ST377 | 角型 | 1820×630×760mm | 同じ370Lでも寸法が異なる |
同じ「薄型」でも、メーカーによって幅と奥行きの表記方向が異なる例があります。商品名だけで判断せず、点検口が向く面、配管口、アンカーボルト位置まで寸法図で確認しましょう。
- 外形寸法に配管カバーや脚部化粧カバーが含まれるかは、仕様書の注記まで確認します。
- 容量の候補は形状だけで決めず、希望容量がその型番系列にあるかを商品一覧で照合します。
設置場所の幅・奥行き・高さ・離隔を図面と実測値で合わせる
設置場所は、本体が収まる四角形だけを測っても足りません。候補型番の寸法に、壁との離隔、配管、点検時に人が立つ空間を加えて照合します。
- 仕様書と寸法図で高さ・幅・奥行き、前面、配管口を確認する
- 地面から軒下までの高さと、壁・塀・境界までの距離を測る
- 配管や雨どい、窓、室外機など張り出す物まで写真に残す
- 据付説明書の離隔とサービススペースを施工業者に確認する
離隔は「薄型なら一律何cm」という共通値ではありません。たとえばPanasonicは対応する薄型モデルについて、隣接する障害物との距離が約60cmの設置例を示しつつ、作業スペースと通路は工事説明書で確認するよう案内しています。
給湯器交換、補助金の対象かもしれません
機種を入力すると、使える補助金の目安を確認できます。
搬入経路の扉・曲がり角を候補型番に合わせる
設置場所に置けても、そこまで運べなければ候補にはできません。門扉から設置場所までを一本の経路として測ると、現地での持ち戻りや追加作業を避けやすくなります。
- 門扉・勝手口・通路の最狭部
- 曲がり角の内側と外側、回転できる空間
- ひさし、配管、メーター、室外機などの張り出し
- 段差、階段、砂利など運搬しにくい床面

薄型は短い辺を通路へ向けられる場合がありますが、長い辺が曲がり角を通過できるとは限りません。写真はメジャーを当てた状態で撮り、最狭部の数字が読めるようにすると見積もり先へ伝わりやすくなります。
- 既設の貯湯ユニットを自分で動かして、背面や配管を確認しないでください。
- 本体寸法と同じ通路幅だけで「搬入できる」と判断せず、作業余裕と曲がり角を施工業者に確認してください。
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点検・将来交換に残す空間まで含めて比べる
設置直後に収まることと、長く保守できることは別です。サービス扉を開ける前面と、部品や本体を搬出できる通路を残せる案を選びます。
- 前面カバーや逃し弁を点検できる
- 排水口と止水栓へ手が届く
- 将来の搬出時も門扉や設備を外さず通せる
日常の通路をふさぐ角型は、設置できても生活動線に合わないことがあります。一方、薄型で長い面が壁際に入り込み、点検側へ回れない配置も避けるべきです。図面上の余白を、実際に人が動ける空間として確認してください。
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形状で選べる容量帯が異なる場合は型番単位の事実だけを示す
薄型と角型では、同じメーカーでも用意される容量や仕様の組み合わせが異なる場合があります。ただし、ここで家族人数から容量を決め直す必要はありません。
先に決めた希望容量を条件にして、薄型・角型それぞれの現行型番があるかを商品一覧で確認します。候補がなければ別容量へ自己判断で変えず、使用条件を伝えて提案を受けてください。
候補型番の外形寸法表と現地写真を見積もりへ渡す
最後は薄型案と角型案を同じ条件で見積もります。型番、寸法図、設置場所、搬入経路を一組で渡すと、形状変更に伴う部材や作業の違いを比較しやすくなります。
- 既設機と候補機のシステム型番・貯湯ユニット型番
- 設置場所を正面・側面・引きで撮った写真と実測値
- 門扉から設置場所までの写真、最狭部、曲がり角の寸法
- 希望容量と、離隔・点検前面を記した配置案
見積書では金額だけでなく、形状によって変わる作業がどこに含まれるかを確認します。価格は機種、既設設備、搬入条件、基礎や配管の状態で変わるため、内訳をそろえて比べましょう。
| 見積確認 | 薄型案 | 角型案 | そろえる条件 |
|---|---|---|---|
| 本体・部材 | 候補型番と付属品 | 候補型番と付属品 | 仕様・容量を同条件にする |
| 搬入・据付 | 長辺の取り回し | 奥行きの通過可否 | 経路と作業余裕を確認 |
| 固定・配管 | 脚位置と配管変更 | 脚位置と配管変更 | 基礎・固定方法を明記 |
| 撤去・保証 | 処分費と保証範囲 | 処分費と保証範囲 | 総額と対象期間を明記 |
設置可否は記事だけでは確定できません。候補を一つに絞り込む前に、必要離隔と点検空間を含む配置図を依頼し、薄型と角型のどちらが現地条件に無理なく合うかを確認してください。
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