
エラーも出てないのにお湯がぬるい…壊れてるのかな?

実は8割が故障じゃないんです。設定を少し変えるだけで解決することも多いですよ。
給湯器のリモコンにエラー表示が出ていないのに、お湯がぬるくて困っていませんか。実はエラーが出ないままお湯の温度が低くなるケースは珍しくありません。故障なのか、それとも設定や使い方の問題なのか、自分では判断しにくいものです。
この記事では、エラー表示なしでお湯がぬるくなる原因と、故障しているかどうかを見極める具体的な方法を解説します。まずご自身で試せる対処法から、専門業者に依頼すべき危険なサインまで、わかりやすくご紹介します。
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エラーが出ないのにお湯がぬるい原因は設定ミスが8割

給湯器のエラー表示がないのにお湯がぬるい場合、実は8割以上が故障ではなく設定や使用環境の問題です。
最も多いのが給湯器の設定温度が低すぎるケースです。特にサーモスタット混合水栓を使っている場合、給湯器本体の設定温度より実際に出るお湯の温度は10度程度低くなります。つまり給湯器を40度に設定していると、蛇口から出るお湯は30度程度にしかなりません。
次に多いのが複数箇所での同時使用です。キッチンと浴室で同時にお湯を使うと、給湯能力が分散されて温度が下がります。これは給湯器の号数(能力)が使用量に対して不足している場合に特に顕著です。
また冬場は水道水の温度が夏場より10度以上低くなるため、同じ設定でも温度が上がりにくくなります。さらに循環フィルターや給水フィルター(ストレーナー)が詰まると水圧が低下し、お湯がぬるく感じられます。
故障か設定ミスか?3ステップで見極める方法
エラーが出ないお湯のぬるさが故障によるものかどうか、以下の3つの手順で判断できます。
ステップ1:給湯器の設定温度を確認
リモコンで設定温度を確認しましょう。混合水栓を使用している場合、50~60度の設定が適正です。40度以下の設定では、実際に出るお湯が30度前後になってしまいます。
ステップ2:どこがぬるいのか範囲を特定
全ての蛇口でお湯がぬるいのか、特定の場所だけなのかを確認します。
- 全箇所でぬるい → 給湯器本体の問題の可能性
- 特定箇所のみ → その場所の混合水栓の故障が疑われる
1箇所だけ使う時と、複数箇所で同時使用する時の温度も比べてみてください。同時使用でのみぬるくなる場合は、給湯器の能力不足です。
ステップ3:異常サインがないか確認
- 「キュルキュル」という異音や異常燃焼音
- 白煙や異臭
- 給湯器本体の変色や損傷
これらがある場合は故障の可能性が高く、早急な対応が必要です。
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まず試すべき対処法は設定変更とフィルター清掃
エラーが出ないお湯のぬるさに対して、ご自身で試せる対処法があります。
対処法1:設定温度を50~60度に上げる
最も効果的なのが設定温度の変更です。特に混合水栓を使用している場合、この温度設定が推奨されています。リモコンで簡単に変更できます。
対処法2:同時使用をやめて1箇所ずつ使う
キッチンと浴室で同時に使わず、時間をずらして使用しましょう。これだけで改善する場合も多くあります。
対処法3:フィルターを清掃する
2つのフィルターを確認します。
- 浴槽の循環アダプター部分のフィルター
- 給湯器本体の水抜き栓部分のフィルター(ストレーナー)
これらに汚れが溜まっていると水圧が低下します(https://www.noritz.co.jp/aftersupport/maintenance/waterheater.html)。取扱説明書を見ながら自分で清掃できます。シャワーヘッドや蛇口のフィルターも同様に確認しましょう。
設定変更とフィルター清掃で改善しない場合は、次に説明する危険なサインがないか確認してください。
すぐに業者を呼ぶべき3つの危険サイン
以下の症状が1つでもある場合は、すぐに使用を中止して専門業者に連絡してください。
危険サイン1:異音・異臭・煙が発生している
不完全燃焼の可能性があり、一酸化炭素中毒のリスクがあります。命に関わる危険があるため、即座の対応が必要です。
危険サイン2:使用年数が10年を超えている
日本ガス石油機器工業会や主要メーカー(リンナイ、ノーリツ等)は、給湯器の設計標準使用期間を10年としています。
経済産業省が2009年4月に開始した長期使用製品安全点検制度でも、10年経過時点での点検が推奨されています。10年を超えた給湯器は内部部品の劣化が進んでいる可能性が高く、突然の故障リスクが増します。
危険サイン3:エラーコードが繰り返し表示される
エラー表示が出ては消えてを繰り返す、またはリセットしても同じエラーが出る場合は、温度センサーなどの内部部品の故障が考えられます。
まとめ:エラーなしでぬるい時は設定確認が最優先
給湯器のエラーが出ないのにお湯がぬるい場合、まず給湯器の設定温度が50~60度になっているか確認しましょう。複数箇所での同時使用を避け、循環フィルターや給水フィルターの清掃を行えば、多くのケースで改善します。
ただし異音・異臭・煙が発生している場合、使用年数が10年を超えている場合、エラーコードが繰り返し出る場合は、故障の可能性が高いため専門業者への依頼が必要です。自分でできる対処を試しても改善しない時は、早めに点検を依頼することで、より大きなトラブルを防げます。
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