
メーカー保証があるから10年くらいは大丈夫でしょ?

それが違うんです。メーカー保証は最長2年、でも平均寿命は13年以上なんですよ。
給湯器を購入するとき、「保証は何年ついているのか」「延長保証に入ったほうがいいのか」と迷う方は多いでしょう。
実は給湯器の保証期間は製品の種類によって1年だったり2年だったりと異なり、メーカー保証だけでは故障リスクの高い時期をカバーできません。
この記事では、給湯器の保証期間の基本とメーカー保証・延長保証の違い、そして本当に延長保証が必要なのかを分かりやすく解説します。

24時間 365日 対応
\ 小さな不安もお気軽に /
メーカー保証は1年か2年、認定マークで決まる
給湯器のメーカー保証期間は、製品に「BLマーク」がついているかどうかで変わります。
BLマークとは、ベターリビングという第三者機関が品質や安全性を認めた証です。このマークがない一般的な製品の保証期間は1年間です。一方、BLマークがついた認定品は保証期間が2年間に延びます。認定品のほうが品質管理やアフターサービスの基準が厳しいため、保証も長く設定されているのです。
また、リンナイやノーリツといった大手メーカーでは、購入後にインターネットや郵送で所有者登録をすると、保証期間を無料で3年から5年に延ばしてくれる制度があります。購入したら登録を忘れずに行いましょう。


国の補助金
いよいよ一桁台 突入!!
2025年12月9日 現在
給湯器の補助金は『まもなく』終了!
延長保証とは?メーカー保証が切れた後を守るサービス
延長保証とは、メーカー保証の期間が終わった後の修理費用をカバーする有料のサービスです。5年、7年、10年といったプランから選べ、加入時に数千円から3万円程度を支払います。
メーカー保証と延長保証の大きな違いは、対象となる期間とお金がかかるかどうかです。メーカー保証は購入時に自動的についてくる無料のもので、買ってから1〜2年間の故障を無料で直してくれます。対して延長保証は自分でお金を払って加入するもので、メーカー保証が終わった後から選んだ年数まで故障に対応してくれます。
延長保証には2つの種類があります。
1つ目はメーカーが直接提供する延長保証です。ノーリツやリンナイなど製造元のサービススタッフが修理するため、技術力が確実で修理費用の上限も高めです。
2つ目は給湯器を取り付けた業者やガス会社が提供する延長保証です。多くは保険会社と提携したサービスで、メーカー系より価格や内容に柔軟性がある場合もあります。ただし加入前に、修理費用の上限金額や対応できない条件(免責事項といいます)をしっかり確認しておく必要があります。
| メーカー保証 | 延長保証 | |
|---|---|---|
| 費用 | 無料 | 有料(数千円〜3万円程度) |
| 期間 | 1〜2年間 | 5年、7年、10年など選択可能 |
| 対応範囲 | 初期の不良や製造ミス | メーカー保証終了後の故障全般 |
| 提供元 | メーカー | メーカー・取付業者・ガス会社など |
最短 30分以内 に
\ 専門スタッフがご案内 /
給湯器の寿命は10年超、でもメーカー保証は2年まで
給湯器がどのくらい使えるのかを考えるとき、知っておきたいのが「設計標準使用期間」です。これは法律で決められた目安で、メーカーは給湯器を安全に使える期間として10年を表示しています。ただしこれは「10年間は絶対に壊れない」という意味ではありません。10年を過ぎると部品の劣化で事故のリスクが高まるため、点検や交換を考えてくださいという安全上の目安なのです。
実際のデータでは、給湯器の平均使用年数は約13.5年とされています。多くの家庭で10年以上使っているのが現実です。しかし故障が増え始めるのは使用から7〜8年目頃からです。部品の摩耗が進み、修理が必要になるケースが目立ち始めます。
ここで困るのが、メーカー保証と故障時期のずれです。メーカー保証は長くても2年で終わりますが、故障しやすくなるのは7年目以降です。つまり保証が切れてから、故障リスクの高い期間が5年以上も続いてしまうのです。
もう1つ注意したいのが「部品保有期間」です。メーカーは製造を終えてから10年間は修理用の部品を保管していますが、それを過ぎると部品がなくなります。延長保証に入っていても、部品がなければ修理できず、本体ごと交換になることもあります。特に安売りされている型落ち品を買った場合、製造終了から既に数年経っている可能性があるため、長く使いたいなら最新モデルを選ぶほうが安心です。
修理代は1回2〜4万円、延長保証は必要なのか?
保証期間を過ぎてから故障すると、修理費用はすべて自己負担です。給湯器の修理にかかる費用を見てみると、電子基板という重要な部品の交換で約2〜4万円、お湯を作る熱交換器などで1.5〜6万円が相場です。小さなセンサーの交換でも1〜2万円はかかります。
延長保証の加入料が1〜3万円程度であることを考えると、たった1回の大きな故障で元が取れてしまう計算になります。特に故障が増える7年目以降のことを考えれば、10年程度の延長保証に入っておくのは損をしにくい選択といえます。
延長保証を選ぶときに確認したいのは、まず保証期間です。給湯器は7〜8年目から壊れやすくなるため、最低でも7年以上、できれば10年をカバーするプランが理想的です。
次に確認したいのが、誰が提供する保証なのかです。メーカーが提供する延長保証は技術力と対応の確実性が魅力ですが、取付業者やガス会社の延長保証は価格や条件に柔軟性がある場合もあります。業者系の保証を選ぶなら、保険会社と提携しているか、修理費用に上限がないか、業者が廃業した場合はどうなるかを事前に確認しましょう。
最後に、いつ製造された製品かも大切です。安く買える型落ち品は魅力的ですが、製造終了から既に何年も経っていると、部品がなくなる時期が早く来てしまいます。長く安心して使いたいなら、なるべく新しいモデルを選んだほうが賢明です。

国の補助金
いよいよ一桁台 突入!!
2025年12月9日 現在
給湯器の補助金は『まもなく』終了!
まとめ:保証の違いを知り、長く安心して使う
給湯器のメーカー保証は1〜2年と短く、故障が増える7年目以降はカバーされません。一方で実際には13年以上使う家庭が多く、この期間のギャップが修理費用の負担リスクになります。このギャップを埋めるのが延長保証です。
延長保証への加入は義務ではありませんが、1回の修理費用で加入料の元が取れる可能性が高く、長期的な出費のリスクを減らす手段として有効です。メーカー保証と延長保証の違いをしっかり理解し、ご家庭の予算や何年使う予定かを考えて、納得できる保証プランを選びましょう。
累計100万戸の実績
\ 安心の10年保証 /


