給湯器リモコンのバックライトが消える|画面が暗い時の直し方

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リモコンが暗くて見えにくい…でもお湯は出るんだよな

お湯の救急車
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それ、バックライトだけ消えてますね。実は珍しくないトラブルなんです。

給湯器のリモコンが暗くて画面が見えにくい、でもお湯は普通に出る。そんな経験はありませんか。リモコンの表示が完全に消えているわけではなく、バックライトだけが消えて画面が暗い状態は、実は多くの家庭で起こる現象です。

この記事では、給湯器リモコンのバックライトだけ消える原因を具体的に解説し、ご自身で確認できる対処法から専門業者への相談が必要なケースまで、実用的な情報をまとめています。

この記事の監修者
私がお答えます!
太田 雄冴
お湯の救急車 代表
  • 作業歴8年
  • 対応実績年間3,000件以上
  • 保有資格:第二種電気工事士/ガス消費機器設置工事監督者/ガス可とう管接続工事監督者/ガス機器設置スペシャリスト
  • 即日対応保証 30分以内返信/3時間以内現地到着

豊富な経験をもとに、お客様のご要望に寄り添い、最適なプランをご提案します。価格面でも、お客様のニーズに合わせた柔軟なご相談が可能です。確かな実績ときめ細やかな対応で、お客様に安心と満足をお届けできるよう心がけております。

なぜバックライトだけ消える?最も多いのは節電モード

給湯器リモコンのバックライトだけ消える最も一般的な原因は、節電機能による自動消灯です。省エネ性能を高めるため、多くの給湯器メーカーは標準で節電モードを搭載しています。

最後にお湯を使用してから約10~25分が経過すると、自動的にリモコンのバックライトが消灯する仕様になっています。パナソニック製エコキュートでは初期設定で1分後に消灯するケースもあります。浴室リモコンの場合、浴室から出て5分後に消える設定の機種もあります。

節電機能が作動している場合、リモコンのボタンを押すだけでバックライトが点灯します。画面は見えるけど暗いだけでお湯が正常に使えるなら、まずはボタンを押して点灯するか確認してみましょう。常時点灯させたい場合は、リモコンのメニューボタンから節電設定を「切」または「常時点灯」に変更できます。

使用年数が長いと部品の寿命でバックライトが消える

ボタンを押してもバックライトが点灯しない場合、バックライト部品そのものの寿命が原因かもしれません。給湯器リモコンのバックライトにはLEDが使用されていますが、これも永久には使えません。

LED照明の一般的な寿命は約24,000時間で、1日12時間使用すると約3年程度で輝度が80%まで低下します。照明器具全体としては8~10年が適正交換時期です。液晶パネル自体の寿命は15,000~50,000時間程度、1日12時間の使用で4~10年が目安です。

独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は、給湯器について使用期間10年を目安に点検を推奨しています。経済産業省も本格的な冬季を迎える前に給湯器の点検を推奨しています。

設置から10年以上経過している給湯器であれば、バックライトだけでなく液晶パネル全体の劣化が進んでいる可能性が高くなります。

電源や配線の問題でもバックライトだけ消えることがある

給湯器リモコンのバックライトだけ消える現象は、電源供給や配線の問題でも発生します。給湯器本体からリモコンへの電源がうまく届いていないと、画面は見えるものの暗い状態になることがあります。

最初に確認すべきは分電盤のブレーカーです。ブレーカーが落ちていないか、給湯器本体のコンセントが抜けていないかをチェックしてください。停電後やブレーカーを入れ直した後に画面が暗いままになるケースもあります。

また、リモコンと給湯器本体をつなぐ配線の断線や腐食も原因になります。年数が経つとネジが緩んだり、地震の揺れで配線内部に腐食が進んだりして、接続部分がうまく通電しなくなります。特に浴室など湿気の多い場所では配線の劣化が早まる傾向があります。

自分でできる確認方法とリセット手順

専門業者を呼ぶ前に、ご自身で試せる対処法があります。

リモコンのリセット操作を試す

以下の手順でリセットしてみましょう。

  1. 給湯器の運転を全て停止する
  2. リモコンの運転スイッチを「切」にする
  3. 1分程度そのまま待つ
  4. 運転スイッチを「入」にする

電源プラグがある場合は、プラグを抜いて30秒~1分待ってから差し直すリセット方法も有効です。ただし、雨が降っているときやガスの臭いがするときは、絶対に電源プラグの操作をしないでください

他のリモコンの状態も確認する

キッチンと浴室など複数のリモコンがある場合は、他のリモコンも同じように画面が暗いか確認してください。片方だけバックライトが消える状態なら、そのリモコン本体か、その配線に問題がある可能性が高くなります。

修理・交換が必要な場合の費用目安と判断基準

自分で対処してもバックライトが点灯しない場合は、専門業者への依頼が必要です。

液晶パネルの交換費用は約6,000円程度から、リモコン本体を丸ごと交換する場合は施工費用と本体費用を合わせて約1万円~4万円が相場です。配線の腐食や断線があれば、電気工事の資格を持った専門業者による修理が必要で、配線交換は6,000円程度からとなります。

ただし、設置から10年以上経過している給湯器の場合、リモコンを交換してもすぐに本体が故障する可能性が高いため、給湯器本体ごとの交換も検討すべきです。

各メーカーが公表しているガス給湯器の設計標準使用期間は10年です。一般社団法人日本ガス石油機器工業会も10年での点検・交換を推奨しています。設置から5年程度でリモコン不良が起きた場合は修理が得策ですが、12年以上経過して複数の不具合が出ている場合は本体交換を検討するのが賢明です。

なお、自治体から委託されたという業者による点検商法に注意が必要です。給湯器の点検を自治体が事業者に委託することはありません。国民生活センターでも注意喚起されています。契約先のガス・電力会社や給湯器のメーカー、販売会社にご自身から連絡するようにしてください。

まとめ:バックライトだけ消える現象は早めの対処を

給湯器リモコンのバックライトだけ消える現象の原因は、節電モードの作動、バックライト部品の寿命、電源・配線トラブルの3つが主なものです。

まずはボタンを押してバックライトが点灯するか、節電設定を確認してください。点灯しない場合はリセット操作を試し、それでも画面が暗いままなら専門業者への相談をおすすめします。

特に設置から10年以上経過した給湯器では、リモコン交換だけでなく本体交換も含めた検討が必要です。バックライトが消えた状態での使用は温度が確認できず火傷のリスクもあります。早めの対処で安全で快適な給湯環境を保ちましょう。

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