型落ちの給湯器って性能悪い?|最新型と比べてどれくらい違う?

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型落ちって最新型とどれくらい違うんだろう?

お湯の救急車
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2~3年落ちなら数%の差。ただし10年前だと光熱費が年間数万円変わります。

給湯器の買い替えを検討する際、「型落ち品は安いけど性能が心配」と悩んでいませんか?

実は、型落ちの給湯器と最新型の性能差は、思っているよりもずっと小さいのが実情です。ただし、何年前のモデルかによって話は大きく変わります。

この記事では、型落ち給湯器と最新型の実際の性能差について、公的機関のデータをもとにわかりやすく解説します。

この記事の監修者
私がお答えます!
太田 雄冴
お湯の救急車 代表
  • 作業歴8年
  • 対応実績年間3,000件以上
  • 保有資格:第二種電気工事士/ガス消費機器設置工事監督者/ガス可とう管接続工事監督者/ガス機器設置スペシャリスト
  • 即日対応保証 30分以内返信/3時間以内現地到着

豊富な経験をもとに、お客様のご要望に寄り添い、最適なプランをご提案します。価格面でも、お客様のニーズに合わせた柔軟なご相談が可能です。確かな実績ときめ細やかな対応で、お客様に安心と満足をお届けできるよう心がけております。

2~3年前の型落ち品なら性能はほぼ変わらない

給湯器業界の特徴として、毎年のようにモデルチェンジはあるものの、実は中身はほとんど変わらないマイナーチェンジが大半です。リンナイ株式会社の公式サイトによれば、省エネ性能の高い「エコジョーズ」という給湯器の熱効率は95%で安定しており、同じエコジョーズ同士なら製造年が違っても効率差はわずか数パーセント程度です。

つまり、2~3年程度の型落ち品であれば、細かい便利機能を除けば最新型と基本性能はほぼ同じレベル。「お湯が出ればいい」「温度調整ができればいい」という基本的な使い方なら、型落ちモデルでも何の問題もありません。価格が安い分、むしろお得と言えるでしょう。

10年前のモデルだとどれくらい性能が違う?光熱費に大きな差

一方で、10年以上前の給湯器と最新型を比べると、性能差ははっきりと現れます。

ガス給湯器は光熱費が年間数万円も変わる

経済産業省の発表資料によると、古いタイプの給湯器はエネルギー効率が80%程度だったのに対し、最新型のエコジョーズは95%以上を達成しています。この15%の差が、実際の光熱費として年間で見ると大きな違いを生みます。

具体的には、10年前の機種と比べて光熱費が30~40%も削減できるため、家族4人で毎日お風呂に入る家庭なら、年間数万円の節約になります。最初の購入費用は高くても、数年使えば元が取れる計算です。

エコキュートも電気代が年間1万円以上変わることも

電気でお湯を沸かす「エコキュート」の場合も同様です。10年前の機種は給湯保温効率(お湯を作る効率を示す数値)が3.0前後でしたが、現在の最新型は4.0~4.5以上に向上しています。この数値が0.1違うだけで電気代が年間約1,000円変わるため、1.0以上の差があれば年間10,000円以上の節約効果が期待できます。

項目10年前のモデル最新型差額(年間)
ガス給湯器の熱効率約80%約95%光熱費30~40%削減
エコキュートの効率3.0前後4.0~4.5以上電気代1万円以上削減

最新型だけが持つ便利機能|スマホ操作やAI学習

性能面での差が小さくても、最新の給湯器には型落ち品にはない便利な機能が搭載されている点が大きな違いです。

最新モデルの特徴的な機能

  • AI学習機能:家族のお湯の使い方を学習し、自動で効率的に沸かしてくれる
  • スマホ遠隔操作:外出先から帰宅前にお風呂を沸かせる
  • ピークシフト機能:電気料金が高い時間帯を避けて自動運転
  • 太陽光連携:太陽光発電の余った電気を使ってお湯を沸かせる

これらの機能は、日々の暮らしを便利にするだけでなく、電気代の節約にもつながります。ただし、「そこまでの機能は必要ない」という方にとっては、型落ち品で十分とも言えます。

型落ち給湯器を選ぶなら必ず確認すべき「部品保有期間」

型落ちの給湯器を検討する際、価格や性能以上に重要なのが「部品保有期間」です。

リンナイ株式会社では、製造を終了してから11年間は修理用の部品を保管していますが、この期間を過ぎると故障しても修理できなくなります。一般社団法人ベターリビングの認定品でも10年が基準です。

給湯器の平均寿命は10~15年程度で、特に使い始めて7~8年目以降は故障が増え始めます。平均的な修理費用は1回あたり16,000円前後。型落ち品を買う場合は、「製造から何年経っているか」を必ず確認し、あと何年部品があるのかを計算しておきましょう。

例えば、製造から5年経った型落ち品を買った場合、残りの部品保有期間は約6年。その後に故障すれば買い替えるしかありません。

まとめ|型落ち給湯器は「何年前か」で判断すべき

型落ちの給湯器の性能が悪いというのは誤解です。2~3年程度の型落ちであれば、最新型と性能差はほとんどなく、価格が安い分むしろお得と言えます。

一方、10年以上前の古いモデルとなると、省エネ性能に明確な差が出て、毎月の光熱費に影響します。経済産業省は2028年度以降、ガス給湯器の熱効率をさらに引き上げる目標を設定しており(https://www.meti.go.jp/press/2025/04/20250418002/20250418002.html)、今後も最新型の性能向上は続いていくでしょう。

型落ち品を選ぶか最新型を選ぶかは、「予算」「必要な機能」「製造年」の3つで判断するのがベストです。スマホ操作やAI機能が不要で、基本的な給湯機能があれば十分という方には、型落ち品は賢い選択肢です。ただし、部品保有期間だけは必ず確認し、長く安心して使える製品を選びましょう。

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