
リモコンにE-01って出てる…これ故障?

温度センサーの異常です。まずリセットを試して、再発するなら修理が必要ですね。
給湯器のリモコンに突然「E-01」や「E-02」といった英数字が表示されると、何が起きているのか、危険なのか、すぐに修理が必要なのか不安になるものです。
これらは給湯器の異常を知らせるエラーコードで、ほとんどの場合は温度センサーの故障を示しています。ただし、同じコードでもメーカーや機種によって意味が異なるため、正しい見方を知ることが大切です。
この記事では、エラーコードが示す内容と、あなたが取るべき具体的な対処法を分かりやすく解説します。
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エラーコードの見方|メーカーによって意味が違う
給湯器のリモコンに表示されるエラーコードは、給湯器に搭載された安全装置が異常を検知したときに表示される信号です。エラーコードの見方として最も重要なのは、メーカーや機種によってコードの意味が全く異なるという点です。
ノーリツやリンナイのガス給湯器では、一般的にE-01は給水側の温度センサー異常、E-02は給湯出口側の温度センサー異常を示します。温度センサーが故障すると、お湯の温度を正しく制御できなくなります。
一方、コロナ製のエコキュートでは、E-01は缶体サーミスタや保温ヒーターの異常、E-02は水位センサーの異常を意味し、ガス給湯器とは内容が異なります。このため、エラーコードの正しい見方は、まず給湯器本体の銘板(銘板とは:機器の側面や底部に貼られている型番や製造年が記載されたシール)でメーカー名と型番を確認することから始まります。
メーカーによると、これらのエラーコードは故障だけでなく、浴槽の栓の閉め忘れなど一時的なトラブルでも表示されることがあります。
まず試すべきリセット操作|効果があるのはこんな時
エラーコードが表示されたら、最初にリモコンの電源ボタンを一度切ってから入れ直すリセット操作を試してみましょう。または、給湯器本体の電源コンセントを一度抜いて差し直す方法もあります。
リセット操作が有効なのは、一時的な電気的ノイズや接触不良が原因の場合です。例えば、浴槽の栓が開いていた、ガスの元栓が閉まっていたなど、ユーザー側で修正できる問題であれば、リセットでエラーが消える可能性があります。
リセット後の見極めが重要
しかし、ここで注意が必要です。「リセットでエラーが消えた=直った」ではありません。最も重要なエラーコードの見方は、リセット後の経過観察です。
修理が必要なサイン
- リセット後2~3時間以内に同じエラーコードが再発する
- 1日に2回以上同じエラーが表示される
- 数日間にわたって繰り返し同じコードが出る
様子を見てもよいケース
- リセット後、数日~1週間以上エラーが出ない
- 初めて表示されたエラーで、その後再発していない
リセット操作は1回試す程度にとどめ、何度も繰り返すことは避けてください。むやみなリセットは不具合を悪化させる可能性があります。
修理が必要かどうか|この症状なら業者へ連絡
エラーコードが出た際、自分で対処できる範囲と専門業者への連絡が必要な範囲を見分けることが大切です。
まず自分で確認できること
業者に連絡する前に、以下の点を確認してみましょう。
- ガスの元栓が開いているか
- 給湯器の電源コンセントがしっかり差し込まれているか
- 分電盤(ブレーカー)が落ちていないか
- 浴槽の排水栓が閉まっているか(お風呂関連のエラーの場合)
- 給湯器周辺に水漏れや異臭がないか
これらを確認してもエラーが消えない場合は、給湯器内部の故障が考えられます。
専門業者への連絡が必要な症状
すぐに業者へ連絡すべきケース
- リセット後、短時間で同じエラーが再発する
- お湯の温度が不安定(異常に熱い、またはぬるい)
- 給湯器から異音や水漏れがある
- ガス臭や焦げ臭いにおいがする(この場合は使用を停止し、ガス会社に緊急連絡)
給湯器内部の分解や配線の修理は絶対に自分で行わないでください。感電や火災のリスクがあり、大変危険です。温度センサーの交換や制御基板の修理は、全て専門業者に任せましょう。
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誰に連絡する?修理費用はいくら?
住居形態別の連絡先
持ち家にお住まいの場合
給湯器のメーカー(ノーリツ、リンナイ、コロナなど)のサポート窓口、またはガス会社に連絡します。保証期間内(通常1~2年)であれば、メーカーへの連絡が優先です。
賃貸住宅にお住まいの場合
必ず管理会社または大家さんに最初に連絡してください。給湯器は大家さんの所有物なので、自己判断で修理業者を呼ぶと費用が自己負担になる可能性があります。
連絡する際は、給湯器本体の銘板に記載されているメーカー名と型番、表示されているエラーコード、いつから症状が出ているかを伝えるとスムーズです。
修理費用と交換の判断
メーカーや修理業者に依頼した場合の費用相場は以下の通りです。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 出張費 | 2,000~5,000円 |
| 温度センサー交換 | 10,000~30,000円 |
| 制御基板交換 | 80,000~150,000円 |
| 合計(センサー故障) | 15,000~50,000円程度 |
設置から10年以上経過している給湯器は、修理より交換を検討すべきです。メーカーの部品供給期間は約10年で終了するため、10年を超えた機器では修理に必要な部品が入手できない可能性があります。また、修理費用が給湯器交換費用の30~50%以上になる場合は、長期的には新しい給湯器への交換の方が経済的です。
エラーコードが出たら避けるべきこと
給湯器のエラーコード対応で、絶対にやってはいけないことがあります。
危険な行為
- 給湯器本体のカバーを開けたり、内部の配線に触れる
- エラーを無視して給湯器を使い続ける
- 安全装置が作動したエラーをリセットで消して無理に使用する
温度制御ができない状態での使用は、火傷のリスクがあります。また、ガス給湯器の場合、不完全燃焼による一酸化炭素中毒の危険性もあります。エラーコードが表示されている間は、給湯器の使用を控えることをお勧めします。
まとめ|エラーコードは給湯器からの大切なメッセージ
給湯器のリモコンに表示されるE-01やE-02などのエラーコードは、多くの場合、温度センサーの故障を示しています。エラーコードの正しい見方は、メーカーと型番を確認し、リセット後の経過を観察することです。
対処の基本は、まずリセット操作を試し、それでも再発する場合は専門業者へ連絡することです。設置から10年未満であれば修理、10年以上なら交換を検討というのが一般的な判断基準となります。
賃貸住宅にお住まいの方は、必ず管理会社または大家さんに報告してから対応を進めてください。エラーコードは給湯器からの重要なメッセージです。放置せず、適切なタイミングで専門家に相談することで、安全で快適な給湯環境を維持できます。
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