給湯器のブレーカーが頻繁に落ちる原因と漏電を見分けるチェック法

家でお湯を使おうとした瞬間、突然家じゅうの電気がバツンと消えてしまった。あるいは、分電盤(ブレーカーボックス)を確認すると、給湯器のスイッチだけがいつも落ちている……。
こうした給湯器に関連するブレーカートラブルは、日常生活に大きな支障をきたすだけでなく、背後に「漏電」という非常に恐ろしい危険が潜んでいる可能性があります。

ブレーカーを上げ直せば一時的にお湯が使えるからといって、根本的な原因を放置するのは禁物です。

給湯器のブレーカーが落ちてしまう主な原因と、重大な事故につながる漏電トラブルの見極め方、そして正しい対処法をお伝えします。

この記事の監修者
私がお答えます!
太田 雄冴
お湯の救急車 代表
  • 作業歴8年
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ブレーカーが落ちる原因は「使いすぎ」か「漏電」か

ご自宅のブレーカーが落ちたとき、まずは分電盤の「どのスイッチが落ちているか」を確認することが原因特定への第一歩となります。
落ちたスイッチの種類によって、起きている問題が全く異なります。

① アンペアブレーカー(一番大きなメインスイッチ)が落ちた場合

家全体で一度に使いすぎているのが原因です。給湯器に加えて、電子レンジ、ドライヤー、エアコンなどを同時にフル稼働させ、契約している電気の基本容量(アンペア数)を超えてしまったため、安全装置として電気が遮断されました。
この場合は機器の故障ではなく、同時に使う家電を減らせば解決します。

② 安全ブレーカー(各部屋や設備ごとの小さなスイッチ)が落ちた場合

特定の回路の使いすぎ、あるいはその回路に繋がっている機器のショートが原因です。もし「給湯器」と書かれた小ブレーカーが落ちているなら、給湯器本体の内部でショートなどの電気的異常が起きている可能性が高くなります。

③ 漏電ブレーカー(真ん中にあるスイッチ)が落ちた場合

家の中のどこかで電気が本来のルートから外れて漏れ出ている「漏電」を感知して落ちています。
漏電ブレーカーが落ちた状態で給湯器を使うと、感電や火災の危険がある致命的な状態です。

給湯器が漏電しているか自分で確認するチェック法

もし漏電ブレーカーが落ちて家全体が停電した場合、原因が「給湯器」にあるのか、それとも「ほかの家電」にあるのかを安全に特定する方法があります。
以下の手順に沿って、一つずつスイッチを確認してみてください。

  1. すべての安全ブレーカー(小さなスイッチ)を「切(下)」にする
  2. アンペアブレーカー(大元のスイッチ)を「入(上)」にする
  3. 漏電ブレーカー(真ん中のスイッチ)を「入(上)」にする
  4. 安全ブレーカーを、一つずつゆっくりと「入(上)」に上げていく

各部屋のスイッチを順番に入れていき、ある特定のスイッチ(例えば「給湯器」や「お風呂」のスイッチ)を上げた瞬間に、再び漏電ブレーカー全体がバツンと落ちてしまった場合。
まさにその回路に繋がっている給湯器などの機器が漏電の原因であると特定できます。

原因が給湯器だと分かったら、その「給湯器の安全ブレーカー」だけを「切(下)」にしたままにしておき、もう一度漏電ブレーカーと他の部屋のスイッチを入れてください。
こうすれば、給湯器は使えませんが、家じゅうの照明や冷蔵庫などのほかの電気は通常通り安全に使うことができます。

給湯器の漏電が起きる理由と業者の呼び方

給湯器が漏電を起こす原因として最も多いのが、「経年劣化による内部への水の浸入」と「配線の腐食」です。

屋外に設置されている給湯器は、通常であれば強い雨風に耐えられるように防水処理が施されています。
しかし設置から10年近く経過すると、ゴムパッキンや防水シールが劣化して隙間ができ、そこから大雨や台風の雨水が内部の基盤に侵入して漏電を引き起こします。
また、配管の見えない隙間から微量の水漏れが長期間続いて配線を濡らし、ショートしてしまうケースも珍しくありません。

原因が漏電であると特定できた場合、絶対に自分で給湯器のパネルを開けて直そうとしたり、濡れた手で本体を触ったりしてはいけません。
感電して大ケガをする恐れがあるため、プロの技術が不可欠です。

この場合、連絡すべきは「電力会社」ではなく「給湯器の修理・交換を専門に行う業者」です。
「ブレーカーのチェックをしたところ、給湯器のスイッチを上げた途端に漏電ブレーカーが落ちる」と状況を正確に業者へ伝えることで、業者側も漏電への備えをしてスムーズな修理対応が可能になります。

まとめ:漏電ブレーカーが落ちたら絶対に無理して使わない

給湯器のアンペアブレーカー(主電源)が落ちただけであれば電気の使いすぎですが、「漏電ブレーカー」や「給湯器の個別ブレーカー」が頻繁に落ちる場合、機器内部への浸水や配線ショートによる極めて危険な状態です。

漏電している給湯器を無理に使い続けようとして何度もブレーカーを上げ直すと、感電事故だけでなく、発熱による火災を引き起こすリスクがあります。

ご自身で手順に沿ってブレーカーを復旧させ、原因が給湯器であると特定できた場合は、迷わずその給湯器のスイッチだけを落としたままにしてください。
そして安全を確保した状態ですぐに給湯器の専門業者へ連絡し、漏電箇所の点検と修理、あるいは新しい機種への交換工事を依頼しましょう。

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