給湯器を購入する際、「万が一故障したらどうしよう」「修理費用が高額になったら困る」と不安に感じる方は少なくありません。
給湯器の標準保証は1年間と短いですが、各メーカーの延長保証制度を活用すれば最大10年間まで保証期間を延長できます。
この記事では、リンナイ・ノーリツ・パロマ・コロナの延長保証制度と保証料を比較し、どのメーカーが最もお得なのかを明らかにします。
給湯器の保証は最大何年まで延長できるのか?
給湯器のメーカー保証は標準で1年間、BL認定品は2年間が基本です。BL認定品とは、一般財団法人ベターリビングが品質・性能・アフターサービスを認定した住宅部品を指します。
しかし、メーカーが提供する有料延長保証を利用することで、保証期間を最大10年間まで延長することが可能です。延長保証では、保証期間中の修理代・技術料・出張費・部品代が基本的に無償となり、長期間にわたって安心して給湯器を使用できます。

リンナイの延長保証「ワランティV」が最もコストパフォーマンス良好
リンナイでは、まず所有者登録を行うことで無償で3年間の保証に延長されます。これは他メーカーにはない大きなメリットです。
さらに有料の「ワランティV」では、5年・7年・8年・10年の保証期間から選択できます。10年保証の場合、ふろ給湯器で16,500円、給湯器で15,950円と、他メーカーと比較して最も安価な設定となっています。申込期限はBL認定品で2年以内、非BL認定品で1年以内です。
ノーリツは保証料が高額だが充実したサポート体制
ノーリツの「安心プランS」では、5年・7年・10年の保証期間を選択できます。10年保証の保証料は、ふろ給湯器で29,040円、給湯器で27,940円と他メーカーより高額ですが、24時間365日のコンタクトセンター対応や、10年プランでは保証期間満了前の無料点検サービスが付帯します。
修理対応は資格を持つサービスマンが行うため、技術面での安心感は高いといえるでしょう。
パロマとコロナの延長保証制度はどうなのか?
パロマでは「新HOT安心システム」として5年・7年・8年・10年の延長保証を提供しています。10年保証の保証料は、ふろ給湯器で16,500円、給湯器で14,300円とリンナイと同程度の価格設定です。特にブライツシリーズは所有者登録だけで5年保証となる特典があります。
コロナはエコキュート専門メーカーとして、標準で2年間の保証を提供し、部品別には缶体で5年間の保証も付きます。延長保証システムでは5年・8年・10年の保証期間を選択でき、365日・24時間受付対応のサポートが受けられます。
メーカー別延長保証比較表
メーカー | 最大保証年数 | 10年保証料(ふろ給湯器) | 10年保証料(給湯器) | 無償延長特典 |
---|---|---|---|---|
リンナイ | 10年 | 16,500円 | 15,950円 | 所有者登録で3年延長 |
ノーリツ | 10年 | 29,040円 | 27,940円 | 満了前無料点検 |
パロマ | 10年 | 16,500円 | 14,300円 | ブライツシリーズ5年保証 |
コロナ | 10年 | 要問合せ | 要問合せ | エコキュート標準2年 |
まとめ:給湯器の延長保証は購入時の検討が必須
給湯器の保証は全メーカーで最大10年間まで延長可能です。コストパフォーマンスを重視するならリンナイ、充実したサポートを求めるならノーリツがおすすめです。
延長保証への加入は購入後1〜2年以内に限られるため、給湯器購入時に必ず検討しましょう。標準保証の1年間では心配という方は、各メーカーの延長保証制度を比較して、ご自身のニーズに最も適したプランを選択することが重要です。

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