リンナイとノーリツどっちがいい?|給湯器メーカーの違いと故障率

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給湯器が壊れた…リンナイとノーリツ、どっちが長持ちするの?

お湯の救急車
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実は、両メーカーの故障率に大きな差はありません。選ぶポイントは別にあります。

給湯器の交換を検討する際、必ず候補に挙がるのがリンナイとノーリツです。

この2社は日本の給湯器市場で圧倒的な販売実績を誇り、両社合わせて国内市場の約80%を占めています
しかし、どちらを選ぶべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、リンナイとノーリツの故障率やメーカーとしての違いを明らかにし、あなたに最適な給湯器選びをサポートします。

この記事の監修者
私がお答えます!
太田 雄冴
お湯の救急車 代表
  • 作業歴8年
  • 対応実績年間3,000件以上
  • 保有資格:第二種電気工事士/ガス消費機器設置工事監督者/ガス可とう管接続工事監督者/ガス機器設置スペシャリスト
  • 即日対応保証 30分以内返信/3時間以内現地到着

豊富な経験をもとに、お客様のご要望に寄り添い、最適なプランをご提案します。価格面でも、お客様のニーズに合わせた柔軟なご相談が可能です。確かな実績ときめ細やかな対応で、お客様に安心と満足をお届けできるよう心がけております。

リンナイとノーリツは国内販売実績1位・2位の信頼メーカー

東京ガスの公式サイトによれば、リンナイは国内販売シェア1位で約40~42%を占める1920年創業の老舗メーカーです。一方、ノーリツは国内販売シェア2位で約38~40%を保持し、1951年創業でガス瞬間貯湯式給湯器を日本で初めて開発した実績があります。

リンナイは世界25カ国以上に展開し、部品から本体まで自社開発・自社生産を行う国内製造主体のメーカーです。対してノーリツは世界各地に製造拠点を分散し、グローバルな生産体制を築いています。どちらも長年の実績と技術力を持つメーカーであり、国内給湯器市場を二分する存在といえます。

リンナイノーリツ
創業年1920年1951年
国内販売シェア約40~42%(1位)約38~40%(2位)
特徴・実績老舗メーカー。自社開発・自社生産による国内製造主体。世界25カ国以上に展開。ガス瞬間貯湯式給湯器を日本で初めて開発。世界各地に製造拠点を分散するグローバル生産体制。
事業展開国内中心ながら海外にも広く展開グローバル展開により地域分散型の生産体制を構築
位置づけ国内給湯器市場のトップメーカーの一角リンナイと並ぶ国内市場を二分するメーカー

気になる故障率の真実|専門業者が語るリンナイとノーリツの違い

給湯器選びで最も気になるのが「どちらが壊れにくいか」という故障率ですが、実は公的機関による給湯器メーカー別の詳細な故障率データは公開されていません

エコまどプロの記事によると、多くの給湯器設置・修理業者は「リンナイとノーリツの故障率に大きな差はない」という見解を示しています。一部の業者からは「リンナイの方がわずかに故障が少ない印象」という現場経験に基づく声もありますが、これは統計的なデータに基づくものではありません。

専門家の間では「特定の壊れやすいメーカーは存在しない」という認識が共通しており、高い販売シェアは多くの利用者に選ばれている信頼性の証といえます。両メーカーとも厳しい品質管理体制を敷いており、結論として故障率で選ぶ必要はないでしょう。

なお、両メーカーとも平均寿命は10~15年が一般的です。リンナイ公式サイトでは「設計上の標準使用期間は10年」と明記されており、ノーリツ公式FAQでも同様に「標準的な使用状況下で安全上支障なく使用できる期間は10年」としています。使用頻度や設置環境(海沿いは塩害で劣化が早い)により変動しますが、10年を目安に交換を検討するのが賢明です。

ポイント
  • 公的な故障率データは非公開
  • 故障率に大きな差はない(業者・専門家の共通見解)
  • ごく一部で「リンナイがやや壊れにくい」との声もあり(統計的根拠なし)
  • 両社とも品質管理が厳しく、信頼性は高い
  • 平均寿命:10〜15年
  • 標準使用期間:10年(両社共通)
  • 使用環境により寿命は変動(例:海沿いなど)
  • 目安は10年で交換検討

リンナイとノーリツの独自機能|メーカー選びの決め手はここ

給湯器メーカーとしての違いが最も現れるのが独自機能です。以下の比較表をご覧ください。

比較項目リンナイノーリツ
独自技術ウルトラファインバブルUV除菌ユニット
主な効果洗浄・保湿・リラックス効果99.9%除菌・部屋干し臭抑制
使用範囲家中どこでも(浴室・キッチン・洗面所)主に浴室(残り湯の衛生管理)
メンテナンス通常メンテナンス10年間メンテナンスフリー
特徴美容と快適性重視衛生面と安全性重視

リンナイの最大の特徴はウルトラファインバブル給湯器です。リンナイ公式サイトによれば、直径1マイクロメートル未満(髪の毛の100分の1以下)の微細な泡を発生させ、汚れの原因菌を39%減少させる洗浄効果があります。さらに温浴・保湿・リラックス効果も期待でき、浴室だけでなくキッチンや洗面所など家中どこでもウルトラファインバブル入りのお湯を使用できます。

ウルトラファインバブルとは:目に見えないほど小さな気泡のことで、毛穴の奥まで入り込んで汚れを落とす効果があります。

ノーリツの独自技術はUV除菌ユニットです。ノーリツ公式サイトによると、衛生微生物研究センターの試験で99.9%以上の除菌性能が確認されています。入浴状況に応じて自動で紫外線による除菌運転が開始され、残り湯を14時間後に比較すると99%以上の菌増殖を抑制します。部屋干しの嫌な臭いを抑える効果もあり、10年間メンテナンスフリーで使用できます。

さらにノーリツのプレミアムグレードには見守り機能が搭載され、ご家族の入浴状況を確認できる安全性重視の設計が特徴です。

保証期間とコストで差が出る|リンナイとノーリツの費用比較

項目リンナイノーリツ
基本保証(無償)一般品:1年
BL認定品:2年
所有者登録で3年に延長可(無償)
一般品:1年
BL認定品:2年
※無償延長制度なし
BL認定品の特徴品質・性能・アフターサービスに優れた認定製品
修理部品保有期間10年(一般品は7年)
同左(BL認定品は修理部品保有期間10年)
有償延長保証プラン「ワランティV」:5・7・8・10年プラン
料金:3,000円〜16,500円(10年)
「安心プランS」:5・7・10年
プラン料金:最大29,040円(10年・ふろ給湯器)
サポート内容標準的な保証サポート24時間365日対応満了前無料点検付き(サポート重視向け)
修理部品保有期間一般品:7年
BL認定品:10年
一般品:7年
BL認定品:10年
補足所有者登録で無償保証が延長できる点が強みサポート体制が手厚い点が強み

リンナイとノーリツでは保証制度に明確な違いがあります。

基本保証(無償)は両メーカーとも一般品で1年、BL認定品で2年です。ただし、リンナイのみ所有者登録で無償3年保証に延長可能です(業務用除く)。ノーリツには無償延長制度がありません。

BL認定品とは:一般財団法人ベターリビングが品質・性能・アフターサービス等に優れた住宅部品として認定した製品です。一般品より保証期間が1年長く、修理部品の保有期間も長い(一般品7年→BL認定品10年)ため、長く安心して使えます。

有償延長保証(オプション)では、リンナイの「ワランティV」が5年・7年・8年・10年保証で最低3,000円から提供されています。ノーリツの「安心プランS」も同様のプランがありますが、ノーリツの10年保証はふろ給湯器で29,040円、リンナイは16,500円と価格差があります。ただしノーリツは24時間365日サポートと満了前無料点検が付帯するため、手厚いサポートを重視する方にはメリットがあります。

修理部品の保有期間も重要です。一般品は製造終了から7年間、BL認定品は10年間の保有が義務付けられており、10年経過後は部品在庫がなく修理不可能となる可能性が高くなります。

号数選びも重要|家族構成に合わせた給湯器の選び方

リンナイとノーリツどちらを選ぶかと同じくらい重要なのが「号数」です。

号数とは:1分間に水温+25℃のお湯を何リットル出せるかを示す能力の単位です。数字が大きいほど一度に多くのお湯を使えます。

  • 16号:1~2人暮らし、1箇所でのお湯使用
  • 20号:2~3人家族、給湯とシャワー同時使用可能だが複数箇所では不十分
  • 24号:4~5人家族、複数箇所で同時使用可能

迷ったら号数を下げて初期費用を抑える方が賢明です。なぜなら、号数が大きくても小さくても使った分だけのガス代しかかからず、光熱費はほぼ同じだからです。

まとめ:リンナイとノーリツどっちを選ぶべきか

リンナイとノーリツの故障率に大きな差はなく、どちらも高品質で信頼性の高い給湯器メーカーです。選択のポイントは独自機能と保証制度、そしてコストにあります。

リンナイがおすすめの方

  • ウルトラファインバブルによる洗浄・保湿効果を重視する
  • 無償3年保証を希望する(所有者登録が必要)
  • 延長保証の費用を抑えたい
  • リモコンの見やすさ・操作性を重視する

ノーリツがおすすめの方

  • UV除菌機能で衛生面を最重視する
  • 見守り機能で家族の安全を確保したい
  • 残り湯で洗濯する際の部屋干し臭を抑えたい
  • 手厚いサポート体制を希望する(24時間365日対応)

最終的には、ご家族の人数や使用状況に合わせた号数選び、BL認定品の選択、複数業者からの見積もり取得が重要です。両メーカーとも使用開始から10年で点検・交換を検討し、長期的な視点で給湯器を選びましょう。信頼できる設置業者に相談することで、より安心して選択できます。

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