
お風呂の追い焚きはできるのに、なんで蛇口からお湯が出ないの…?

それ、給湯器が完全に壊れたわけじゃないんです。給湯回路だけの故障なので原因を絞り込めますよ。
給湯器の追い焚き機能は正常に動くのに、キッチンや洗面所の蛇口からお湯が出ない。この症状でお困りではありませんか?
実はこの状態、給湯器本体の燃焼機能自体には問題がなく、お湯を蛇口に送る「給湯回路」だけに異常が起きている可能性が高いのです。追い焚きができるということは、給湯器の一部は正常に働いているため、故障箇所を絞り込みやすい症状とも言えます。
この記事では、追い焚きはできるのに蛇口からお湯が出ない症状で考えられる故障原因と、今すぐできる対処法を分かりやすく解説します。
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追い焚きは正常なのに給湯だけできない理由とは?
給湯器の内部では、蛇口にお湯を送る「給湯回路」と、お風呂を温め直す「追い焚き回路」が別々の経路になっています。追い焚きができているということは、ポンプやセンサー、熱を作る部分は正常に機能している証拠です。つまり、蛇口からお湯が出ない原因は、給湯回路だけに関わる特定部品の故障に絞られます。
まず確認していただきたいのは、水道水は正常に出るかどうかです。水も出ない場合は給湯器の問題ではなく、断水や給水元栓が閉まっている可能性があります。水は出るがお湯だけ出ない場合に、これから説明する給湯器の故障を疑いましょう。
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追い焚きはできるのにお湯が出ない|考えられる故障箇所はここだ
三方弁の故障|お湯の流れを切り替える重要部品
三方弁(さんぽうべん)とは:給湯器内部でお湯の流れを「蛇口用」と「お風呂用」に切り替える部品です。
この三方弁はモーターや電磁石で弁を回転させ、お湯の通り道を切り替えています。追い焚き時は蛇口側の通路を閉じてお風呂側だけを開き、蛇口を使うときはその逆の動きをします。
三方弁が故障すると、追い焚きはできるのに蛇口からお湯が出ない状態になります。主な原因は以下の通りです。
- 長年使用したことによるモーターやギアのすり減り
- 水垢が固まって弁が動かなくなる
- 弁が引っかかって切り替わらなくなる
給湯器から「ジー」という連続音、「カタカタ」「ガリガリ」といった異音が聞こえる場合は、三方弁の故障を疑いましょう。リモコンにエラー562やエラー560が表示されることもあります。
電磁弁の不良|給湯回路の開閉を担当
電磁弁(でんじべん)とは:電気信号で自動的に開いたり閉じたりして、給湯回路への水の流れを制御する部品です。
普段は閉じた状態で、自動湯張り時や給湯時にのみ開きます。この電磁弁が経年劣化やコネクタの接続不良で故障すると、追い焚きは正常に機能するものの蛇口からお湯が出なくなります。
水量センサーの異常|水の流れを感知できない
水量センサーとは:蛇口を開けたときに水の流れを感知して、「今、お湯が必要だ」と給湯器に知らせる部品です。
このセンサーが汚れや詰まり、経年劣化で故障すると、蛇口を開けても給湯器が「水が流れている」と認識できず、お湯が出なくなります。
電装基板の故障|給湯器の司令塔
電装基板(でんそうきばん)とは:給湯器の「頭脳」に当たる部品で、すべての部品に指示を出すコンピューター基板です。
日本ガス石油機器工業会の基準では、給湯器の設計標準使用期間は8~10年とされています。この期間を超えると電装基板の劣化が進みやすくなります。
故障の主な原因は、ホコリと湿気によるショート、落雷による過電流などです。リモコンにエラー710が表示される場合や、基板が黄色や茶色に変色している場合は基板の劣化が考えられます。
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すぐに試せる|追い焚きはできるのにお湯が出ないときの対処法
専門業者を呼ぶ前に、ご自身で以下の項目を確認してみましょう。
リモコンのリセットを試す
- リモコンの運転スイッチを「切」にする
- 給湯器本体の電源コンセントを抜く
- 5分ほど待ってから電源コンセントを差し込む
- 運転スイッチを「入」にしてエラーが消えるか確認
元栓の開閉状態を確認する
- 給水元栓が開いているか確認
- ガスの元栓が開いているか確認
- ガスコンロに火がつくか試す(ガス供給の確認)
フィルターの詰まりをチェック
- 給湯器の水抜き栓フィルターを清掃
- 循環アダプター(お風呂の壁についている丸い部品)のフィルターを清掃
- ゴミが詰まっているとお湯が出にくくなります
冬季は配管凍結の可能性も…
外気温が氷点下の場合、配管が凍結している可能性があります。自然に解凍されるまで待ちましょう。無理にお湯をかけて解凍しようとすると配管が破損する恐れがあります。
修理費用はいくら?業者に依頼すべき症状とは
リセットや基本的な確認をしても追い焚きはできるのに蛇口からお湯が出ない状態が続く場合、専門業者への相談が必要です。
経済産業省の長期使用製品安全点検制度では、給湯器の定期点検を推奨しています。また、ミズテックが2022年に実施した調査によれば、給湯器の約8割は使用開始から15年以内に寿命を迎えていることが分かっています。
| 交換する部品 | 費用の目安(部品代+工賃) | 
|---|---|
| 三方弁ユニット | 2万円~5万円 | 
| 電磁弁 | 1.5万円~3万円 | 
| 水量センサー | 1.5万円~3万円 | 
| 電装基板 | 2万円~5万円 | 
| 温度センサー | 1万円~2.5万円 | 
すぐに業者を呼ぶべき症状
- リセットしてもエラーコードが消えない
- 給湯器から「ジー」「カタカタ」などの異音がする
- 給湯器から水漏れしている(漏電の危険性あり)
- 10年以上使用している給湯器で頻繁にトラブルが起きる
給湯器を10年以上使っている場合、修理してもすぐに別の箇所が故障する可能性が高いため、交換も視野に入れることをお勧めします。
撤去加算の予算は10月30日時点で受付終了しました。
2025年10月31日 現在
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まとめ|まずは基本対処を試してから業者依頼を
追い焚きはできるのに蛇口からお湯が出ない症状は、お湯を蛇口に送る「給湯回路」だけに異常がある状態です。主な原因は、お湯の流れを切り替える三方弁の故障、電磁弁の不良、水の流れを感知する水量センサーの異常、給湯器の頭脳である電装基板の故障などが考えられます。
まずはリモコンのリセット、元栓の確認、フィルター清掃といった基本的な対処を試してみましょう。それでも改善しない場合や、給湯器を10年以上使用している場合は、専門業者による点検・修理が必要です。経済産業省でも給湯器の定期点検を推奨していますので、早めの対応を心がけましょう。
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