石油給湯器で2階のシャワーが弱い場合、高圧力型への交換は有力な選択肢です。ただし、機器だけを替えれば必ず改善するわけではありません。現在が標準圧力型の貯湯式で、給水元圧と既設配管が候補機種の条件を満たすときに改善を期待できます。
最初に給湯器の銘板を撮影し、1階と2階でお湯を1か所ずつ出したときの違いを記録してください。型番から直圧式・高圧力型・標準圧力型を確かめると、方式変更が必要かを施工店へ具体的に相談できます。
自分で確認する範囲は、銘板の撮影と水栓ごとの症状メモまでです。減圧弁や配管を分解したり、圧力設定を動かしたりはしません。給水元圧、配管径、給湯器から2階までの距離は、通水した状態で施工店に確認してもらいます。
水漏れ、黒煙、焦げ臭さ、灯油のにおい、異常音があれば使用を止めるのが先です。危険サインがなくても、1階も急に弱くなった場合や型番が読めない場合は、機種を決める前に点検を依頼してください。
24時間 365日 対応
\ 小さな不安もお気軽に /
2階だけ弱い状態を記録する項目|交換判断は3条件から
同じ条件で1階と2階を比べると、交換相談で伝えるべき差が見えます。蛇口やシャワーを同時に開く必要はありません。次の順番で、1か所ずつ確認します。
- 給湯器の銘板にあるメーカー名・型番と、交換歴が分かれば交換前の型番を撮影する
- 1階と2階で、お湯だけを1か所ずつ出し、勢い・温度の安定・弱くなった時期を記録する
- 症状が出たときに他の水栓を使っていたかをメモし、単独使用でも2階だけ弱いかを分ける

水でもお湯でも全体に弱い、1か所だけ弱い、以前は問題なかったという場合は、方式変更とは別の確認が先になることがあります。一般的なお湯の弱さを切り分けたいときは、次の関連記事が役立ちます。
現在の石油給湯器が直圧式・高圧力型かを型番で分ける方法
給湯器の外観だけでは、直圧式・高圧力型・標準圧力型を正確に分けられません。銘板の型番をメーカーの現行カタログ、旧製品資料、取扱説明書で照合し、分からないときは販売店や施工店へ確認します。
方式名の呼び方はメーカーやシリーズで異なります。交換候補を比べるときは、方式名と必要給水圧をセットで確認してください。
| 確認軸 | 水道直圧式 | 高圧力型貯湯式 | 標準圧力型貯湯式 |
|---|---|---|---|
| 圧力の考え方 | 水道圧を利用 | 減圧しつつ高圧対応 | 減圧して給湯 |
| 公式の表示例 | 水道直圧式 | 高圧力型・0.2MPa対応 | 標準圧力型・0.1MPa対応 |
| 2階給湯 | 対応機種あり | 対応機種あり | 1階向けの案内例 |
| 次の確認 | 通水時給水圧と配管 | 必要元圧と配管 | 方式変更の可否 |
表の0.2MPa・0.1MPaは長府製作所が示す方式区分の例です。コロナは高圧力型貯湯式に0.2MPa以上の給水元圧を求めています。数値の意味は機種ごとに異なるため、候補機種の資料で確認します。
給湯器交換、補助金の対象かもしれません
機種を入力すると、使える補助金の目安を確認できます。
高圧力型への交換で改善が見込める条件
高圧力型への交換を検討しやすいのは、現在の機器と症状が次の条件に当てはまる場合です。標準圧力型から高圧力型へ方式が変わることを型番で確かめてから判断します。
- 現在が標準圧力型の貯湯式で、2階単独使用でもシャワーが弱い
- 候補機種が2階給湯対応で、必要な通水時給水圧を確保できる
- 既設配管の材質・口径・劣化状態が、新しい圧力条件に適合する
- 給湯器から2階シャワーまでの配管経路を施工店が確認できる
高圧力型貯湯式だけでなく、水道直圧式が候補になる住宅もあります。ただし、既設配管へかかる圧力が変わるため、現在が貯湯式なら型番と配管状態を確認せず直圧式へ決めないことが大切です。
ノーリツの高圧力型資料も、地域の給水圧によって2階給湯できない場合があると案内しています。「高圧力型」という名称は改善の保証ではないため、見積もりでは2階の使用場所での確認まで依頼します。
給水元圧・配管径・配管距離により本体交換だけでは改善しない条件
2階の使い勝手は、給湯器の表示圧力だけでは決まりません。高低差に加え、細い配管、長い経路、曲がり、混合水栓などの抵抗が重なると、2階の末端で得られる流量は小さくなります。
- 候補機種が求める給水元圧を、シャワー使用時の通水状態で満たしていない
- 給湯器から2階までの配管が細い、長い、曲がりが多いなど抵抗が大きい
- 井戸水・受水槽など、候補の高圧力型が想定する給水方式と異なる
- 交換前は問題なく、1階を含む複数の水栓で急に弱くなった
長府製作所の水道直圧式機種の工事説明書には、2階給湯時の通水時給水圧の目安、出湯配管を短くすること、圧力損失の少ないシャワーヘッドを使うことが示されています。必要値は機種別なので、同じ数値を別製品へ当てはめません。
- 減圧弁や給水元栓を自分で調整し、圧力を上げようとする
- 古い配管の耐圧を確認せず、標準圧力型から直圧式へ変更する
- カタログの最大圧力だけで、2階シャワーの改善を確約してもらう
本体交換だけで改善するかは、候補機種の入口条件と2階末端の状態をつなげて確認して判断します。見積書には、機種名だけでなく配管改修の要否と、改善できる範囲も記載してもらうと比較しやすくなります。
最短 30分以内 に
\ 専門スタッフがご案内 /
給湯器交換、補助金の対象かもしれません
機種を入力すると、使える補助金の目安を確認できます。
現地調査へ渡す型番・設置写真・水栓ごとの症状
写真と症状がそろっていると、施工店は現在方式と現地調査の重点を絞れます。電話やフォームで相談する前に、次の項目をまとめてください。
- 銘板が読める写真と、メーカー名・型番・製造年
- 給湯器の設置全景、給水・給湯配管、周囲の作業スペースが分かる写真
- 1階と2階の各水栓で、お湯を単独使用したときの勢いと温度の違い
- 弱くなった時期と、他の水栓を使ったときだけ変化するかどうか
- 水道・井戸・受水槽の別と、分かれば給湯器から2階までの配管経路
見積もりでは「高圧力型に替えられますか」だけでなく、通水時給水圧の測定、既設配管の適合、2階で確認する項目を聞きます。方式変更を伴う場合は、配管改修が見積もりに含まれるかも確認してください。
お湯の救急車へ相談する場合も、現在の型番、1階と2階の使用状況、症状の写真を先に伝えると、交換候補と現地調査の範囲を整理しやすくなります。故障や改善幅を写真だけで断定せず、最終判断は現地確認後に行います。
石油給湯器の2階給湯と高圧力型交換で迷う質問
直圧式から貯湯式へ替えると2階シャワーは必ず弱くなりますか?
必ずではありません。標準圧力型か高圧力型か、候補機種が求める給水元圧を満たすか、2階までの配管条件がどうかで変わります。交換前後の型番を施工店へ伝えて確認してください。
型番から直圧式・高圧力型をどう見分けますか?
銘板の型番を、メーカーの製品ページ、カタログ、取扱説明書で照合します。シリーズ記号だけを推測せず、資料にある給湯方式と最高使用圧力、必要給水圧を確認します。
石油給湯器の方式差ではなく施工店へ相談すべき変化は何ですか?
以前は使えていたのに急に弱くなった、1階も弱い、水漏れや異臭を伴う場合です。方式変更の見積もりを先にせず、型番と症状を伝えて点検の要否を確認してください。
2階シャワーを高圧力型へ替える前に仕様と配管条件をそろえる
石油給湯器の高圧力型は、2階シャワーが弱い住宅で検討価値のある方式です。まず現在の型番を調べ、標準圧力型から方式が変わるかを確かめます。
そのうえで、通水時給水圧・配管径・配管距離・配管状態を施工店に確認してもらいます。銘板と設置写真、1階と2階の症状をそろえ、交換可否と配管改修を同じ見積もりで確認してください。
累計100万戸の実績
\ 安心の10年保証 /



