停電・断水時のエコキュートのタンク水は、まず生活用水として扱い、そのまま飲まないのが安全側の判断です。メーカー公式でも飲用を避ける案内が基本ですが、例外表現は機種で異なります。
最初に貯湯ユニットの型番を確認し、手元の取扱説明書やメーカー公式の説明書検索で「非常用取水」の項目を開いてください。煮沸の記載がある機種でも、その条件を別の機種へ当てはめないことが大切です。
自分で行うのは、型番と部品名の照合、耐熱容器の準備、説明書に記載された電源・止水操作、少量を出して湯温を確かめる範囲までです。非常用取水栓から高温の湯が出る場合があり、やけどの危険があるため素手で触れないでください。
地震後にタンクが傾いた、機器が浸水した、継続する水漏れや破損がある、部品位置を確認できない場合は、取水操作を止める条件です。型番と外観写真を用意し、メーカー窓口か据付工事店へ連絡してください。
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最初に飲用を断定できない理由|エコキュートのタンク水は生活用水が基本
エコキュートのタンク水は、断水時に手洗い、身体を拭く、掃除、トイレなどへ使える生活用水です。飲料水として常時保管する設備ではないため、見た目が透明でも飲用可とは判断できません。
Panasonic、ダイキン、コロナなどは飲用を避けるよう案内しています。一方、三菱や日立の資料には、やむを得ない場合に沸騰させる記載があります。煮沸を全機種共通の許可条件にしないことが重要です。
- 別メーカーや別型番の「沸騰させる」案内を、そのまま自宅の機種へ流用しない
- 透明で臭いがなくても、それだけで飲料水として安全とは判断しない
- 飲む、調理する、薬を飲む、歯を磨く用途には、確保した飲料水を優先する
断水ではなく、普段の使用中に残湯表示が減ってお湯が足りない場合は判断が別です。通常時の残湯量や沸き増しは、次の関連記事で確認できます。
エコキュートのタンク水の用途区分|飲用以外で使う目安
使い道は、口に入るか、身体に触れるか、汚れを流すだけかで分けると迷いにくくなります。飲用・調理は避け、生活用水は濁り・臭い・湯温を確認してください。
| 用途 | 基本判断 | 使う前の確認 |
|---|---|---|
| 飲む・調理 | 避ける | 飲料水を優先 |
| 手洗い・体拭き | 生活用水 | 濁り・臭い・湯温 |
| 掃除・洗い流し | 生活用水 | 異物・汚れ |
| トイレ流し | 条件付き | 排水できる状態か |
固形物、変色、濁り、異臭、異物がある水は、身体に触れる用途を避け、床や便器などの雑用に限定します。下水道や便器の破損が疑われるときは、流す前に建物管理者や地域の案内を確認してください。
- 乳幼児、高齢者、体調不良の人、ペットの飲み水へ自己判断で回す
- 変色、濁り、異臭、異物がある水を飲用や身体に触れる用途へ使う
- 浸水・破損した貯湯ユニットから安全確認なしで水を取り出す
飲用水が足りないときも、タンク水を先に飲む判断は避けます。機種の取扱説明書と、利用できる飲料水の案内を確認し、健康状態に不安があれば医療・行政の案内を優先してください。
給湯器交換、補助金の対象かもしれません
機種を入力すると、使える補助金の目安を確認できます。
型番と取扱説明書確認から始めるエコキュート非常用水の取り出し方
非常用取水栓の位置、ホースの有無、漏電遮断器や給水止水栓、逃し弁の操作順は機種で異なります。貯湯ユニットの銘板で型番を確認し、同じ型番の説明書を開いてから進めます。
- 型番と説明書を照合する
貯湯ユニットの銘板を見て、「非常用取水」「断水時」のページを開きます。 - 電源と止水の順を読む
漏電遮断器、給水止水栓、逃し弁を、説明書に記載された順で操作します。 - 耐熱容器と指定ホースを用意する
容器を安定した場所へ置き、必要なホース径・耐熱温度を確認します。 - 少量から湯温を確かめる
顔や手を出口へ近づけず、栓を急に全開にしないで容器へ受けます。

取り出し終えた後も、取水栓、逃し弁、止水栓を戻す順は説明書どおりにします。部品が固い、カバーを外せない、説明書と形が違う場合は、無理に工具を使わず操作を止めてください。
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非常用取水栓のやけど防止|エコキュートの高温・漏水時は作業を止める
タンク内は沸き上げ後の高温水が残っていることがあります。蛇口の設定温度とは一致しないため、熱くないと思い込んで触れないでください。
- 取水口や出てきた湯へ手を近づけ、素手で温度を確かめる
- 濡れた手で漏電遮断器や電気部品を操作する
- タンクの傾き、浸水、亀裂、継続する水漏れがある状態で取水を続ける
- 説明書と異なる部品を回す、固い栓へ工具で強い力をかける
異常がある場合は周囲へ近づかず、可能な範囲で貯湯ユニット全体と水の出所を撮影します。メーカー名・型番・エラー表示・断水や地震の時刻・行った操作を伝えると、相談先が状況を確認しやすくなります。
ヒートポンプユニット下の水が、通常の排水か継続漏水かを見分けたい場合は、外観から確認できる範囲を次の記事で整理できます。地震後や停止中も水が増えるなら、先に使用を止めて相談してください。
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エコキュートの断水復旧後の扱い|濁りを流して満水後に通電
断水が終わっても、すぐにエコキュートへ給水すると、水道管内の空気や濁り水がタンクへ入ることがあります。先に水側の蛇口で水の状態を確認してから、機種別の再開手順へ進みます。
- 水側の蛇口を流す
給水止水栓は説明書の指示どおりに保ち、濁りや空気がなくなるまで確認します。 - 取水部品を通常位置へ戻す
非常用取水栓、逃し弁、ホース、カバーを指定順に戻します。 - タンクを満水にする
給水とエア抜きの方法を型番別説明書で確認し、満水になる前に電源を入れません。 - 通電後の表示を見る
エラー、異音、漏水、沸き上げ不良がないか確認し、異常があれば再操作を繰り返しません。
大量に取水した場合やタンクを空に近い状態まで使った場合は、通常の断水復旧より再開手順が増えることがあります。満水やエア抜きを確認できないときは、通電前にメーカー窓口か据付工事店へ相談してください。
エコキュートのタンク水は生活用水を基本に説明書で判断する
停電・断水時のタンク水は、そのまま飲まず、生活用水として使うのが基本です。やむを得ない場合の飲用表現を見つけても、自宅の型番と同じ説明書かを必ず確かめてください。
取水は、型番・電源と止水・耐熱容器・湯温の順で確認します。復旧後は濁りを先に流し、取水部品を戻して満水を確認してから通電すれば、機器へ濁り水や空気を入れるリスクを抑えられます。
型番が読めない、説明書と部品が違う、タンクが傾いた、浸水・漏水・エラーがある場合は操作を止めます。型番と写真をそろえ、メーカー窓口、据付工事店、給湯器の修理窓口の順に状況を伝えてください。
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