エコキュートからガス給湯器への交換は可能です。ただし、機器を入れ替えるだけでは終わりません。既存ガス管とメーターの供給能力、給湯器を置く場所と排気、給排水・追いだき配管まで確認し、工事範囲を決める必要があります。都市ガスの引込がない家では、供給方法から検討します。
最初に行うのは、エコキュートの型番ラベル、貯湯タンクとヒートポンプの全景、ガスメーター、浴槽アダプターを写真に残すことです。型番から現在の給湯方式と機能を確かめます。ガスを以前使っていた家でも、残っている配管を目視だけで再利用できるとは判断できません。
ガス管の接続、給排気設備、専用電源の処理は自分で進めず、ガス事業者や必要な資格を持つ施工店へ任せます。設置できる壁や排気方向も現場ごとに違います。写真と希望条件をそろえた現地見積もりが、追加工事と使用感の違いを確認する近道です。
見積もりでは、エコキュート撤去、ガス給湯器本体、ガス工事、水道・追いだき工事、電気・リモコン、基礎跡と穴の補修を分けてもらいます。電化向け料金プランの扱いも契約電力会社へ確認します。工事の順番も聞きましょう。金額だけでなく、含まれる工事と追加になる条件を同じ順番で比べます。
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エコキュートからガス給湯器へ交換できる条件と難しい条件
ガス供給・設置・配管・機能の4条件がそろえば、方式変更を具体化できます。一つでも未確認なら、機種を先に買わず、現地調査で可否と追加工事を確定してください。
- 必要なガス量を供給できる
- 設置と排気の空間を確保できる
- 給湯・ふろ配管を接続できる
- 敷地内に使えるガス設備がない
- 排気口の近くに窓や可燃物がある
- 配管経路や壁の強度を確認できない
オール電化住宅でも、給湯だけをガスへ切り替え、IHを残せる場合があります。反対に、道路からの引込や敷地内配管が必要なら、給湯器工事とは別の日程・見積もりになることがあります。
- 集合住宅や賃貸は、外壁・PS・共用部の工事前に管理規約と所有者の承諾を確認します。
- エコジョーズを選ぶ場合は、本体位置だけでなくドレン水の排水先も確認します。
既存ガス設備と供給能力の確認
以前ガス給湯器を使っていた家でも、配管が残っているだけで再利用は決まりません。ガスメーター、ガス種、配管経路、他のガス機器を一緒に確認します。
ガス給湯器の号数は、複数箇所で同時に使える湯量に関係します。希望号数を上げるとガスメーター交換が必要になる場合があるため、コンロや暖房機器との同時使用も施工店へ伝えてください。
- 閉止された配管やバルブを自分で開け、ガスが来ているか試さないでください。
- 腐食、破損、用途不明の配管を「以前使えた」という理由だけで接続しないでください。
ガス臭や異常がある設備には触れず、ガス事業者へ連絡します。方式変更の見積もりより、安全確認を先にしてください。
給湯器交換、補助金の対象かもしれません
機種を入力すると、使える補助金の目安を確認できます。
エコキュート撤去からガス給湯器設置までの工事項目
工事は撤去と新設を同時に組み替える作業です。給湯できない時間や作業範囲を把握するため、次の順番が見積もりに含まれるかを確認します。
- エコキュートを停止・水抜きし、貯湯タンクとヒートポンプを搬出する
- ガス給湯器の設置場所、壁強度、離隔、排気方向を確認して本体を固定する
- 給水・給湯、ガス、追いだき、必要なドレン排水を機種仕様に合わせて接続する
- 台所・浴室リモコンと電源を整え、不要な専用回路の扱いを確認する
- 漏れ、点火、湯温、湯はり、追いだき、同時使用を試運転で確認する
エコキュートの基礎を残すか撤去するか、配管穴をどこまで補修するかも決めます。外観を整える工事は給湯機能と別項目になりやすいため、基礎跡と壁面の完成状態を写真や図で共有すると安心です。
エコキュートからガス給湯器へ替えると追加費用が出る箇所
方式変更の工事費は、住宅ごとの配管と設置条件で変わります。総額だけでなく、基本工事・追加工事・条件差を同じ表の区分で確認してください。
| 見積区分 | 基本確認 | 追加になりやすい条件 | 見積書で見る表現 |
|---|---|---|---|
| 撤去・処分 | タンクと室外機の搬出 | 狭所・階段・クレーン | 運搬と処分を分記 |
| 本体設置 | 壁掛・据置と排気 | 架台・配管カバー | 本体と部材を分記 |
| ガス工事 | メーターと既存管 | 引込・増設・経路変更 | 供給側と接続を分記 |
| 水道・ふろ | 給水・給湯・追いだき | 延長・更新・穴あけ | 再利用範囲を明記 |
| 電気・リモコン | 電源と配線経路 | 増設・撤去・穴補修 | 電気工事を分記 |
| 仕上げ | 基礎跡と壁面 | 基礎撤去・外壁補修 | 完成範囲を明記 |
エコジョーズではドレン排水経路も確認します。集合住宅は専用部材や管理規約の条件が加わることがあるため、戸建ての標準工事をそのまま当てはめないでください。
電化向け料金プランを利用している場合は、変更前に契約名と再加入条件を電力会社へ確認します。機器を外した後で慌てて変更すると、元のプランへ戻せない場合があります。
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方式変更前に比較する使用条件|シャワー・他水栓・同時使用
一般に、エコキュートは貯湯式、ガス給湯器は水道直圧の瞬間式です。ただし、ガスへ替えれば必ずシャワーが強くなるとは限りません。配管や水源水圧、機種、混合水栓でも変わります。
| 確認軸 | 現在のエコキュート | 交換後のガス給湯器 | 次の行動 |
|---|---|---|---|
| 方式 | 型番で貯湯式を確認 | 型番で直圧式を確認 | 仕様表を照合 |
| 圧力傾向 | 高圧タイプか確認 | 配管条件も確認 | 数値だけで断定しない |
| 同時使用 | シャワーと台所を記録 | 希望号数を伝える | 試運転で再現 |
| ふろ機能 | 湯はり・追いだきを記録 | 同じ機能を選定 | 浴槽アダプター撮影 |
交換前に、シャワーだけを使った時と、台所・洗面を同時に使った時の違いをメモします。交換後の試運転でも同じ条件を再現すると、仕様差と施工確認が必要な変化を分けやすくなります。
現地見積もりへ渡す型番・写真・希望
見積もり前に5種類の情報をそろえると、現地で確認する場所が明確になります。型番と全景は、文字が読める写真と周囲まで写る写真を分けて用意してください。

- エコキュート型番
貯湯タンクとヒートポンプのラベル - 設置全景
搬出経路、壁、窓、隣地との距離が分かる範囲 - ガス設備
メーター表示、既存ガス機器、配管の見える範囲 - 浴室まわり
浴槽アダプター、リモコン、点検口の位置 - 希望する使い方
シャワーと台所の同時使用、湯はり、追いだき
相談時は「撤去・処分」「ガス供給工事」「給湯器設置」「水道・追いだき」「電気・リモコン」「基礎・穴補修」を分けた見積書を希望すると伝えます。追加になる条件と、工事後の試運転範囲も確認しましょう。
エコキュートからガス給湯器への交換で迷いやすい3つの疑問
直圧式から貯湯式へ替えるとシャワーは必ず弱くなる?
必ずではありません。一般的な方式差に加え、高圧タイプ、水源水圧、配管径・長さ、混合水栓、同時使用で変わります。型番と現場条件をそろえて比較します。
給湯器の型番から直圧式・貯湯式をどう見分ける?
本体ラベルのメーカー名と型番を控え、公式仕様表・取扱説明書の給湯方式と給湯圧を確認します。型番が読めない時はラベルと本体全景を施工店へ送ってください。
給湯器の方式差ではなく施工店へ相談すべき変化は?
一つの水栓だけ極端に弱い、湯温が安定しない、湯はりや追いだきが完了しない、配管から水が漏れる場合です。使用を止め、発生条件と写真を施工店へ伝えます。
エコキュートからガス給湯器への交換は6項目を分けて見積もる
交換可否は、ガス管の有無だけでは決まりません。ガス供給、設置・排気、給排水・追いだき、電気・リモコン、撤去・処分、基礎・穴補修を分けて確認します。
エコキュートの型番と設置写真、ガスメーター、浴槽アダプター、希望する同時使用をそろえ、現地見積もりを依頼してください。各項目の追加条件まで比較すると、工事後の使い勝手を想像しやすくなります。
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