
朝のシャワー、いつもぬるいんだけど…給湯器壊れてるのかな?

いいえ、故障ではありません。朝特有の3つの条件が重なっているだけです。設定を変えれば改善しますよ。
朝のシャワーや洗顔で「お湯がぬるい」と感じたことはありませんか。
給湯器の設定温度は変えていないのに、朝一番だけ異常にぬるいお湯が出る現象に戸惑う方は少なくありません。昼間は問題ないのに、なぜ朝だけ? もしかして故障? と不安になるかもしれません。
実はこれ、給湯器の故障ではなく、配管や水温、水圧が時間帯によって変化することで起こる自然な現象です。
時間帯によって温度が変わる理由を理解すれば、適切な対策ができるようになります。
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朝一番のお湯がぬるくなる3つの理由
- 配管内の残留
夜間に冷え切った「配管内の残り水」が最初に出てくるため - 給水温の低さ
朝は水道水自体の温度が極めて低く、加熱に時間がかかるため - 水圧の低下
利用集中による水圧低下で、給湯器の動作が不安定になるため
朝一番のお湯だけ異常にぬるい現象には、主に3つの原因があります。
まず、夜間に配管内のお湯が冷えてしまうことが挙げられます。
給湯器から蛇口までの配管には、前日使ったお湯が残っています。夜間、外気温が下がると配管内のお湯も冷めていきます。朝一番に出てくるのは、この冷えた水になるのです。配管が長いほど、冷える水の量も多くなります。
次に、朝の給水温度が1年で最も低い点も見逃せません。
水道水の温度は季節によって大きく変動します。一般的に、夏場は20℃前後ですが、冬場の朝は5℃程度まで下がることも珍しくありません。実際のデータでは、年間で5℃~29℃程度の幅があります。
給湯器は冷たい水を設定温度まで温める必要があるため、朝は加熱に時間がかかるのです。
さらに、朝7~9時の水圧低下も温度に影響します。
マンションなどの集合住宅では、多くの家庭が同じ時間帯に水を使うため水圧が下がりがちです。水圧が下がると給湯器の点火が遅れたり不安定になったりします。また、混合水栓(お湯と水を混ぜて温度調整する蛇口)での温度調整も不安定になります。
時間帯で温度が変わるメカニズムとは?
なぜ朝だけぬるくて、昼間は問題ないのでしょうか。これには時間帯による給水温と水圧の変動パターンが関係しています。
朝は気温が最も低く、給水温も最低値を記録します。
昼間になると太陽の熱で配管が温まり給水温が上昇、夜になると再び気温低下とともに給水温も下がるというサイクルです。特に春や秋の気温が不安定な時期は、朝と昼で10℃以上の差が出ることもあります。
水圧については、朝7~9時と夜19~22時が最も低下しやすい時間帯です。
これは生活パターンに起因するもので、多くの人が同時に水を使うピーク時に発生します。高層階のマンションほど、この水圧低下の影響を受けやすい傾向があります。
配管からの熱の逃げ方も時間帯によって変化します。
メーカーによると、配管長15メートル、外気温マイナス7℃の条件下では、約5℃もの温度低下が起こります。朝は外気温が最も低いため、配管を通る間に逃げる熱が最大化するのです。
朝のぬるま湯は、気温低下による給水温度の変動と、使用ピークに伴う水圧低下が重なることで発生します。
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冬場は特にぬるくなりやすい科学的根拠
冬になると朝一番のお湯が異常にぬるく感じるのには、明確な理由があります。
最も大きな要因は、給湯器の能力が冬は夏の約7割に低下することです。
同じ給湯器でも、水温20℃の夏場は毎分30リットルのお湯を出せるのに対し、水温5℃の冬場は毎分17リットル程度しか出せません。これは給水温が低いほど、設定温度まで上げるために必要な熱量が大幅に増えるためです。
実際、冬場の給湯器稼働時間は夏場の1.5~2倍に増加します。
給湯器にとって冬はフル稼働を強いられる過酷な季節であり、メーカーによると給湯器の故障相談が最も多いのも1月、12月、11月の冬季です。
また、給湯器の設定温度と蛇口から出る実際の温度には差があることも理解しておく必要があります。
サーモスタット混合水栓(温度調整ハンドル付きの蛇口)を使用している場合、給湯器を42℃に設定しても、蛇口から出るお湯は38℃程度まで下がることも珍しくありません。混合水栓は水を混ぜて温度調整する仕組みのため、設定温度そのままでは出てこないのです。
朝一番のお湯がぬるい時の対策3選
朝一番のお湯がぬるい問題は、簡単な対策で改善できます。
最も効果的なのは給湯器の設定温度を上げることです。
メーカーによると、サーモスタット混合水栓を使用している場合、給湯器本体を50~60℃に設定し、蛇口側で40℃前後に調整するのが推奨されています。季節別では冬は60℃、夏は50℃が目安です。
具体的な対策は以下の通りです。
- 給湯器の設定温度を50~60℃に上げる(冬場は60℃推奨)
- 朝一番は冷たい水を数秒流してから使う(配管内の冷えた水を排出)
配管が長い家や露出配管が多い家では、配管保温材(配管に巻く断熱材)を取り付けることで熱の逃げを防げます。数千円の投資で継続的な効果が得られるため、費用対効果の高い対策です。
マンションの高層階にお住まいの方は、給水元栓が全開になっているか確認してください。
水圧が恒常的に低い場合は、管理会社に相談することで減圧弁の設定を見直してもらえる可能性があります。ただし、1日中ぬるい場合や、エラーコードが表示される場合は、給湯器本体の不具合も考えられるため、専門業者への相談をおすすめします。
まとめ|朝一番のお湯がぬるいのは故障ではない
朝一番のお湯だけ異常にぬるい現象は、配管内の冷却、給水温の低下、水圧変動という複数の要因が重なって起こる自然な現象です。
時間帯で温度が変わるのは給湯器の故障ではなく、物理的なメカニズムによるものです。
特に冬場は給水温が5℃程度まで下がり、給湯器の能力も夏の約7割に低下するため、ぬるく感じやすくなります。まずは給湯器の設定温度を50~60℃に上げてみてください。多くの場合、この対策だけで改善します。
それでも改善しない場合や、1日中ぬるい、エラーコードが表示されるといった症状があれば、専門業者に相談することをおすすめします。
朝の快適な給湯環境を取り戻すために、できることから始めてみましょう。
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