給湯器の訪問販売で即決を迫られた|今日契約しないと損って本当?

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お客様
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今日契約しないと損って言われたけど、本当に急ぐべき?

お湯の救急車
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急ぐべきは「断ること」です。その業者、信用できません。

「給湯器が故障寸前です。今日中に契約すれば30万円が15万円になります」──突然の訪問でこんな言葉を投げかけられたら、あなたはどう対応しますか?

実はこれ、全国で急増している悪質な訪問販売の典型的な手口です。国民生活センターによると、2023年度の給湯器点検商法に関する相談件数は1,099件で、前年同期の約3倍に急増。被害者の7割以上が70歳以上の高齢者という深刻な状況です(https://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen478.html)。

本記事では、給湯器の訪問販売で「今日契約しないと損」と即決を迫られたときの真実と、正しい対処法をお伝えします。

この記事の監修者
私がお答えます!
太田 雄冴
お湯の救急車 代表
  • 作業歴8年
  • 対応実績年間3,000件以上
  • 保有資格:第二種電気工事士/ガス消費機器設置工事監督者/ガス可とう管接続工事監督者/ガス機器設置スペシャリスト
  • 即日対応保証 30分以内返信/3時間以内現地到着

豊富な経験をもとに、お客様のご要望に寄り添い、最適なプランをご提案します。価格面でも、お客様のニーズに合わせた柔軟なご相談が可能です。確かな実績ときめ細やかな対応で、お客様に安心と満足をお届けできるよう心がけております。

「今すぐ契約を」は危険信号|訪問販売の常套句を見抜く

給湯器の訪問販売業者が使う代表的なセールストークには、次のようなパターンがあります。

業者
業者

今日契約しないと割引が適用できない

業者
業者

この価格を提示できるのは今だけ

業者
業者

故障しているから明日お湯が使えなくなる

業者
業者

一件契約をいただかないと帰れないんです

これらはすべて、あなたから冷静な判断力を奪うための言葉です。本当に良心的な業者であれば、「ご家族と相談してください」「他社とも比較検討してください」と伝えるはずです。

神奈川県綾瀬市も、「今日中に決めてくれたら安くできます」という期限付き割引は虚偽広告の可能性が高いと注意喚起しています(https://www.city.ayase.kanagawa.jp/soshiki/shiminka/bosai_bohan_anzen_anshin/1/18313.html)。

訪問販売業者が即決を迫る本当の理由

なぜ業者は執拗に即決を求めるのでしょうか。答えは単純です。時間を与えると契約してもらえないからです。

消費者が冷静になれば、インターネットで適正価格を調べたり、家族に相談したり、他社と比較したりします。そうなれば、訪問販売の高額な価格設定や不要な工事に気づかれてしまいます。

さらに悪質なのが身分詐称です。「大手ガス会社から委託された」「市の点検事業で回っている」「マンション管理会社の指定業者」といった嘘をついて、あなたの信頼を得ようとします(https://president.jp/articles/-/80528?page=1)。

消費者庁は、「無料」と言われても突然点検を持ちかける業者には簡単に点検させないよう呼びかけています。正規のガス会社は必ず事前に連絡してきます。

「明日壊れる」は本当?給湯器の適正な交換時期

「すぐに交換しないと危険」という業者の主張は、ほとんどの場合、誇張か虚偽です。

給湯器の設計上の標準使用期間は10年、実際の寿命は10~15年です。多くの方は12~13年で交換していますが、設置から10年未満なら修理で十分対応できます

また、給湯器が突然故障することは稀です。実際には次のような前兆があります。

  • お湯の温度が安定しない
  • 異音がする
  • 給湯に時間がかかる

正規のガス会社による法定点検は事前通知が基本で、突然訪問して「今すぐ交換」と告げることはありません。

衝撃の価格差|訪問販売は10万円以上高い

給湯器交換の適正価格と訪問販売価格には、驚くほどの差があります。

給湯器の種類適正価格(本体+工事費)備考
従来型給湯器6万円~20万円工事費3.5~5.5万円含む
エコジョーズ10万円~22万円本体は定価の50~60%OFF
出典:https://toiretumari-center.com/p_waterheater/select/waterheater-exchange/、https://gas-kyutouki.co.jp/hiyou/

ところが訪問販売では、購入先によって10万円以上の価格差が生じています。これは販売手数料や仲介マージンが上乗せされているためです。

即決を迫られて契約すると、適正価格の2倍近い金額を支払うケースも珍しくありません。

即決を迫られたときの正しい対処法

給湯器の訪問販売で即決を迫られたら、次の3つを必ず守ってください。

1. その場では絶対に契約しない

「検討します」「家族と相談します」とはっきり伝えましょう。給湯器交換は高額商品です。複数社から見積もりを取り、比較検討するのが常識です。国民生活センターも「その場ですぐに契約しない」ことを強く推奨しています(https://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen478.html)。

2. クーリングオフ制度を知っておく

万が一契約してしまっても、訪問販売は特定商取引法の規制対象です。契約書面を受け取った日から8日以内なら、理由なく無条件で解約できますhttps://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/syouhiseikatumametisiki/1173770901893.html)。

3. 正規業者に確認する

今使っているガス会社やメーカーに連絡し、本当に交換が必要か診断してもらいましょう。正規の法定点検は事前通知があり、費用は約1万円、所要時間は約60分です。

まとめ:給湯器の訪問販売での即決は損しかない

「今日契約しないと損」という訪問販売業者の言葉は、実際には「今日契約すると損」が正解です。

即決を迫る業者には次の特徴があります。

  1. 事前連絡なしの突然訪問
  2. 身分を偽る、または曖昧にする
  3. 不安を煽る言葉を使う
  4. その場での契約を執拗に求める

給湯器交換という高額な買い物だからこそ、時間をかけて冷静に判断することが何より大切です。訪問販売で即決を迫られたら、インターホン越しにきっぱり断り、家の中には入れないでください。

もし契約してしまっても、8日以内ならクーリングオフが可能です。不安なときは消費生活センター(電話:188)に相談しましょう。あなたの大切なお金と安全を守るため、「即決は絶対にしない」この鉄則を忘れないでください。

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