【給湯器】リセットボタン押したら直った|でもまた同じエラーが出る…これって故障?

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お客様
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リセットで直ったから、とりあえず様子見でいいよね…?

お湯の救急車
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2~3時間以内にまた出たら、それは故障のサインです。

給湯器にエラーコードが表示されて慌ててリセットボタンを押したら、とりあえず直った。ホッとしたのも束の間、数時間後にまた同じエラーが出る…。こんな経験はありませんか?

リセットで直るということは、故障ではないのでは?それとも、何か深刻な問題があるのでは?そんな不安を抱える方も多いでしょう。

結論から言えば、リセットボタンで一時的に直っても、短時間で同じエラーが再発する場合は、根本的な故障である可能性が高いのです。この記事では、リセットボタンが効く仕組みと限界、そして「様子を見てよい症状」と「すぐ業者を呼ぶべき症状」の判断基準を具体的に解説します。

この記事の監修者
私がお答えます!
太田 雄冴
お湯の救急車 代表
  • 作業歴8年
  • 対応実績年間3,000件以上
  • 保有資格:第二種電気工事士/ガス消費機器設置工事監督者/ガス可とう管接続工事監督者/ガス機器設置スペシャリスト
  • 即日対応保証 30分以内返信/3時間以内現地到着

豊富な経験をもとに、お客様のご要望に寄り添い、最適なプランをご提案します。価格面でも、お客様のニーズに合わせた柔軟なご相談が可能です。確かな実績ときめ細やかな対応で、お客様に安心と満足をお届けできるよう心がけております。

リセットボタンで直るのはどんな場合?

給湯器のリセット機能は、内部システムを初期化し、メモリに残された異常履歴や一時的なトラブル記録を消去するものです。言わば、パソコンの再起動のようなイメージです。

リセットボタンが実際に効果を発揮するのは、次のような一時的なトラブルの場合です。

  • 強い雨風による給排気口の一時的な障害
  • 停電や電圧の乱れによる制御系の誤作動
  • ガス供給の瞬間的な不安定による点火失敗
  • 一時的な電子制御の誤動作

東京ガスの公式サイトでも、雨風などの外的要因による突発的なエラーについては、リセット操作で解消できるケースがあると説明されています。つまり、外部環境や瞬間的な電気トラブルが原因なら、リセットで解決できるということです。

でもまた同じエラーが出る理由を知っていますか?

ところが、リセットボタンには明確な限界があります。それは、内部部品の故障や劣化には全く効果がないという点です。

給湯器専門サイトによれば、リセットはあくまで一時的な不具合の解消が目的であり、物理的に壊れた部品や消耗した部品を復活させることはできません。

でもまた同じエラーが出る場合、次のような根本的な故障が隠れている可能性があります:

温度センサーの劣化
給湯温度を正確に測れなくなり、エラーコード32、310、311などが繰り返し表示されます。

点火系統の部品劣化
点火プラグやイグナイターが消耗し、安定した点火ができなくなります。

電装基盤の不具合
制御回路やリモコン通信に問題が生じ、エラーコード76、760などが頻発します。

さらに注意したいのは、頻繁なリセット操作自体が給湯器に負担をかけるという点です。何度もリセットを繰り返すことで、かえって寿命を縮める可能性があります。

「様子見OK」と「すぐ連絡」を分ける判断基準

エラーが再発したとき、それが一時的なものか根本的な故障かを見極めることが重要です。以下の表を参考にしてください。

エラーの再発パターン故障の可能性取るべき対応
リセット後、数日~数週間問題なし低い様子を見て問題なし
リセット後2~3時間以内に再発高い専門業者へ連絡を
同じエラーが1日に2回以上発生高い専門業者へ連絡を
ガス臭・異音を伴うエラー緊急性あり即座に業者へ連絡

実際、給湯器修理依頼者への調査では、故障症状として「エラーコードが頻繁に出るようになった」が第3位にランクインしています。繰り返し出るエラーは、多くの場合で修理が必要なサインなのです。

特に注意すべきなのは、安全装置が作動したことを示すエラーコード140、200などです。これらが表示された場合は、迷わず専門業者に連絡しましょう。

プロに任せるべき理由と適切なタイミング

「とりあえずリセットで直るから」と放置するのは危険です。なぜなら、リセット操作は応急処置に過ぎず、根本原因の特定には専門知識と診断機器が必要だからです。

経済産業省の公式ページでは、「寒くなる前に給湯器等の点検をお願いします」として、定期的な点検の重要性を呼びかけています。

以下のような症状が見られたら、すぐに専門業者へ連絡してください。

  • リセット後2~3時間以内にまた同じエラーが出る
  • 同じエラーコードが1日に複数回表示される
  • ガス臭や普段と違う異音がする
  • エラーと同時にお湯の温度が不安定になる

専門業者に依頼するメリットは、単に修理してもらえるだけではありません。専門機器による正確な診断、将来的な故障リスクの評価、そして何よりガス漏れや一酸化炭素中毒といった命に関わる危険の回避が可能になります。

費用面が気になる方もいるかもしれませんが、同調査によれば給湯器修理費用の81.5%は5万円未満で収まっています。早期発見・早期対応が、結果的に費用を抑えることにつながるのです。

まとめ:リセットで直っても、再発パターンを見逃すな

リセットボタンは確かに便利な機能ですが、それは一時的な不具合に対してのみ有効です。短時間でまた同じエラーが出る場合、それは給湯器からの「助けてサイン」だと考えてください。

特に、リセット後2~3時間以内の再発や、1日に複数回同じエラーが出る状況は、専門業者への連絡が必要な明確なサインです。「リセットボタンで直ったから大丈夫」と油断せず、エラーの再発パターンをしっかり観察しましょう。

自己判断で様子を見続けることは、安全面でのリスクはもちろん、症状の悪化による修理費用の増大にもつながります。迷ったら早めに専門家に相談する。それが、安全で経済的な選択なのです。

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