給湯器からカチカチ音!異音がするときの原因と対処法

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お客様
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お湯を出すたびにカチカチ音が長く続いて不安…

お湯の救急車
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それは不具合のサインかも。原因と安全な解決策を知っておきましょう。

お湯を出したときに給湯器から「カチカチ」と音がすると、故障なのか心配になりますよね。実はこの音には「正常な作動音」と「不具合のサイン」の2種類があります。この記事では、音の原因や見分け方、そして自分でできる対処から業者に頼むべきケースまでを分かりやすく解説します。

この記事の監修者
私がお答えます!
太田 雄冴
お湯の救急車 代表
  • 作業歴8年
  • 対応実績年間3,000件以上
  • 保有資格:第二種電気工事士/ガス消費機器設置工事監督者/ガス可とう管接続工事監督者/ガス機器設置スペシャリスト
  • 即日対応保証 30分以内返信/3時間以内現地到着

豊富な経験をもとに、お客様のご要望に寄り添い、最適なプランをご提案します。価格面でも、お客様のニーズに合わせた柔軟なご相談が可能です。確かな実績ときめ細やかな対応で、お客様に安心と満足をお届けできるよう心がけております。

給湯器からカチカチ音がするのは正常?異常?

正常な点火音はどういう仕組みか

給湯器はお湯を出すとき、ガスに火をつけるために「イグナイター」という部品が働きます。

  • 電気の火花でガスに着火
  • そのときの火花が「カチカチ」や「パチパチ」と聞こえる

この音は通常10秒ほどで止まるので、短時間で消えるなら正常な音です。

異常な音を見分ける判断ポイント

一方で、以下のようなときは注意が必要です。

  • 30秒以上続く
  • 毎回のように繰り返す
  • 点火しても火がつかない

この場合は点火装置や基板の不具合、または配管内の衝撃(ウォーターハンマー)が原因のことがあります。

点火装置(イグナイター)の不具合が原因の場合

イグナイターが果たす役割と音の関係

イグナイターは電気の火花でガスに火をつける「ライター」のような役割を持っています。
正常なら「カチカチ」と音がし、すぐ火がつきます。

故障を疑うべき具体的なサイン

  • 火花が飛ばない
  • 火がすぐ消える
  • 炎が黄色っぽい
  • 「カチカチ」音が全くしない

このようなときは部品の交換や修理が必要になります。

制御基板の故障で起きるカチカチ音のリスク

基板が果たす「給湯器の頭脳」としての役割

給湯器を「頭脳」としてコントロールしているのが制御基板です。点火装置や安全装置と連動して動きます。

よくある故障原因

  • 経年劣化(おおよそ10年が寿命)
  • ホコリや湿気によるショート
  • 落雷による故障

エラーコードで分かる不具合の兆候

エラーコードが「111」や「E71」と表示されることが多く、頻発する場合は基板の交換が必要です。

ウォーターハンマー現象が音を引き起こす仕組み

配管内で起こる衝撃音の正体とは

蛇口を勢いよく閉めると、水の流れが急に止まって配管に大きな圧力がかかります。
このとき「ガン」「ゴン」といった金属音や振動が起きます。

日常でできる防止策と根本的な解決法

  • 蛇口をゆっくり閉める習慣をつける
  • 水道の元栓で水量を調整する
  • 専門業者に依頼し、水撃防止器を設置する

放置は危険!カチカチ音が示す安全上のリスク

不完全燃焼やガス漏れにつながる可能性

  • 不完全燃焼による一酸化炭素中毒
  • ガス漏れや爆発の危険
  • 配管破損による水漏れ

すぐに使用を中止すべき危険な症状

  • 「ボンッ」と爆発的な音
  • ガス臭を感じる
  • 異常に大きな音や長時間の継続音

消防庁の統計によれば、ガス機器による火災は年間2,700件以上発生しており【消防庁統計】、見過ごすことはできません。

修理か交換か―判断に迷ったときの基準

修理で済むケースとその目安

  • エラーコードが一時的に出る程度
  • 使用年数が10年未満
  • 異音が断続的

交換を選ぶべき状況と事故統計から見るリスク

  • 使用年数が10年以上
  • 修理費用が高額
  • 安全性が確保できない

NITE(製品評価技術基盤機構)の調査では、10年以上使用した給湯器の事故が5年間で435件発生し、57%は火災を伴っています【NITE報告】。長期使用機器は交換を前提に考えたほうが安心です。

日常でできる給湯器の予防と点検の習慣

自分で確認できるチェックポイント

  • 排気口や排気管をふさがない
  • 給湯器周辺の掃除をこまめにする
  • 異音や異臭に気づいたらすぐ確認する

専門業者による定期点検の重要性

日本ガス石油機器工業会(JGKA)は、10年を目安に点検を受けることを推奨しています【JGKA公式】。また「長期使用製品安全点検制度」も活用できます。

まとめ:給湯器のカチカチ音は早めの対応が安心につながる

給湯器からのカチカチ音には、

  • 短時間で収まる正常な点火音
  • 長時間続いたり異常な音を伴う不具合のサイン

の2つがあることを押さえておきましょう。

特に異常音やガス臭があるときは危険を伴うため、迷わず専門業者に相談してください。経済産業省も「2030年までにガス事故ゼロ」を目標に掲げており【経産省】、利用者の早めの対応と安全意識が重要です。

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