
せっかく給湯器を新しくしたのに、お湯の出が悪くなった…。これって工事ミス?文句言っていいの?

その気持ち、よくわかります。工事ミスの可能性もありますが、給湯器の種類変更による仕様差のケースも。見極め方を教えますね。
給湯器を新しく交換したのに、以前よりお湯の出が悪くなったと感じていませんか。「工事にミスがあったのでは」「業者にクレームを入れるべきか」と悩んでいる方も多いでしょう。
給湯器交換後にお湯の出が悪くなる原因は、工事起因のトラブルだけでなく、給湯器の種類による仕様の違いの場合もあります。
この記事では、工事ミスかどうかを見極める方法と、クレームを入れるべき状況について具体的に解説します。
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給湯器交換後にお湯の出が悪くなる原因は大きく3つ
給湯器交換後にお湯の出が悪くなる原因は、主に3つのパターンに分けられます。
1.給湯器交換工事の不備が原因の場合
1つ目は工事起因のトラブルです。
東京ガスの公式サイトによると、交換作業時に閉めた止水栓(水の流れを調整する蛇口のようなもの)や元栓(建物全体の水を管理する大元の栓)が完全に開いていないケースが多く報告されています。また、給湯器本体下部にあるストレーナー(ゴミや異物をキャッチするフィルター部品)に、工事時の配管作業で発生した異物や既存配管内の錆が詰まることで、水圧が急激に低下することがあります。
2.ガス給湯器からエコキュート変更による水圧低下
2つ目は給湯器の種類変更による仕様の違いです。
特にガス給湯器からエコキュート(電気でお湯を沸かす貯湯式の給湯器)に変更した場合、水圧の違いに驚く方が少なくありません。ガス給湯器の水圧が約500kPaであるのに対し、エコキュートは約180kPa程度と、約3分の1の水圧になります。これは貯湯式給湯器の構造上の仕様であり、工事ミスではありません。国土交通省の調査では、給湯器交換後の水圧問題が年間2万件以上報告されており、多くが仕様の違いによるものとされています。
3.給湯器の号数不足によるお湯の量が足りないケース
3つ目は給湯器の号数の不足です。
号数とは給湯能力を表す数字で、16号・20号・24号では1分間に出せるお湯の量が大きく異なります。以前より小さい号数の給湯器に交換した場合、家族の人数や同時にお湯を使う場所の数に対して能力が足りず、お湯の出が悪く感じることがあります。
工事ミスと仕様差の違いを見分けるポイント
| 工事ミス | 仕様の違い | |
|---|---|---|
| 発生タイミング | 工事直後から突然 | 気づくまでに数日かかる場合も |
| 水圧の変化 | 以前の半分以下に急激低下 | 一定の水圧(以前より弱いが安定) |
| 水の出方 | 水もお湯も両方弱い | お湯だけが弱い |
| 主な原因 | 止水栓の締め忘れ、ストレーナー詰まり | ガス給湯器→エコキュートへの変更 |
| 対応方法 | 業者による無償修理 | 減圧弁調整や高圧タイプへの変更検討 |
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工事ミスかどうか自分で確認できる3つのチェック方法
給湯器交換後のお湯の出が悪い原因が工事ミスなのか、それとも仕様の違いなのかを判断するために、まず自分で確認できることがあります。
1つ目は止水栓と元栓が全開かどうかの確認です。
給湯器本体の下部、キッチンや洗面台の下にある止水栓を探してください。この止水栓を反時計回りに回してみて、これ以上回らないところまで開いているか確認します。戸建て住宅ならメーターボックス内、マンションやアパートなら共用廊下などにある元栓も同様にチェックしましょう。
2つ目はストレーナー(フィルター)の掃除です。
給湯器の水抜き栓にあるフィルターを取り外して、歯ブラシなどで洗浄してみてください。黒い錆のようなものや細かいゴミが詰まっていることがあります。シャワーヘッドの根元にあるフィルターも同時に確認することをおすすめします。
3つ目は水とお湯の出方を比較することです。
水道の蛇口をひねって水を出し、次にお湯を出して比較してください。水は勢いよく出るのにお湯だけ弱い場合は給湯器側の問題、水もお湯も両方弱い場合は止水栓や元栓、配管の問題である可能性が高いです。
これらを確認しても改善しない場合は、配管のつなぎ目の不良や給湯器本体の設定に問題がある可能性があります。工事直後から明らかに水圧が急激に下がった、配管から水が漏れている、工事前と比べて明らかに水圧が半分以下になったといった症状があれば、工事ミスの可能性が高いと判断できます。
クレームを入れるべきなのはこんな状況
給湯器交換後にお湯の出が悪い場合、どのような状況でクレームを入れるべきなのでしょうか。
明らかに工事が原因と判断できる場合は、すぐに施工業者に連絡すべきです。具体的には次のようなケースです。
- 工事直後から明らかな不具合(水圧の急激な低下、水漏れ、異音、ガスの臭い)がある
- 事前の説明なく給湯器の号数を小さいものに変更された
- 見積もりにない追加費用を請求された
- 工事保証書や完了報告書が渡されない
クレームを入れる際は、まず施工業者に連絡し、不具合の症状を具体的に伝えましょう。「いつから」「どの場所で」「どのような症状が出ているか」を明確に説明することが重要です。スマートフォンで写真や動画を撮って記録を残しておくと、後々のトラブル防止にも役立ちます。再訪問や点検を依頼し、基本的には無償での対応を求めることができます。
ただし、ガス給湯器からエコキュートへの変更による水圧低下は製品の仕様であり、工事ミスではありません。この場合、クレームではなく「水圧を改善する方法はありますか」と業者に相談する形が適切です。減圧弁(水圧を調整する部品)の調整や、高圧タイプのエコキュートへの交換などの対策について相談できます。
業者が対応してくれない場合はどこに相談すればいい?
施工業者に連絡しても対応してもらえない、または納得のいく説明が得られない場合は、第三者機関への相談を検討しましょう。
最も身近な相談先は消費者ホットライン188番です。「いやや(188)」と覚えやすい全国共通の相談窓口で、トラブル内容の整理や業者との交渉についてアドバイスを受けられます。平日のみの対応ですが、専門の相談員が無料で対応してくれるため安心です。
また、給湯器メーカーのお客様相談窓口に直接相談することも効果的です。取扱説明書に記載されている連絡先に問い合わせることで、メーカー側から施工業者への確認や指導をしてもらえる場合があります。
契約書を受け取ってから8日以内であれば、クーリングオフ制度(契約を無条件で解除できる制度)を利用できる可能性もあります。訪問販売や電話での勧誘で契約した場合は、書面で解約を申し出ることができます。
重大な損害や明らかな契約違反がある場合は、法テラス(無料法律相談窓口)や弁護士への相談も検討しましょう。また、詐欺行為や脅迫など犯罪の可能性がある場合は、警察庁総合相談センター(#9110)への相談も選択肢の一つです。
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まとめ:まずは自己チェック、工事ミスなら迷わず連絡を
給湯器交換後にお湯の出が悪くなった場合、まずは止水栓の開度確認、ストレーナーの清掃、水とお湯の出方比較といった自己チェックを行いましょう。工事直後からの急激な水圧低下や配管からの水漏れがある場合は、工事ミスの可能性が高いため、すぐに施工業者に連絡してクレームを入れることが適切です。
一方、ガス給湯器からエコキュートへの変更による水圧低下は製品の仕様であり、工事ミスではありません。この場合は、水圧を改善する方法について業者に相談するアプローチが適切です。
業者が対応しない場合は、消費者ホットライン188番やメーカーの相談窓口を活用しましょう。見積書、契約書、工事前後の写真など、証拠となる資料を保管しておくことも重要です。適切な判断と対応で、快適な給湯環境を取り戻してください。
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