
リモコンが突然真っ暗に…電池切れ?それとも故障?どうすればいいの?

まずは慌てず3つの確認を。多くのケースはご自身で解決できます。それでもダメなら迷わず専門家へ相談してください。
給湯器のリモコンが突然真っ暗になってしまったら、誰でも不安になりますよね。
「朝シャワーを浴びようと思ったのに、お湯が使えない…」 「ボタンを押しても何も反応しない…」 「これって電池切れ?それとも故障?」
こうした状況に直面すると、多くの方が慌ててしまいます。しかし、落ち着いてください。リモコンの表示が消える原因の多くは、簡単な確認だけで解決できます。
私たち給湯器専門業者として長年お客様のトラブルに対応してきた経験から言えることは、リモコン表示が消える原因は電池切れだけではないということです。電源の問題、配線の不良、給湯器本体の故障など、さまざまな要因が隠れている可能性があります。
この記事では、リモコンの表示が消えたときに最初に確認すべきポイントから、症状別の原因、専門業者に依頼すべき判断基準まで、実践的な情報を詳しくお伝えします。まずは慌てず、順番に確認していきましょう。
もくじ
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まず最初に確認すべき3つ(最短で復旧する可能性が高い)

リモコンの表示が突然消えた場合、専門業者を呼ぶ前に、まずこの3つを必ず確認してみてください。
電源(運転)ボタンがOFFになっていないか
最も多いのが「電源ボタンが押されていないだけ」というケースです。私たちが現場でお伺いすると、このパターンが驚くほど多く見られます。
掃除の際に誤って触れた、小さなお子様が遊んで押してしまった、長押ししてしまい電源がOFFになったなどがよくあるシチュエーションです。
確認方法
リモコンの「運転」または「電源」ボタンを一度押してみてください。画面が点灯すれば、それだけで解決です。
メインリモコン(台所側)がOFFになっていないか
複数のリモコンが設置されているご家庭では、この原因も非常に多く見られます。
メインリモコン(通常は台所側)の電源がOFFだと、サブリモコン(浴室側)が動作しない機種が多いのです。浴室リモコンだけを日常的に操作している方は、台所側のリモコンの存在を忘れがちです。
確認方法
台所側のリモコンの電源が入っているか確認します。どちらもOFFなら台所側を先にONにしてから、浴室側を操作してみましょう。
電池式リモコンの場合は電池切れを疑う
持ち運び型や壁掛け無線タイプのリモコンは乾電池で動作します。このタイプで最も頻繁に起こるのが電池切れです。
一般的にリモコンの電池寿命は1〜2年程度ですが、使用頻度が高いご家庭や寒冷地では消耗が早まります。
確認方法
リモコンの裏面で電池の型番(単三または単四)を確認し、アルカリ電池に交換してください。電池の向き(プラスとマイナス)を間違えないよう注意しましょう。
ここまでの3つを確認するだけで、驚くほど多くのケースが解決します。まずは落ち着いて、この3つを試してみてください。
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お湯が出る?出ない?で原因を切り分ける

リモコン表示が消える原因は多岐にわたりますが、プロの視点から言えば、「お湯が出るかどうか」で原因を大きく絞り込めるという診断方法があります。
お湯が出る場合 → リモコン側の不具合が疑われる
蛇口をひねってお湯が正常に出る場合、給湯器本体は動作していると判断できます。この場合、問題はリモコン側にある可能性が高いです。
- リモコンの液晶画面自体の故障
- 接続端子部分の不良やゆるみ
- 配線のサビや断線
- リモコン内部の基板トラブル
比較的軽微な修理で済むケースが多く、リモコンの交換だけで解決することもあります。
お湯が出ない場合 → 給湯器本体側のトラブルが疑われる
お湯が全く出ない、または温度が不安定な場合は、給湯器本体側の問題である可能性が高まります。
- ブレーカーが落ちている
- 給湯器本体の電源プラグが抜けている
- 制御基板の故障
- 安全装置が作動している
この場合は専門的な診断が必要になるため、専門業者への相談をおすすめします。
原因が特定できない?
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リモコン表示が消える原因|3つの原因グループでわかりやすく整理

ここからは、リモコン表示が消える原因を3つのカテゴリーに分けて解説します。
① リモコン側に原因があるケース(自分で直せる可能性)
電源ボタンの押し忘れ・誤操作
前述した通り、最も多いのがこのケースです。まずは運転ボタンを押してみることをおすすめします。
メインリモコン(台所)の電源OFF
複数リモコンのあるご家庭で起こる典型的なトラブルです。台所側(メイン)のリモコンがOFFになっていないか確認しましょう。
電池式リモコンの電池切れ
無線タイプのリモコンでは、電池切れが最頻出のトラブルです。寿命は1〜2年程度が目安です。
チャイルドロック・操作ロック機能の作動
液晶画面に鍵マークが表示されている場合は、この機能が働いています。多くの場合、特定のボタンの長押し(3秒程度)で解除できます。取扱説明書で確認してください。
節電モード・省エネモードによる自動消灯
お湯を使用しないまま約10分が経過すると、自動的に画面表示が消える機能が搭載されている機種があります。これは故障ではなく正常な動作です。いずれかのボタンを押すだけで表示が復帰します。
液晶パネル(表示部)自体の故障
お湯は正常に出るのに表示だけ消えている、画面が半分だけ欠けている、一部の文字が欠けて表示されるといった症状は、液晶パネル自体の故障が疑われます。この場合、リモコンの交換が必要です。
② 配線・接続まわりに原因があるケース(点検は可能)
リモコンと給湯器本体の接続端子のゆるみ
有線接続のリモコンの場合、壁の裏や給湯器本体との接続部分で配線がゆるんでいることがあります。軽く確認することは可能ですが、無理に分解したり配線を引っ張ったりするのは危険です。
リモコン配線のサビ・断線・腐食
築10年以上の住宅や湿気の多い環境では、配線のサビや断線が発生することがあります。配線内部で腐食が進むと、電気信号がリモコンに届かず表示が消えたままになります。専門的な診断が必要です。
浴室リモコンなどでの湿気・結露による接点不良
浴室リモコンは常に湿気にさらされているため、内部に湿気が入り込み基板が結露や腐食を起こすことがあります。「入浴直後に反応しないが翌朝には復旧する」という症状は、典型的な湿気トラブルです。
予防策
浴室の換気をしっかり行う、リモコン表面の水滴をこまめに拭き取る、濡れた手で操作しないといった日頃の注意で予防できます。
③ 給湯器本体が原因のケース(専門対応が必要)
制御基板・電源ユニットなど本体内部の故障
給湯器の制御基板(給湯器の動作を制御する電子部品)が故障している場合、リモコンに電力が供給されず液晶パネルが点灯しません。
制御基板の故障は、経年劣化、湿気やほこりの侵入、熱の蓄積などが原因で起こります。お湯が出ない、温度が安定しない、異音がするといった症状を伴うことが多いです。
給湯器の設計標準使用期間は一般的に10年です。10年以上経過した給湯器では、制御基板だけでなく複数の部品が同時に劣化している可能性が高く、リモコンだけを修理してもすぐに別の箇所が故障するリスクがあります。
8年目以降から不具合が増え始める傾向があり、10年を超えた給湯器では本体ごと交換を検討するのが賢明なケースも多いです。
本体故障は危険なので
\ 早めにご相談を /
電池式リモコンの電池交換方法|必要な電池・手順・注意点まとめ

電池式リモコンの電池交換は、ご自身でも簡単にできる作業です。
使用する電池の種類と選び方(電池式リモコン用)
多くの場合、単三または単四のアルカリ乾電池が推奨されています。アルカリ電池はマンガン電池に比べて容量が大きく長持ちし、電圧の安定性も高いためリモコンの動作が安定します。
避けるべき電池:マンガン電池、充電式電池、無名の安価な電池は避けましょう。
電池交換の具体的な手順(初心者向け)
- リモコンの裏面にある電池カバーを開ける
- 古い電池を取り外し、接点部分の状態を確認(サビや汚れがあれば拭き取る)
- 新しい電池を正しい向きで装着(プラスとマイナスの方向を確認)
- 電池カバーをしっかり閉める
- 運転ボタンを押して正常に作動するか確認
電池交換でやりがちなNG行動
- 古い電池と新しい電池を混ぜる:必ず全ての電池を同時に交換
- 異なる種類の電池を混用する:アルカリとマンガンを混ぜない
- 電池の向きを間違える:必ず正しい向きで装着
- 粗悪な電池を使用する:液漏れのリスクが高い安価な電池は避ける
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メーカー別:リモコン表示が消える時に多い症状の傾向




長年の経験から、メーカーごとに特徴的なリモコントラブルの傾向があることがわかっています。
リンナイ(特にMC-120Vなど)
- 特徴有線接続タイプが多く、端子のゆるみ・接触不良が起こりやすい機種があります。
- よくある症状表示が急に消える、追い焚きだけ反応しない、操作に遅延が出る等。
- 対処目安お湯が出ているならリモコン側の不具合の可能性が高く、10年以上の場合は本体側の劣化も視野に入れます。
ノーリツ
- 特徴浴室リモコンで湿気による接点不良や配線腐食が比較的多い傾向があります。
- よくある症状入浴後だけ反応しない、表示が薄くなる、小さなエラーが時々出る等。
- 対処目安換気で改善する場合もありますが、症状の繰り返しは配線劣化が疑われるため早めの点検が安心です。
パロマ
- 特徴操作系のロック機能が敏感で、意図せず操作が制限されるケースがあります。
- よくある症状鍵マークが頻繁に出る、ボタンが反応しない、端子の抜けやすさによる接触不良など。
- 対処目安ロック解除操作で改善しない場合や、再発が多い場合は内部基板の点検をおすすめします。
こんな症状は危険信号!給湯器リモコンの緊急度別対応ガイド

以下の症状が見られる場合は、緊急度に応じて適切な対応をしてください。
緊急度A:今すぐ使用を停止すべき症状
以下の症状は重大事故につながる危険があります。すぐに使用を中止し、ブレーカーを落として専門業者に連絡してください。
- ガス臭がする(爆発のリスク)
- 焦げ臭いにおいがする(火災のリスク)
- 本体から水が大量に漏れている(建物への被害)
- 本体が異常に熱い(やけど・火災のリスク)
緊急度B:当日中に対応したい症状
生活に支障をきたす症状です。できるだけ早く専門業者に相談してください。
- お湯が全く出ない
- 異音・警告音が鳴り続ける
- 再起動してもすぐ電源が落ちる
- エラーコードが頻発する
緊急度C:様子を見つつ早めに相談したい症状
すぐに危険はありませんが、放置すると悪化する可能性があります。
- お湯の温度が不安定
- リモコンの一部機能が動作しない
- 時々エラーが出る
- 10年以上使用している給湯器で複数の症状がある
特に10年以上使用している給湯器で複数の症状が出ている場合は、給湯器全体の寿命が近づいているサインです。
緊急症状は安全のため
\ 即対応が必要です /
修理か交換か迷った時の判断基準と費用相場

修理で対応できるケース(軽度トラブルの例)
- 設置から5〜7年以内
- リモコン単体の故障で他に問題がない
- メーカー保証期間内(一般品1年、BL認定品2年)
- 修理費用が2〜4万円程度で済む見込み
交換した方が結果的に安くなるケース(重度トラブルの例)
- 設置から10年以上経過
- 修理部品の保有期間が終了(製造終了から約10年)
- 制御基板の故障など高額な修理が必要
- 複数箇所に不具合がある
- 過去に何度も修理している
修理・交換の費用相場(リモコン・配線・本体)
| 項目 | 費用相場 |
|---|---|
| リモコン本体交換 | 2〜4万円 |
| 配線修理 | 5,000〜15,000円 |
| 制御基板交換 | 3〜6万円 |
| 給湯器本体交換 | 10〜25万円 |
判断基準
修理費用が給湯器本体価格の30〜40%を超える場合、または使用年数が8年を超えている場合は、交換を検討する価値があります。
どちらが最適か
\ 状況に応じてご案内 /
DIY修理は危険|できるのは「確認作業」まで

給湯器の内部は ガス・電気・水が同時に関わる構造 のため、分解や配線に触れる作業は専門資格が必要です。
誤って触ると事故や故障につながるだけでなく、メーカー保証が無効になることもあります。
- 電池交換
- ブレーカーの確認
- リモコン操作のリセット
といった 外部からの簡単な確認作業まで。
それ以上の作業は、安全のため専門業者に任せることをおすすめします。
お湯の救急車なら最短で解決へ導きます|ご相談はお気軽に



給湯器のトラブルは、症状によって「修理で済むのか」「交換が必要なのか」が大きく変わります。
ご自身で判断しにくい場合は、無理に使用を続けず、一度専門スタッフに状況を見てもらうことをおすすめします。
私たち「お湯の救急車」では、まずお客様の状況を丁寧にお伺いし、最短で安全に解決できる方法を分かりやすくご案内しています。
このような時はお気軽にご相談ください
- 自分で確認しても改善しない
- 修理と交換、どちらが適切なのか判断できない
- 今日中にお湯が使えないと困る
状況によっては、LINEやお電話で写真を確認しながら、その場でできる応急的な対処方法をお伝えすることも可能です。
お湯の救急車が選ばれる理由
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- 埼玉・東京・神奈川・千葉・茨城・静岡東部対応

お客様にとって最適な選択ができるよう、無理な交換や不要な工事をおすすめすることはありません。
「今どうすればいいのか」を一緒に整理いたしますので、どうぞ安心してご相談ください。
最短で確実な解決方法
\ 専門スタッフがご案内 /
よくある質問|故障なのか判断したい人向けQ&A
リモコンが真っ暗でも給湯器本体が壊れていない場合はある?
はい、あります。お湯が正常に出る場合は、電池切れ、節電モード、接続不良など軽微な原因の可能性が高いです。まずは本記事の「最初に確認すべき3つ」を試してください。
- リモコンだけ交換できる?
-
はい、可能です。費用は2〜4万円程度が相場です。ただし10年以上経過している場合は、本体交換も視野に入れた方が良いケースがあります。
- 賃貸住宅の場合は誰に連絡すべき?
-
まず管理会社または大家さんに連絡してください。緊急性が高い場合(ガス臭、大量の水漏れなど)は、安全のために先に専門業者に連絡し、後で管理会社に報告する方法もあります。
まとめ|まずは簡単な3つのチェック、それでもダメなら専門家へ

給湯器のリモコン表示が消えた場合、まずは落ち着いて以下の3つを確認しましょう。
最初に確認すべきこと
- 電源(運転)ボタンがOFFになっていないか
- メインリモコン(台所側)がOFFになっていないか
- 電池式リモコンの場合は電池切れを疑う
これらの確認だけで多くのケースが解決します。
それでも改善しない場合は、「お湯が出るか出ないか」で原因を切り分けることができます。お湯が出る場合はリモコン側、お湯が出ない場合は給湯器本体側のトラブルが疑われます。
10年以上使用している給湯器では、本体ごと交換を検討する価値があります。リモコンだけを修理しても、すぐに別の箇所が故障するリスクが高いためです。
危険な症状(焦げ臭い、ガス臭、大量の水漏れなど)が見られる場合は、ご自身で対処せず、すぐに使用を中止して専門業者に相談してください。
給湯器やリモコンのトラブルは、日常生活に大きな影響を与えます。不安な場合は一人で抱え込まず、私たち給湯器専門業者にお気軽にご相談ください。24時間365日、いつでもご連絡をお待ちしています。


