
シャワーの温度がちょうどいいところに合わせられない…熱すぎたり冷たすぎたりで毎日イライラする。

その症状、冷水サンドイッチ現象や給湯器の劣化など6つの原因が考えられます。自分でできる対処法もあるので、順番に確認していきましょう。
シャワーを使っていて、突然お湯が熱くなったり冷たくなったりして困っていませんか?温度を微調整したいのに、ちょうどいい温度にならずイライラしますよね。
実はこの「すぐ熱くなったり冷たくなったりする」症状には、いくつかの原因があります。
本記事では、シャワーの温度が安定しない主な原因と、すぐに試せる対処法、専門業者に依頼すべきケースまで分かりやすく解説します。
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なぜシャワーの温度がすぐ変わるの?6つの原因
シャワーの温度が微調整できず、すぐ熱くなったり冷たくなったりする原因は主に6つあります。
- シャワーを止めて再開すると、熱→冷→ちょうどよくなる現象が起きる
- 温度を自動調整する蛇口の部品が古くなり、温度が安定しない
- 給湯器の温度を測るセンサーが壊れて、正しい温度にできない
- キッチンやトイレで水を使うと、水の勢いが変わって温度も変わる
- 給湯器のパワーが弱く、同時に水を使うと温度が保てない
- 給湯器自体が古くなり、温度が急に変わるようになる
「冷水サンドイッチ現象」とは、シャワーを一時停止して再び出すと「熱い→冷たい→ちょうどいい温度」の順番で変化する現象です。給湯器が再び動き出す際、配管内に残っていた熱いお湯が先に出て、次に冷めた水、その後に新しく温めたお湯が出てくるため起こります。
サーモスタット混合水栓の劣化も原因の一つです。この内部部品が劣化すると、設定した温度にならず、急に熱くなったり冷たくなったりします。寿命は10~20年程度です。
サーモスタット混合水栓とは:お湯と水を自動で混ぜて設定温度にする蛇口のこと。
給湯器の温度センサー(サーミスタ)の故障により、お湯の温度を正しく測れなくなることもあります。特に10年以上使っている給湯器で多く見られます。
サーミスタとは:給湯器内部でお湯の温度を測る部品のこと。
他の場所で水を使うことによる水圧の変化も影響します。シャワー中に誰かがキッチンやトイレで水を使うと、水道管内の水圧が変わり、シャワーの温度が不安定になります。
給湯器の号数不足という問題もあります。小さい号数(16号など)では、複数の場所で同時に水を使うと温度が安定しません。一般社団法人日本ガス石油機器工業会(https://www.jgka.or.jp/torikae_kounyuu/choice/onsui/index.html)によると、24号給湯器なら冬場でもキッチンとシャワーを同時に使っても安定するとされています。
号数とは:「水温+25℃のお湯を1分間に何リットル出せるか」を示す給湯器の能力。
最後に給湯器本体の寿命です。給湯器は一般的に10年前後が寿命とされ、それを過ぎると温度が不規則に変わるなどの症状が出やすくなります。
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冷水サンドイッチ現象を防ぐ「Q機能」って何?
最近の給湯器には「Q機能」という機能がついています。これは冷水サンドイッチ現象を防ぐための仕組みで、シャワーを止めて再び出したときに冷たい水が出ないよう、配管内の温度を保つ工夫がされています。
東京ガス風呂販売協同組合によると、近年のガス給湯器の多くにこのQ機能が標準装備されています。もし今の給湯器にこの機能がなく、冷水サンドイッチ現象に悩んでいるなら、Q機能付き給湯器への交換で大幅に改善できます。

今すぐ試せる4つの対処法
専門業者を呼ぶ前に、まずは以下の方法を試してみましょう。
1. 家族で水の使用タイミングをずらす
シャワーを使っている時は、他の場所で水を使わないよう家族に協力してもらいましょう。これだけで温度が安定することがあります。
2. 給湯器の設定温度を上げる
給湯器本体の設定温度を50~60度に上げてみてください。サーモスタット混合水栓は給湯器の設定温度より高い温度を出せないため、給湯器側の温度を上げることで微調整の幅が広がります。
3. 安全ロックを確認する
サーモスタット混合水栓には、やけど防止のため40度前後でロックがかかる機能があります。もっと熱いお湯を出したい場合は、安全ボタンを押しながらハンドルを回してください。
4. ガス栓や元栓をチェックする
ガス栓や給湯器の元栓が完全に開いているか確認しましょう。半開きだと十分なお湯が出ず、温度が不安定になります。
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いつ業者に頼むべき?修理と交換の判断基準
以下の場合は自分で直せないため、専門業者への依頼が必要です。
- 給湯器内部の故障
- サーモスタット混合水栓の交換
- 温度センサーの故障
- 給湯器の号数を大きくしたい場合
修理か交換か、どちらを選ぶべきでしょうか?下の表を参考にしてください。
| 判断基準 | 修理がおすすめ | 交換がおすすめ | 
|---|---|---|
| 使用年数 | 10年未満 | 10年以上 | 
| 保証期間 | 保証期間内 | 保証期間外 | 
| 症状の発生時期 | 異常を感じてすぐ | 設置から8年以上経過後 | 
| 故障箇所 | 配管や蛇口 | 給湯器本体 | 
PR TIMESの調査によると、給湯器の故障で最も多いのは「お湯が出なくなった」で、次に多いのが「温度が安定しなくなった」という症状です。また、10年以上使った給湯器の約6割が温度に関する異常を経験しています。
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気になる費用の相場はいくら?
PR TIMESの調査によると、実際にかかった費用は以下の通りです。
- 給湯器交換:10万円~20万円未満が最も多く(43.2%)、次いで5万円未満(20.3%)でした。
- 給湯器修理:5万円未満が最多で全体の81.5%を占めています。
- サーモスタット混合水栓の交換:工事費込みで約3万円~6万円が相場です。
修理で済む場合は5万円以下で収まることが多いですが、10年以上使っている給湯器の場合は、修理してもすぐ別の箇所が壊れる可能性があるため、交換を検討した方が長期的にはお得です。
まとめ|シャワーの温度調整トラブルは放置せず早めの対処を
シャワーの温度がすぐ熱くなったり冷たくなったりして微調整できない原因は、冷水サンドイッチ現象、給湯器や蛇口の劣化、水圧の変化など様々です。まずは家族との水の使用タイミングをずらしたり、給湯器の設定温度を上げるなど、自分でできる対処法を試してみましょう。
それでも改善しない場合や、給湯器を10年以上使っている場合は、専門業者に相談することをおすすめします。温度が不安定なまま使い続けると、突然お湯が出なくなることもあります。快適なシャワータイムのため、そして安全のためにも、早めの点検・対処を心がけましょう。
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