
節水シャワーヘッドにすれば、給湯器も楽になって一石二鳥じゃない?

実は逆に給湯器の負担が増えて、寿命を縮めるリスクもあります。選び方が重要です。
節水シャワーヘッドへの交換を検討する際、多くの方が気になるのが給湯器への影響です。水道代やガス代が削減できても、給湯器が故障してしまっては本末転倒。
実は、節水シャワーヘッドと給湯器の関係は思っているより複雑で、選び方次第では給湯器の寿命を縮めるリスクもあります。
この記事では、節水シャワーヘッドが給湯器に与える影響と、安全に使うためのポイントを分かりやすく解説します。
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節水すれば給湯器の負担は減る?実際は逆効果のケースも
節水シャワーヘッドを使えば水量が減るため、「温める水が少なくなって給湯器の負担も減る」と考えがちです。しかし、この理解には大きな落とし穴があります。
一般的に、ガス給湯器には「最低作動水量」(給湯器が正常に動くために必要な最低限の水の流れる量)が設定されており、毎分2.0~2.5リットル程度とされています。節水シャワーヘッドで水量を30~50%削減すると、この最低作動水量を下回ってしまう可能性があるのです。
水量が不足すると、給湯器が正常に作動せず、お湯が出なくなったり途中で水に変わったりします。メーカーによると、流量が著しく減少すると熱交換器(水を温める給湯器内部の部品)の中で熱がこもりやすくなり、部品の劣化が早まるケースもあるとされています。
さらに、節水シャワーヘッドは水圧を高める設計のものが多く、給湯器の配管や接続部分に強い負荷をかける場合があります。長期間使用すると、接続部からの水漏れやホースの破損につながる可能性も指摘されています。
給湯器の寿命は延びるのか?縮むのか?
結論から言えば、節水シャワーヘッドで給湯器の寿命が延びるという根拠はありません。むしろ、間違った選び方をすると給湯器の寿命を縮めるリスクの方が現実的です。
一般的に、ガス給湯器の寿命は10~15年とされ、メーカーで定める設計標準使用期間は10年です。この給湯器の寿命を左右するのは、日常的なお手入れや設置環境、使用頻度であり、節水シャワーヘッドの有無ではありません。
ただし、既に8年以上使っている給湯器に節水シャワーヘッドを取り付けると、故障リスクが高まる傾向があります。古い給湯器は最新の節水シャワーヘッドに対応できない場合が多く、水量不足による負担が経年劣化を加速させる可能性があるのです。
適切な節水率(30~40%程度)の製品を選び、自宅の給湯器の仕様に合わせて使用すれば、給湯器への悪影響は最小限に抑えられます。
給湯器の年式別:節水シャワーヘッド導入の判断基準
給湯器の設置年数によって、節水シャワーヘッド導入の適否が大きく変わります。以下の表を参考にしてください。
| 給湯器の年式 | 推奨度 | 注意点 |
|---|---|---|
| 8~10年 | △ 慎重に | 寿命が近く、故障リスクあり。節水率20~30%の低めの製品か、給湯器交換後の導入を検討 |
| 10年以上 | × 非推奨 | 故障リスクが非常に高い。まず給湯器の交換を優先すべき |
こんなトラブルに要注意:節水シャワーヘッド装着後の不具合
お湯が出ない・温度が急に変わる原因は?
節水シャワーヘッド装着後によくあるのが、「お湯が出なくなった」「急に冷たくなる」といったトラブルです。これは給湯器が壊れたのではなく、水の流れる量が給湯器の最低作動水量に達していないため、給湯器が動いていない状態です。
メーカーによると、水量が少ないと給湯器の温度調整機能が不安定になりやすく、急に熱いお湯が出たり水に変わったりする現象が起きます。特に瞬間式(その場でお湯を作るタイプ)のガス給湯器では、火がついたり消えたりを頻繁に繰り返し、これが給湯器内部の電子部品に負担をかける要因になります。
エラー表示が出たらどうする?
エラーコード16(または161、162)が表示される場合は、給湯器内部で沸騰が起きている可能性があります。これは水量が少なすぎて熱がこもり、給湯器が異常を検知した状態です。
一時的なエラーであればリモコンの電源を入れ直すことで解消しますが、何度も繰り返す場合は節水シャワーヘッドを外すか、給湯器の交換を検討すべきサインと言えます。
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失敗しない選び方:給湯器に合った節水シャワーヘッドとは?
まず確認すべきは給湯器の仕様
最も重要なのは、購入前に自宅の給湯器の最低作動水量を確認することです。取扱説明書や給湯器本体の仕様表(型番が書いてあるシール)で確認できます。分からない場合は、給湯器メーカーのお客様相談窓口に型番を伝えて問い合わせましょう。
エコキュートは専用製品が必須
エコキュートを使用している場合は、元々水圧が低く設定されている機種が多いため、「低水圧対応」と表示されている専用製品を選ぶことが必須です。通常のガス給湯器用シャワーヘッドを使うと、さらに水圧が弱まり、快適に使えなくなる可能性があります。
節水率は「高ければ良い」ではない
「節水率が高いほど良い」というのは誤解です。メーカーによると、節水率50%以上の製品は水圧が弱く感じられ、かえってシャワー時間が長くなって節水効果が減少するケースがあります。給湯器の負担と節水効果のバランスを考えると、節水率30~40%程度が適切とされています。
一般的に、節水率30%の場合で月約167円、節水率20%で年間約4,000円の削減効果が見込めます。シャワーヘッド本体は3,000~30,000円程度なので、3~5年で元が取れる計算です。
まとめ:給湯器の負担を増やさず寿命を守るために
節水シャワーヘッドは、正しく選べば水道代・ガス代の節約につながる有効な手段です。しかし、給湯器の寿命を延ばす効果はなく、むしろ間違った選び方が給湯器の負担を増やし寿命を縮めるリスクがあることを理解しておきましょう。
給湯器の設置年数や仕様を確認し、適切な節水率の製品を選ぶこと。特に設置から8年以上経過している給湯器では慎重な判断が必要です。エコキュート使用者は低水圧対応製品を選び、定期的なお手入れ(シャワーヘッドの詰まり確認など)も忘れずに行いましょう。
節水シャワーヘッドと給湯器の相性を正しく理解して選べば、快適さを保ちながら給湯器の負担を増やすことなく、経済的なメリットを享受できます。
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