ITOMIC給湯器は家庭用に使える?特徴と注意点

ITOMIC給湯器は業務用電気給湯器に特化した日本のメーカーで、1948年の創業以来70年以上の実績を持つ企業です。

主に飲食店やホテル、病院などの業務用施設で使用されていますが、家庭での使用を検討する方も増えています

この記事では、ITOMIC給湯器が家庭用として使えるのか、その特徴と注意すべきポイントについて分かりやすく解説します。

この記事の監修者
私がお答えます!
太田 雄冴
お湯の救急車 代表
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ITOMIC給湯器は家庭用として使えるのか?

結論から言えば、ITOMIC給湯器は用途を限定すれば家庭でも使用可能です。

ただし、ITOMICは業務用に特化したメーカーであり、一般的な家族向けの住宅全体の給湯には向いていません。

メーカーによると、業務用給湯器は長時間連続運転や高頻度使用を前提に設計されています。

一方で家庭用給湯器は断続的な使用を想定しているため、設計思想が根本的に異なります。

そのため、ITOMIC給湯器を家庭で使う場合は、単身者向けや特定の用途に限定して検討することが重要です。

家庭で使えるITOMIC製品の特徴

ITOMIC給湯器の中でも、家庭での使用に適した製品がいくつか存在します。

EWM-14N(iHOT14)

最も導入しやすいのがこの製品です。

  • 電源:単相100V(家庭用コンセントで使用可能)
  • 貯湯量:14リットル
  • 価格:希望小売価格118,000円
  • 特徴:給排水設備が整っていれば比較的簡単に設置できる

プレハブや仮設事務所向けに設計されていますが、離れや二階の洗面所など部分的な給湯用途として家庭でも活用できます。

ES-150/ES-200シリーズ

単身者向けの特徴を持つ製品です。

貯湯容量が150リットルから200リットルで、ワンルームや独身寮を想定した設計になっています。

貯湯容量とは:タンクに貯められるお湯の量のことです。

深夜電力に対応しており、狭いスペースにも設置しやすい構造が特徴です。

EIXシリーズ

手洗い専用など超小規模な給湯に適した瞬間式の製品です。

瞬間式とは:タンクに貯めずに、使う時に瞬時にお湯を沸かす方式のことです。

湯切れしにくく、自動水栓とセットで提案されることもあります。

業務用と家庭用の違いが重要な理由

ITOMIC給湯器を家庭で使う前に、業務用と家庭用の違いを把握しておく必要があります。

一般的に業務用給湯器は毎日8時間以上の連続稼働を想定しており、耐久部品や堅牢な外装など、厳しい使用条件に対応する設計になっています。

一方で家庭用給湯器は断続的な使用が前提で、号数も最大24号程度までが目安とされています。

号数とは:1分間に水温を25℃上昇させられる水量のことで、数字が大きいほど給湯能力が高くなります。

業務用は32号や50号など大容量モデルがあり、本体サイズも大型化しやすいため、家庭の設置スペースを圧迫する可能性があります。

寿命については、単純に年数だけで比較するのは適切ではありません。

業務用は稼働条件が厳しい分、短い期間で語られることがありますが、総稼働時間で見ると家庭用より長く使える場合もあります。

一般的に電気温水器の寿命は10~15年とされ、7~10年あたりから不具合が増えやすい傾向があります。

ITOMIC給湯器を家庭で使う際の注意点

ITOMIC給湯器を家庭用として使用する場合、いくつかの重要な注意点があります。

【注意点1】ランニングコストが高め

最大の注意点は電気代です。

電気温水器の電気代は月6,000~8,000円程度とされ、年間では7.2万~9.6万円程度になる例があります。

エコキュートと比較すると2~4倍程度の電気代がかかるとされており、地域の電力単価や気温条件によって変動します。

初期費用は電気温水器が本体10万~25万円、工事費7万~10万円で合計17万~35万円程度と比較的安価ですが、長期的な電気代を考慮する必要があります。

【注意点2】定期的なメンテナンスが必須

業務用給湯器は定期的な洗浄や点検が前提となっています。

メーカーによると、タンク洗浄は年2~3回、配管洗浄は半年に1回程度が目安とされています。

点検費用は機種により1.2万~7万円程度と幅があり、家庭用として使う場合でもこれらの維持費が発生する可能性があります。

【注意点3】設置条件に制約がある

設置場所には注意が必要です。

湿気が多い場所、浴室内、浄化槽の近くなどは設置に不向きとされています。

寒冷地では屋内設置が推奨され、点検のために前方600mm以上のメンテナンススペースが必要です。

また、工事には第二種電気工事士や給水装置工事主任技術者など、専門資格が関わる領域になるため、必ず専門業者に依頼しましょう。

【注意点4】家庭用としてはオーバースペックになりやすい

業務用給湯器を家庭で使う場合、性能が家庭の需要に対して過剰になりがちです。

本体サイズが大きいため設置スペースを圧迫し、使い方次第で想定以上の電気代がかかるリスクも理解しておく必要があります。

まとめ:用途を見極めた賢い選択を

ITOMIC給湯器は業務用特化メーカーの製品であり、家庭用として使う場合は単身者向けや特定の部分給湯に限定して検討するのが基本です。

家庭用コンセントで使えるiHOT14や単身者向けのES-150/200シリーズなど、小規模用途に適した製品は存在します。

ただし、一般家庭で風呂や複数箇所への給湯、家族での使用を考える場合は、家庭用メーカーの製品やエコキュートの方が費用面・運用面で合理的です。

ITOMIC給湯器の特徴は、離れの給湯や仮設住宅、二階洗面所の補助給湯など、特殊な用途で真価を発揮する点にあります。

導入を検討する際は、ランニングコストやメンテナンス費用を含めた総合的なコストを試算し、自宅の用途に本当に適しているかを慎重に判断することが大切です。

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