給湯器から水が漏れてるけど使っていい?

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給湯器から水が漏れているのを発見しても、「まだお湯は出るから」と使い続けていませんか?

これは大変危険な行為です。

水漏れは単なる不具合ではなく、一酸化炭素中毒や火災といった重大事故につながる危険信号です。

専門機関の調査によれば、給湯器からの水漏れは早急な対応が必要とされており、発見次第すぐに使用を中止し、適切な対処を行うことが強く推奨されています。

命に関わる可能性も!知らなかったでは済まない5つの致命的リスク

給湯器の水漏れを放置すると、以下の危険が迫ってきます。

  • 一酸化炭素中毒の危険性
    水分がバーナー部に侵入すると不完全燃焼を引き起こし、無色無臭の猛毒ガスが発生します
  • 電気ショートによる火災
    特に電気式給湯器では、漏水が電気系統に接触して発火の原因になります
  • 給湯器の急速な劣化
    内部部品の錆びや腐食により、本来10年以上の寿命が大幅に縮まります
  • 住宅構造へのダメージ
    継続的な水漏れは壁や床を腐食させ、住宅の構造強度を低下させます
  • 近隣トラブルの原因
    マンションなどでは階下への漏水被害が発生し、賠償問題に発展するケースも

これらのリスクは時間の経過とともに増大し、初期対応が遅れるほど被害は拡大します。

原因を特定!給湯器水漏れの5大要因と発見ポイント

水漏れの主な原因を知ることで、適切な対処が可能になります。

  1. ゴムパッキンの経年劣化
    使用開始から5〜10年で劣化する最も一般的な原因
  2. 寒冷地での配管凍結
    氷点下の気温で水が凍り、配管に亀裂が生じる
  3. 熱交換器の腐食
    内部金属部品が長年の使用で腐食し、穴が開く
  4. 安全弁・減圧弁の故障
    圧力調整装置の不具合により水が漏れ出す
  5. 施工不良や接続部の緩み
    設置時の問題や振動による接続部のズレ

定期点検を行うことで、これらの問題を早期に発見できます。特に設置から8年以上経過している給湯器は注意が必要です。

どこから漏れてる?漏水箇所別の緊急度判定と最適対処法

漏水箇所によって問題の深刻さと対応方法が異なります。

漏水箇所緊急度考えられる原因対処法
水抜き栓低〜中圧力調整機能または弁の故障微量・一時的なら正常、継続的なら専門家に相談
減圧弁中〜高弁の故障または内部部品の劣化即座に給湯器の使用を中止し、専門業者に連絡
給湯器本体最高熱交換器の腐食や内部配管の破損直ちに使用停止、ガス・水道の元栓を閉め、専門家に依頼
配管接続部ゴムパッキンの劣化または接続部の緩み使用を控え、早急に専門業者による修理を依頼

漏水量が多い、本体からの漏水、異臭を伴う場合は特に緊急性が高く、即座の対応が必要です。

今すぐ実行!水漏れ発見時の6ステップ緊急対応マニュアル

水漏れを発見したら、以下の手順で対応しましょう。

  1. 給湯器の電源をすぐに切る: 感電事故防止のため、まず電源をオフに
  2. ガスの元栓を閉める: ガス給湯器の場合は必ず元栓を閉めて安全確保
  3. 給水元栓を閉める: 給湯器への水の供給を止め、さらなる漏水を防止
  4. 漏水箇所の確認: 安全を確保した上で、どこから漏れているか観察
  5. 水道メーターの確認: 全ての蛇口を閉めた状態でメーターが回っていれば漏水の証拠
  6. リモコンのエラーコードを記録: 修理業者への連絡時に役立つ重要情報

これらの緊急対応は二次被害を防ぐためにきわめて重要です。迷いなく実行しましょう。

プロに任せるべき理由と賢い業者選びのポイント

給湯器修理には法的に専門資格が必要です。以下の選択肢を検討しましょう。

  • 賃貸・集合住宅: まず管理会社・大家に連絡(責任・費用負担の明確化)
  • 新築住宅: 施工会社に連絡(保証対象の可能性)
  • 中古住宅: 給湯器メーカーまたはガス会社に連絡(専門的対応)
  • 高額水道料金発生時: 水道局指定工事店に依頼(減免制度利用可能)

修理か交換かの判断基準は、主に給湯器の使用年数にあります。一般的な耐用年数である10年を超えている場合は、修理よりも交換を検討すべきでしょう。

数字で見る!水漏れ放置の経済的損失と早期対応のメリット

水漏れを放置することによる経済的損失は想像以上です。

  • 1日1リットルの漏水でも月間30リットル、年間で10,800円以上の水道代無駄遣い
  • エネルギー効率低下によりガス代・電気代が最大15%増加
  • 早期修理費用は5,000〜20,000円、対して放置後の大規模修理は50,000〜100,000円
  • 適切なメンテナンスで10年の寿命が、水漏れ放置で5〜6年に短縮される場合も

水道局指定工事店での修理なら、漏水による高額請求に対する減免制度を利用できる可能性があります。修理完了までの期間(約1週間)も考慮した計画を立てましょう。

まとめ:安心・安全な生活を守る、給湯器水漏れへの賢い対応法

給湯器の水漏れは単なる不便さだけでなく、安全リスク、住宅への損害、経済的損失など多くの問題を引き起こします。水漏れを発見したら、即座に使用を中止し、適切な緊急対応と専門家への相談を行いましょう。

給湯器の定期点検(年1回推奨)と10年を目安にした交換計画が、予期せぬトラブルを防ぐ最善の方法です。日常生活の安全と快適さを守るためにも、給湯器の異変には敏感になりましょう。早期発見・早期対応が命と財産を守る鍵となります。

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