ハイブリッド給湯器って何?気になる費用とメリットまとめ

給湯器の買い替えを検討する際、「ハイブリッド給湯器」という選択肢を目にしたことはありませんか。

従来のガス給湯器やエコキュートとは異なる新しいタイプの給湯器として注目を集めていますが、実際のところ費用やメリットがよく分からないという方も多いでしょう。

この記事では、ハイブリッド給湯器の基本的な仕組みから導入費用、そして得られるメリットまで、分かりやすく解説します。

ハイブリッド給湯器とは?ガスと電気を使う新しい給湯システム

ハイブリッド給湯器は、ガスと電気の両方を使って効率よくお湯を作る給湯器です。一般社団法人日本ガス石油機器工業会によると、高効率ガス給湯器、電気式ヒートポンプ、貯湯タンクの3つのユニットを組み合わせた「エネルギーベストミックス」の高効率給湯器と定義されています。

動作の仕組みは非常にシンプルです。まず電気式ヒートポンプが大気中の熱を活用して効率よくお湯を作り、一定量を貯湯タンクに貯めておきます。タンク内のお湯がなくなると、瞬発力のある高効率ガス給湯器に運転を切り替えて、必要なお湯を瞬時に供給します。

このシステムにより年間給湯効率は108.0%以上を実現し、従来型のガス給湯器と比較して一次エネルギー消費量を45%削減できます。

ハイブリッド給湯器の費用は高い?導入コストと補助金を詳しく解説

ハイブリッド給湯器の導入費用は、機器代と工事費を合わせて総額約90~125万円が相場です。主要メーカーのハイブリッド給湯器では、リンナイのエコワン160Lタイプが約88~100万円、ノーリツのユコアHYBRIDが約73~96万円となっています。設置工事費用はタイプにより異なり、給湯・暖房対応のダブルハイブリッドで約20~25万円、シングルハイブリッドで約18万円が目安です。

高額な初期費用が気になるハイブリッド給湯器ですが、経済産業省の補助金制度を活用できます。「給湯省エネ2024事業」では基本補助額10万円に加え、性能要件を満たすと最大15万円の補助金が支給されます。

費用項目金額
機器代(メーカー希望価格)73万円~100万円
設置工事費18万円~25万円
補助金(最大)-15万円
実質導入費用約76万円~110万円

なぜハイブリッド給湯器がおすすめ?3つの大きなメリット

光熱費が大幅に安くなる驚きの省エネ効果

ハイブリッド給湯器最大のメリットは、年間86,780円の光熱費削減効果です。標準的な4人家族世帯で従来型ガス給湯器と比較すると、10年間で867,800円もの節約が可能とされています。一次エネルギー消費量も従来型の25.1GJから13.8GJへと45%削減を実現し、高効率ガス給湯器(エコジョーズ)の14%削減を大きく上回る省エネ性能を誇ります。

お湯切れの心配がない安心の給湯能力

エコキュートの場合、タンクのお湯が無くなると新たに沸かす必要がありますが、ハイブリッド給湯器はガスを使って素早くお湯を供給できるため、湯切れの心配がありません。大家族や来客時でも安心してお湯を使用でき、快適な生活を維持できます。

災害時にも強い安心の対応力

災害時の対応力もハイブリッド給湯器の大きなメリットです。停電時はポータブル電源でガス給湯が可能、断水時はタンクのお湯を生活用水として利用可能、ガス停止時は電気のみで給湯ができるなど、様々な状況に柔軟に対応できます。各家庭の生活パターンを学習して最適化する制御機能により、さらなる省エネ効果も期待できます。

ハイブリッド給湯器は本当におすすめできるのか?

ハイブリッド給湯器は、ガスと電気を組み合わせた革新的な給湯システムです。初期費用は76~110万円程度と決して安くありませんが、年間8万円以上の光熱費削減効果と補助金制度を活用すれば、長期的には十分にメリットがある投資といえるでしょう。

特に湯切れの心配がない安心感、災害時の対応力、そして環境に優しい省エネ性能は、従来の給湯器にはない大きな魅力です。給湯器の買い替えを検討されている方は、ハイブリッド給湯器も選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

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