給湯器の湯はりを途中で止めたいときはどうする?

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外出準備で急いでいるとき、予定変更時、あるいは湯量調整したいとき—給湯器の自動湯はりを途中で止めたい場面は多くあります。

実は湯はりの停止方法は簡単ですが、知らないと焦ってしまうことも。

この記事では、給湯器の湯はり機能を確実に途中で止める方法と関連する重要ポイントを解説します。

【即解決】給湯器の湯はりを今すぐ止める基本操作

給湯器の湯はりを途中で止めるには、再度「ふろ自動」スイッチ(ボタン)を押すだけです。この操作は台所リモコンでも浴室リモコンでも同じように行えます。湯はり中は「湯はり」ランプが点滅していますが、このスイッチを押すと湯はりが中止され、ランプも消灯します。

操作手順

  1. リモコンの「ふろ自動」ボタンを確認
  2. ボタンを一回押す
  3. 「湯はり」ランプの消灯を確認

【仕組み理解】給湯器の湯はり機能はこう動いている

給湯器の湯はり機能には知っておくべき特徴があります。

湯はり中の優先システム

  • 自動湯はり中は「湯はり」機能が最優先される
  • 「湯はり」ランプ点滅中は他の給湯栓からのお湯が一時的に止まることがある

オートストップ機能

  • 設定湯量に達すると給湯器内部の弁が自動的に閉じる
  • 最終的には蛇口(給湯の栓)を手動で閉める必要がある

その他の重要事項

  • お湯はりはセット後1時間以内に給湯栓を開かないと自動キャンセル
  • 保温設定時間が0時間の場合、湯はり完了後すぐに自動運転が終了する

【トラブル回避】湯はり中にやってはいけない5つの行動

湯はり中に以下の行動をすると正常に湯はりできなくなったり、システムトラブルの原因になったりします。

禁止行動発生する問題
給湯栓やシャワーから浴槽へ湯水を足す水位検知エラー、湯量調整不良
浴槽からお湯をくみ出す・排水する水位検知エラー、自動運転誤作動
湯はり完了前に入浴する正しい水位検知ができず湯はり異常
お湯はり中に設定湯量を変更するシステムエラー、湯はり制御不良
お湯はり中にリモコンの電源を操作自動運転中断、システムエラー

特に注意自動お湯はり中に他の場所(キッチンや洗面所)でお湯を使用すると、お湯はりが一時的に止まることがあります。

【原因特定】湯はり機能不良の主な要因と確認方法

湯はりが正常に動作しない場合、以下の原因を順番にチェックしましょう。

機器関連の問題

  • 給湯器本体・水位センサー・注湯電磁弁の故障
  • 循環ポンプの機能低下

使用環境の問題

  • 浴槽内の残り湯(特にフルオートタイプで影響大)
  • 入浴剤使用による水位センサーへの影響
  • お風呂の栓が完全に閉まっていない
  • 他の場所での給湯使用

メンテナンス不足

  • 循環アダプターの詰まり(最も多い原因)
  • 配管詰まり・循環金具部分の水漏れ

設定・操作の問題

  • 浴槽に対して過剰な湯量設定
  • 浴槽形状の記憶不良(フルオートタイプ)
  • リモコン操作ミス・エラーコード表示

【自己解決】湯はり機能トラブルの3ステップ対処法

多くの湯はりトラブルは自分で解決できます。

循環アダプター清掃
  1. フィルターを取り外す
  2. 網目の髪の毛や異物を歯ブラシで除去
  3. 水で洗い流し、正しく取り付ける ※循環アダプター本体は取り付けたまま掃除
水位リセット実行

メーカーによって方法が異なるため取扱説明書を確認

  1. 浴槽の水を完全に抜く
  2. リモコンの指定ボタン操作でリセットモード起動
  3. 画面指示に従って操作完了
使用方法の見直し
  • 残り湯があるときはお湯はり機能を使用しない
  • 浴槽サイズに合った適切な湯量設定にする
  • エラーコード表示時は取扱説明書で対処法確認

【専門家依頼】修理が必要な5つのサインと寿命目安

以下の状況では専門業者への依頼を検討しましょう。

  1. 給湯器の経年劣化による故障
    寿命目安: 一般的に10〜15年
  2. 水位センサー不具合
    症状: 常に水位不足エラー、湯はり途中停止
  3. 注湯電磁弁故障
    症状: 湯はりの開始・停止が正常動作しない
  4. 循環ポンプ故障
    症状: 湯はり中の異音、循環不良
  5. 配管の深刻な詰まり
    症状: 清掃しても水流改善なし、異臭

早めの専門家相談で修理コストを抑えられます。

【タイプ別知識】給湯器の種類による湯はり機能の違い

給湯器のタイプにより、湯はり機能の仕組みが異なります。

フルオートとオートの違い

フルオート: 記憶した水位を基準に湯はり

  • 特徴: 残り湯があっても適切な量まで追加
  • 注意: 浴槽形状の記憶が重要

オート: 設定した湯量(リットル)で湯はり

  • 特徴: シンプルな仕組みで故障が少ない
  • 注意: 残り湯がある場合は正確な湯はり不可

エコキュートの特徴

  • 循環判定機能により残り湯判断のため一時的に湯はりが停止することがある
  • タンク内のお湯が少ない場合は湯切れで停止することがある

メーカーによって操作方法が異なるため、取扱説明書の確認が確実です。

【まとめ】給湯器の湯はりを確実に止める方法と快適使用のポイント

給湯器の湯はりを途中で止めるには「ふろ自動」ボタンを再度押すだけという簡単操作で対応できます。この基本操作を覚えておくだけで、急な予定変更や湯量調整時に便利です。

湯はり機能を快適に使うための重要ポイント

  1. 循環アダプターの定期的清掃(月1回程度)
  2. 残り湯がある場合の適切な操作(フルオート・オートで対応が異なる)
  3. 浴槽に合った適切な湯量設定
  4. 異常時の早期対処(自己解決できる範囲から着手)
  5. 給湯器寿命(10〜15年)を意識したメンテナンス計画

適切な知識と対処法を身につけることで、給湯器の湯はり機能を長く快適に使い続けることができます。

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