給湯器の湯はりを途中で止めたいときはどうする?

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入浴準備中、急な電話や来客で浴槽の湯はりを途中で止めたいと思ったことはありませんか?

給湯器のお風呂湯はり機能は便利ですが、「途中で止める方法がわからない」とお困りの方も多いでしょう。

ガス給湯器や電気給湯器問わず、湯はりの途中停止は実はとても簡単です。

このガイドでは、各種給湯器の湯はりを確実に中断する方法と知っておくべきポイントを専門的な視点から解説します。

給湯器の湯はり途中停止はたった一押し!「ふろ自動ボタン」の正しい使い方

給湯器の湯はりを途中で止めたい場合、操作はどのメーカーでもほぼ共通していてとても簡単です。

最も一般的な方法は「湯はりを開始したボタンをもう一度押すだけ

具体的には、リンナイ、ノーリツ、パロマなど主要メーカーの給湯器では「ふろ自動」「自動」「おふろ」などの名称がついた、湯はりを開始するために押したボタンを再度押すことで湯はりが停止します。この操作はガス給湯器でも電気給湯器でも同様で、台所リモコンでも浴室リモコンでも同じように行えるため、どちらの場所にいても対応可能です。

湯はりが停止すると、リモコン上の「湯はり」「自動」などのランプが消灯します。これにより、正しく停止処理が完了したことを確認できます。特に、操作後にランプの消灯を必ず確認することで、確実に湯はりが停止したことがわかります。

給湯器の湯はり停止時の仕組みと確認ポイント!安全に使うための知識

湯はりを途中で止めると、給湯器の内部では具体的にどのような動きが起こるのでしょうか?

オートストップ機能を備えた給湯器では、通常、設定した湯量に達すると自動的に内部の弁(電磁弁)が閉じてお湯の供給が止まります。同様に、途中で停止ボタンを押した場合も、この内部弁が閉じる仕組みになっています。これはガス給湯器も電気給湯器も基本的に同じ原理です。

ただし、注意すべき重要なポイントがあります。

  • 給湯器内部では弁が閉じてお湯の供給が止まっていても、浴室の蛇口(給湯栓)自体は開いたままの状態となっている場合があります
  • 蛇口が開いたままだと、給湯器の状態によっては再度お湯が出てくる可能性があります
  • 確実に湯はりを停止するには、リモコン操作に加えて浴室の蛇口も閉めることを推奨します

湯はりが確実に停止したかどうかは、リモコンのランプ表示(「自動」や「湯はり」ランプの消灯)を確認するだけでなく、浴室の蛇口の状態も確認することで安全に湯はり機能を使用できます。

給湯器の湯はり中断時のトラブル対策!よくある問題と確実な対処法

湯はり機能の使用中には、いくつかの注意点対処法を知っておくと安心です。

  1. 他の場所でのお湯使用による影響
    湯はり中に台所や洗面所など他の場所でお湯を使用すると、水圧が分散され、浴槽にたまるお湯の量が予想より少なくなったり、湯はり時間が長くなったりすることがあります。急いで他の場所でお湯が必要な場合は、リモコンで湯はりを一時停止してから使うことをおすすめします。
  2. 給湯器が自動停止するケース
    以下のような状況では、給湯器が自動的に湯はりを停止し、エラーコードを表示することがあります。
    • 浴槽に残り湯があると水位センサーが誤検知する場合
    • 排水栓の閉め忘れがある場合(「C○」「F○」などのエラーコード表示)
    • 循環アダプターが湯面より上にある場合
    • 湯はり時間が長すぎる場合(安全機能の作動)

これらの自動停止が発生すると、リモコンにエラー表示が出たり、炎マークが消灯したりします。各メーカーの説明書に記載されたエラーコードを確認し、原因に応じた対処をしましょう。たとえば排水栓の閉め忘れは、きちんと閉めてから再度湯はりボタンを押すことで解決します。

給湯器の湯はり機能を長持ちさせる日常メンテナンス!トラブル防止の実践法

給湯器の湯はり機能を長期間トラブルなく使い続けるためには、日頃のメンテナンスが重要です。

  1. 循環アダプターの定期的な清掃
    循環アダプター(浴槽の側面にある湯はり口や循環口)は、湯はり時のお湯の出入り口であると同時に、水位や温度を感知するセンサーの役割も果たしています。ここに汚れやゴミが溜まると、適切な湯量検知ができなくなり、湯はりが途中で止まったり、逆に溢れたりする原因になります。月に1回程度、専用洗剤やブラシで清掃することをおすすめします。
  2. 給湯器リモコンの適切な湯量・温度設定
    お使いの浴槽のサイズに合わせて適切な湯量設定を行うことで、無駄なく効率的に湯はりができます。また、頻繁に湯はりを途中で止める必要がある場合は、少なめの湯量設定にしておくことも一つの方法です。説明書を参考に、ご家庭の浴槽に最適な設定を見つけましょう。
  3. 給湯器の定期点検と寿命の目安
    給湯器の平均的な寿命は10〜15年程度です。湯はり機能に違和感を感じたり、頻繁にエラーが表示されるようになったりした場合は、給湯器全体の劣化が進んでいる可能性があります。年に1回程度の定期点検を受けることで、突然の故障を防ぎ、湯はり機能を含めた給湯器の性能を維持できます。

まとめ:給湯器の湯はり途中停止を完全マスター!安心して使いこなすポイント

給湯器の湯はりを途中で止める方法は、湯はり開始ボタン(「ふろ自動」「自動」「おふろ」ボタンなど)を再度押すだけという非常にシンプルな操作です。この操作は各メーカー共通で、ガス給湯器・電気給湯器を問わず、また台所・浴室どちらのリモコンからでも同じように行えます。操作後はリモコンのランプが消えることで停止を確認できます。

ただし、給湯器内部では止まっていても蛇口が開いたままになっている可能性があるため、必要に応じて蛇口も閉めることをお忘れなく。特に外出時など長時間その場を離れる場合は、蛇口まで確認することで安全です。

湯はり中に他の場所でお湯を使うと湯はり量に影響することや、排水栓の閉め忘れなどでエラー停止することもあるため、これらの基本的な知識を押さえておくと安心です。また、循環アダプターの定期的な清掃や適切な湯量設定などの日常的なメンテナンスを行うことで、給湯器の湯はり機能を長く快適に使うことができます。

急な用事で湯はりを中断する必要があっても、正しい操作方法を知っていれば簡単に対応できます。この記事の知識を活かして、給湯器の湯はり機能を上手に使いこなしましょう。

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