2階で使うエコキュートは、階数だけで高圧タイプが必須になるわけではありません。上階までの高さ・給水元圧・配管・同時使用の4条件を、候補機種の仕様と合わせて判断します。条件が不利なら、高圧・高出力給湯タイプを優先します。
最初にすることは、屋外の貯湯ユニットから最も高いシャワーまでの位置関係を確認し、既設機の銘板と上階の浴室・蛇口を写真に残すことです。キッチンとシャワーを同時に使う時間帯もメモすると、施工業者が実際の使い方に合わせて候補を絞れます。
自分で確認する範囲は、型番、設置階、蛇口の数、見える配管経路、普段の同時使用までです。給水元圧の測定、止水栓や減圧弁の調整、配管径の判定は施工業者へ依頼します。3階給湯や元圧が不明な住宅は、カタログの圧力値だけで契約しないことが相談の境界です。
高圧タイプは本体側の給湯能力を上げられますが、低い元圧や細く長い配管まで自動で解消するものではありません。候補型番ごとに対応高さ、必要元圧、配管条件、別売部品を確認し、見積書へ残せば設置後の「思ったより弱い」を防ぎやすくなります。
24時間 365日 対応
\ 小さな不安もお気軽に /
2階給湯で高圧タイプを検討する条件|階数だけでは決めない
高圧タイプを優先したいのは、上階で必要な流量が大きく、住宅側の条件にも余裕が少ない場合です。2階のシャワーと1階のキッチンをよく同時に使う家庭や、3階まで給湯する住宅は候補に入れます。
- 貯湯ユニットより高い位置に浴室があり、高低差が大きい
- 上階のシャワーと台所・洗面・湯はりを重ねて使う
- 現在の給湯圧より弱くしたくないが、既設機の圧力区分が分からない
一方、2階でも高低差が小さく、給水元圧と配管に余裕があり、給湯をほぼ1か所ずつ使うなら、標準圧を候補から外す必要はありません。既設エコキュートの水圧に不満がなければ、同じ圧力区分も比較対象にできます。
高圧に変えると、候補機種が許容する給湯圧力や流量は上げられます。ただし、給水元圧、配管の太さ・長さ、混合水栓、同時使用という住宅側の条件は残ります。本体の圧力区分と住宅条件は別々に確認してください。
水圧だけでなく、容量や設置場所を含む家庭全体の向き不向きも見直したい場合は、次の関連記事で判断軸を広げられます。
高さ・給水元圧・配管・同時使用の4項目で水圧を比べる
4条件は、どれか一つだけを見るのではなく、同じ候補型番に対してまとめて確認します。不利な条件が重なるほど、高圧タイプを優先する理由が強くなると考えると整理しやすくなります。
| 条件 | 確認すること | 水圧への影響 |
|---|---|---|
| 高さ | 設置面から最高水栓まで | 高いほど流量が下がりやすい |
| 給水元圧 | 現地の静水圧・使用時圧力 | 低いと機種性能を出しにくい |
| 配管 | 径・長さ・曲がり・経路 | 細く長いほど抵抗が増える |
| 同時使用 | シャワー・台所・湯はり | 重なると各所の流量が減る |
高さは「2階」という呼び方ではなく、メーカーが示す基準面からシャワーヘッドや浴槽上端までを見ます。給水元圧は地域や時間帯でも差があるため、自己判断の数字ではなく、現地調査の測定値で候補機種の必要条件と照合します。
配管は、見えている長さだけでは判断できません。床下や壁内の経路、口径、曲がり、分岐でも抵抗が変わります。同時使用は「家族人数」より、シャワー中に台所や湯はりが実際に重なるかを伝える方が選定に役立ちます。

給湯器交換、補助金の対象かもしれません
機種を入力すると、使える補助金の目安を確認できます。
仕様表の給湯圧力と対応高さの読み方|2階・3階は注記まで確認
仕様表では「高圧」「パワフル高圧」などの名称だけでなく、減圧弁設定、給湯圧力、対応高さ、必要な給水元圧を同じ型番で確認します。圧力値は比較の入口であり、上階での流量保証そのものではありません。
三菱電機の公式情報には、高圧力型180kPaとハイパワー給湯290kPaの例があります。3階シャワーの試験条件は、水源水圧300kPa、配管径16A、配管長15m・5曲がり、高さ8mなどを含み、3階のふろ自動は別の可否条件です。
ダイキンの公式情報でも、高圧給湯210kPaとパワフル高圧給湯330kPaの例があり、流量は元圧、配管径、配管長、混合水栓などで変わると示されています。3階の湯はりは、対象機種や別売水位センサーの確認が必要です。
パナソニックの公式FAQでは、2階浴槽への湯はり例は取付面から浴槽上端まで4m以内・給水元圧200kPa以上、3階はウルトラ高圧のみ7mまで・400kPa以上です。これはメーカー例なので、他社機や別型番へそのまま当てはめません。
- 「3階給湯可」でも、シャワー・蛇口・ふろ自動で対応範囲が異なる
- 必要元圧を満たさないと、上位の圧力タイプでも想定流量を得にくい
- 別売部品や配管条件が注記にある場合は、本体以外の見積項目になる
カタログを比べるときは、最大の圧力値だけを横に並べないことが大切です。候補型番ごとに、設置階、使用場所、必要元圧、配管条件、同時使用、追加部品を一組で読みます。
最短 30分以内 に
\ 専門スタッフがご案内 /
既設機の型番と上階水栓から集める情報|写真で残す
交換前なら、今の水圧に満足しているかが重要な比較基準です。既設機の型番と圧力区分が分かれば、同等以上を選ぶ基準になります。銘板は文字が読める距離と、設置場所全体が分かる距離で撮影します。
- 貯湯ユニットの銘板、全景、建物との位置関係
- 2階・3階の浴室、シャワー、洗面、台所の水栓位置
- 見える配管、分岐、配管が建物へ入る場所
- シャワーと台所などを同時に使う組み合わせと時間帯
新築で既設機がない場合は、平面図や設備図に貯湯ユニット予定位置と各給湯口を示します。図面がなくても、設置予定場所から上階浴室までを同じ向きで撮った写真があると、高低差と配管経路の確認に役立ちます。
- 減圧弁や止水栓を自分で調整して水圧を確かめる
- 壁内や床下の配管を推測し、口径や経路を確定情報として伝える
写真と使用状況は自分でそろえ、測定と配管判定は施工業者へ渡します。この分担なら、設備を触らずに選定材料を増やせます。
給湯器交換、補助金の対象かもしれません
機種を入力すると、使える補助金の目安を確認できます。
現地調査へ渡す配管経路・使用状況|水圧測定も依頼する
現地調査では「2階なので高圧にしたい」とだけ伝えず、4条件を測定・確認項目に変えます。給水元圧の測定値と候補型番の必要条件が合うかを、その場で確認してください。
- 貯湯ユニット設置面から最高水栓・浴槽上端までの高さを確認する
- 給水元圧と、分かる範囲の配管径・長さ・曲がり・分岐を調べる
- シャワー単独時と台所などの同時使用時に必要な流量を候補機種で照合する
3階で使う場合は、シャワー、手洗い、ふろ自動を分けて可否を聞きます。同じ「3階対応」でも対象が違うためです。水位センサーや加圧関連部品が必要なら、部品名と工事範囲も見積もりに含めます。
比較する見積もりには、同じ使用条件を渡します。家族人数だけでなく、「平日19時ごろに2階シャワーと1階台所を同時使用」のように伝えると、施工業者が流量条件を具体化しやすくなります。
見積書に残す候補型番と試運転条件|2階シャワーを契約前に確認
最後は総額だけで比べず、候補型番、圧力区分、対応階・高さ、必要元圧、配管条件、別売部品をそろえます。同じ条件が書かれた見積書どうしを比べると、価格差の理由も確認しやすくなります。
- 本体は正式な候補型番と給湯圧力区分を記載する
- 配管の再利用・更新範囲と口径を記載する
- 3階対応に必要な別売部品と工事を記載する
- 2階シャワー単独時と同時使用時の試運転条件を記載する
工事後の確認は、給湯温度をそろえ、上階シャワー単独時と普段の同時使用時に分けます。体感だけでなく、どの蛇口を開けた状態かを施工業者と共有すると、契約時の条件との食い違いを減らせます。
2階・3階の水圧選びで迷ったら、写真、使用階、同時使用、既設型番をそろえ、給水元圧の測定を含む現地調査を依頼してください。階数だけで高圧を決めず、4条件と候補型番を同じ書面で確認することが、設置後の不安を減らす近道です。
累計100万戸の実績
\ 安心の10年保証 /



