古いエネファームは更新かエコジョーズへ交換か?費用と設備条件の比べ方

エネファームの発電継続とエコジョーズ転換の初期費用を比べるイメージ

古いエネファームの交換先は、発電を今後も使いたいなら同方式更新、初期費用を抑えて給湯設備を簡素にしたいならエコジョーズが基本の分かれ目です。ただし、床暖房や浴室暖房の接続、停電時の機能、撤去範囲まで確認しないと総額は比べられません。

最初に、現行機の型番・設置年、発電レポート、直近1年のガスと電気の使用量、残したい温水暖房をそろえます。そのうえで「エネファーム更新」と「エネファーム撤去+エコジョーズ」の2案を、同じ工事範囲で見積もってください。

自分で確認するのは、リモコン表示、請求明細、機器全体と型番シールの写真、床暖房などのリモコンまでです。機器の分解、ガス・水・電気配線の取り外しは行いません。ガス臭い、水漏れ、焦げ臭い、異常音があるときは使用を止め、契約中のガス事業者や販売店へ連絡します。

既設機の年代や販売元、住宅の配管構成によって、使える後継機とサポート条件は変わります。カタログ価格や給湯器本体だけで決めず、撤去・処分、配管、ドレン排水、電気工事、試運転、保証を含む総額で比べることが大切です。

この記事の監修者
私がお答えます!
太田 雄冴
お湯の救急車 代表
  • 作業歴8年
  • 対応実績年間3,000件以上
  • 保有資格:第二種電気工事士/ガス消費機器設置工事監督者/ガス可とう管接続工事監督者/ガス機器設置スペシャリスト
  • 即日対応保証 30分以内返信/3時間以内現地到着

豊富な経験をもとに、お客様のご要望に寄り添い、最適なプランをご提案します。価格面でも、お客様のニーズに合わせた柔軟なご相談が可能です。確かな実績ときめ細やかな対応で、お客様に安心と満足をお届けできるよう心がけております。

エネファーム交換は最初に二つの選択肢→残る・失う機能→撤去・配管・接続設備→初期費用と運用費の比較条件→同条件見積もりに必要な資料の順で比べる

エネファームは、ガスから電気をつくり、その際の熱を給湯へ利用する設備です。エコジョーズは発電をせず、排気熱を再利用して効率よくお湯をつくるガス給湯器です。

交換先を分ける3つの判断軸
  • 年間の自家発電量と、減らせている購入電力量を今後も重視するか
  • 床暖房・浴室暖房・追いだきなど、残したい温水機能は何か
  • 本体だけでなく撤去・配管変更・保証を含む総額を比べられるか
判断軸エネファーム更新エコジョーズ転換
発電後継機の仕様で継続なくなる
設備構成発電・貯湯・熱源機給湯暖房熱源機など
初期負担現地見積もりが必要一般に抑えやすい
温水暖房対応機種で継続暖房対応機で確認
停電時機能後継機の仕様次第発電機能はない

発電量が少ない家庭でも、更新すれば必ず損とは限りません。停電時機能や契約中の料金メニューも含め、家庭で感じている価値を金額以外でも確認します。

エネファームから替えると残る機能・失う発電機能

現在のエネファームには、燃料電池ユニット、貯湯ユニット、バックアップ熱源機、リモコンなどがあります。更新時は後継機の組み合わせが変わることがあるため、型番単体ではなくシステム全体で確認します。

現行製品の例では、パナソニックの戸建て向け標準モデルは定格700Wで発電し、一部構成は床暖房・浴室乾燥へ熱を利用します。アイシンの現行type Sも50W〜700Wで発電しますが、古い機種へ同じ仕様を当てはめることはできません。

  • エコジョーズへ替えると、自家発電と発電レポートによる購入電力量の削減効果はなくなります
  • 停電時に使える電源や給湯の条件は機種ごとに異なり、交換後も同じとは限りません
  • エネファーム向けガス料金メニューや余剰電力の扱いは、契約先へ変更条件を確認します

一方、給湯、湯はり、追いだきは、必要な能力と機能を持つエコジョーズを選べば候補になります。床暖房や浴室暖房を残す場合は、給湯だけの機種ではなく、温水暖房に対応する熱源機が必要です。

エネファーム撤去で配管・ドレン・床暖房接続を確認する

エコジョーズへの転換は、給湯器1台を付け替えるだけとは限りません。発電ユニットや貯湯ユニットの搬出、使わない配管・配線の処理、エコジョーズのドレン排水まで工事範囲に入ります。

  1. 燃料電池・貯湯・熱源機の型番と搬出経路を確認する
  2. 給湯・追いだき・床暖房・浴室暖房の系統を整理する
  3. 撤去後に残す配管、閉止する配管、外壁や基礎の仕上げを決める
  4. エコジョーズの排気とドレン排水先、電源、リモコン配線を確認する
  5. 給湯だけでなく、すべての温水暖房端末を試運転する
エネファーム交換の見積もり条件を、現行型番・残す設備・撤去範囲・見積総額の順にそろえる図
型番、残す温水設備、撤去範囲を先にそろえ、最後に二方式の総額を比べます。

床暖房は「温水式だからそのまま使える」とは限りません。必要な温水温度、系統数、ヘッダー、リモコン、配管材、暖房能力を施工店が照合し、既設端末を残せるか判断します。

  • エネファームを自分で解体・搬出・処分しない
  • ガス管、水配管、電源線を見積もり前に切り離さない
  • ガス臭い、水漏れ、焦げ臭い状態で比較検討のために運転を続けない

異常があるときは、使用を止めてガス事業者や販売店へ連絡してください。東京ガスも、エネファームの撤去・処分を自分で行わず、購入した販売店などへ相談するよう案内しています。

エネファーム更新費用とエコジョーズ交換費用は内訳で比べる

見積書は「本体+標準工事」の表示だけでは比較できません。標準工事、追加工事、撤去・処分、保証を分けて、どこまで同じ範囲になっているかを確認します。

費用項目同方式更新エコジョーズ転換条件差
機器・リモコン発電・貯湯・熱源給湯暖房機など機能と号数
標準工事後継機の設置熱源機の設置販売店の範囲
撤去・処分既設一式の入替大型機器の撤去搬出経路
追加工事基礎・配管調整配管・電気・ドレン現地条件
温水暖房接続・試運転能力・系統の照合端末の数
保証・点検対象範囲を確認本体と工事を確認期間・免責

参考になる掲載例として、東京ガスの2024年販売実績では、暖房機能付き給湯器の税込総額は30万円以下が41%、30万〜35万円が52%でした。ただし、これはエネファーム撤去専用の相場ではなく、地域・機種・工事範囲も限定された実績です。

エネファームからの転換では、大型機器の撤去、配管閉止、電気や計測機器の処理、床暖房接続が別途加わる可能性があります。掲載価格へ単純に足すのではなく、現地確認後の税込総額で判断してください。

エネファームとエコジョーズの運用費は年間使用量で比べる

運用費はガス代だけでは決まりません。エネファームは発電のためガス使用量が増える一方、購入電力量を減らします。エコジョーズへ替えると発電用ガスはなくなりますが、購入電力量は増える可能性があります。

同じ12か月で集める数値
  • 月別のガス使用量と支払額、契約中の料金メニュー
  • 月別の購入電力量と支払額、太陽光発電の有無
  • エネファームの発電量、購入電力量、停止期間
  • 床暖房・浴室暖房を使う月と、お湯の使用量の変化

メーカーの光熱費シミュレーションは、世帯人数、使用量、料金単価などの前提が決まった一例です。機器費・工事費を含まない試算もあるため、削減額だけで更新費用を回収できるとは判断しません。

エネファームの二方式見積もりにそろえる型番・写真・使用量

見積もり依頼では、価格だけでなく「何を残し、何を外すか」を同じ文面で伝えます。写真は機器の一部だけでなく、配管、周囲、搬出経路、室内リモコンまで撮ると条件差を減らせます。

現行設備を一式記録

燃料電池、貯湯、熱源機、リモコンの型番と設置年を控え、全景と配管を撮影します。

残す温水設備を指定

追いだき、床暖房、浴室暖房、温水ルームヒーターなど、継続したい機能を列挙します。

二方式を同じ範囲で依頼

撤去・処分、配管・電気・ドレン、試運転、保証を含む税込総額と明記して依頼します。

見積書を受け取ったら、含まれない工事、追加費用が確定する時点、保証対象外、撤去後の仕上がりを質問します。エネファームの更新案にはサポート期間後の有償点検、エコジョーズ案には本体保証と工事保証を分けて記載してもらいます。

お湯の救急車へ相談する場合も、現行型番、設置年、全景写真、残したい床暖房等、直近の使用量を伝えてください。「撤去を含む二方式の同条件見積もりを取りたい」と伝えると、比較の目的が明確になります。

エネファームからエコジョーズへ替える費用で多い質問

エネファームとエコジョーズはどちらが安いですか?

初期費用はエコジョーズが抑えやすい傾向ですが、エネファーム撤去、温水暖房接続、配管変更を含む総額で確認が必要です。運用費は発電量とガス・電気の年間使用量を合わせて比べます。

エコジョーズ転換で追加費用になりやすい工事は?

大型機器の搬出、不要配管・配線の処理、外壁や基礎の補修、ドレン排水、床暖房・浴室暖房の接続が候補です。標準工事に含むかを見積書で確認してください。

エネファーム交換の見積もり前に撮る写真は?

各ユニットの全景と型番、下部配管、周囲の空き、搬出経路、分電盤、室内リモコンを撮ります。床暖房や浴室暖房のリモコンも添えると、残す設備を伝えやすくなります。

エネファームの交換先は機能と工事範囲をそろえて決める

同方式更新は発電価値を残せる一方、機器構成とサポート条件の確認が欠かせません。エコジョーズ転換は設備を簡素にしやすい一方、自家発電を失い、撤去・配管・温水暖房の工事が増える可能性があります。

型番、残す設備、撤去範囲、年間使用量をそろえた二つの見積もりを並べてください。総額と保証だけでなく、交換後に使える機能まで確認できれば、自宅に合う交換先を判断しやすくなります。

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