エコキュートからガス給湯器へ交換できる?工事条件と費用の確認点

エコキュートからガス給湯器へ戻す前に配管や工事の6項目を確認するイメージ

エコキュートからガス給湯器への交換は可能です。ただし、機器を入れ替えるだけでは終わりません。既存ガス管とメーターの供給能力、給湯器を置く場所と排気、給排水・追いだき配管まで確認し、工事範囲を決める必要があります。都市ガスの引込がない家では、供給方法から検討します。

最初に行うのは、エコキュートの型番ラベル、貯湯タンクとヒートポンプの全景、ガスメーター、浴槽アダプターを写真に残すことです。型番から現在の給湯方式と機能を確かめます。ガスを以前使っていた家でも、残っている配管を目視だけで再利用できるとは判断できません。

ガス管の接続、給排気設備、専用電源の処理は自分で進めず、ガス事業者や必要な資格を持つ施工店へ任せます。設置できる壁や排気方向も現場ごとに違います。写真と希望条件をそろえた現地見積もりが、追加工事と使用感の違いを確認する近道です。

見積もりでは、エコキュート撤去、ガス給湯器本体、ガス工事、水道・追いだき工事、電気・リモコン、基礎跡と穴の補修を分けてもらいます。電化向け料金プランの扱いも契約電力会社へ確認します。工事の順番も聞きましょう。金額だけでなく、含まれる工事と追加になる条件を同じ順番で比べます。

この記事の監修者
私がお答えます!
太田 雄冴
お湯の救急車 代表
  • 作業歴8年
  • 対応実績年間3,000件以上
  • 保有資格:第二種電気工事士/ガス消費機器設置工事監督者/ガス可とう管接続工事監督者/ガス機器設置スペシャリスト
  • 即日対応保証 30分以内返信/3時間以内現地到着

豊富な経験をもとに、お客様のご要望に寄り添い、最適なプランをご提案します。価格面でも、お客様のニーズに合わせた柔軟なご相談が可能です。確かな実績ときめ細やかな対応で、お客様に安心と満足をお届けできるよう心がけております。

エコキュートからガス給湯器へ交換できる条件と難しい条件

ガス供給・設置・配管・機能の4条件がそろえば、方式変更を具体化できます。一つでも未確認なら、機種を先に買わず、現地調査で可否と追加工事を確定してください。

交換を進めやすい

  • 必要なガス量を供給できる
  • 設置と排気の空間を確保できる
  • 給湯・ふろ配管を接続できる

現地確認を優先

  • 敷地内に使えるガス設備がない
  • 排気口の近くに窓や可燃物がある
  • 配管経路や壁の強度を確認できない

オール電化住宅でも、給湯だけをガスへ切り替え、IHを残せる場合があります。反対に、道路からの引込や敷地内配管が必要なら、給湯器工事とは別の日程・見積もりになることがあります。

  • 集合住宅や賃貸は、外壁・PS・共用部の工事前に管理規約と所有者の承諾を確認します。
  • エコジョーズを選ぶ場合は、本体位置だけでなくドレン水の排水先も確認します。

既存ガス設備と供給能力の確認

以前ガス給湯器を使っていた家でも、配管が残っているだけで再利用は決まりません。ガスメーター、ガス種、配管経路、他のガス機器を一緒に確認します。

ガス給湯器の号数は、複数箇所で同時に使える湯量に関係します。希望号数を上げるとガスメーター交換が必要になる場合があるため、コンロや暖房機器との同時使用も施工店へ伝えてください。

  • 閉止された配管やバルブを自分で開け、ガスが来ているか試さないでください。
  • 腐食、破損、用途不明の配管を「以前使えた」という理由だけで接続しないでください。

ガス臭や異常がある設備には触れず、ガス事業者へ連絡します。方式変更の見積もりより、安全確認を先にしてください。

エコキュート撤去からガス給湯器設置までの工事項目

工事は撤去と新設を同時に組み替える作業です。給湯できない時間や作業範囲を把握するため、次の順番が見積もりに含まれるかを確認します。

  1. エコキュートを停止・水抜きし、貯湯タンクとヒートポンプを搬出する
  2. ガス給湯器の設置場所、壁強度、離隔、排気方向を確認して本体を固定する
  3. 給水・給湯、ガス、追いだき、必要なドレン排水を機種仕様に合わせて接続する
  4. 台所・浴室リモコンと電源を整え、不要な専用回路の扱いを確認する
  5. 漏れ、点火、湯温、湯はり、追いだき、同時使用を試運転で確認する

エコキュートの基礎を残すか撤去するか、配管穴をどこまで補修するかも決めます。外観を整える工事は給湯機能と別項目になりやすいため、基礎跡と壁面の完成状態を写真や図で共有すると安心です。

エコキュートからガス給湯器へ替えると追加費用が出る箇所

方式変更の工事費は、住宅ごとの配管と設置条件で変わります。総額だけでなく、基本工事・追加工事・条件差を同じ表の区分で確認してください。

見積区分基本確認追加になりやすい条件見積書で見る表現
撤去・処分タンクと室外機の搬出狭所・階段・クレーン運搬と処分を分記
本体設置壁掛・据置と排気架台・配管カバー本体と部材を分記
ガス工事メーターと既存管引込・増設・経路変更供給側と接続を分記
水道・ふろ給水・給湯・追いだき延長・更新・穴あけ再利用範囲を明記
電気・リモコン電源と配線経路増設・撤去・穴補修電気工事を分記
仕上げ基礎跡と壁面基礎撤去・外壁補修完成範囲を明記

エコジョーズではドレン排水経路も確認します。集合住宅は専用部材や管理規約の条件が加わることがあるため、戸建ての標準工事をそのまま当てはめないでください。

電化向け料金プランを利用している場合は、変更前に契約名と再加入条件を電力会社へ確認します。機器を外した後で慌てて変更すると、元のプランへ戻せない場合があります。

方式変更前に比較する使用条件|シャワー・他水栓・同時使用

一般に、エコキュートは貯湯式、ガス給湯器は水道直圧の瞬間式です。ただし、ガスへ替えれば必ずシャワーが強くなるとは限りません。配管や水源水圧、機種、混合水栓でも変わります。

確認軸現在のエコキュート交換後のガス給湯器次の行動
方式型番で貯湯式を確認型番で直圧式を確認仕様表を照合
圧力傾向高圧タイプか確認配管条件も確認数値だけで断定しない
同時使用シャワーと台所を記録希望号数を伝える試運転で再現
ふろ機能湯はり・追いだきを記録同じ機能を選定浴槽アダプター撮影

交換前に、シャワーだけを使った時と、台所・洗面を同時に使った時の違いをメモします。交換後の試運転でも同じ条件を再現すると、仕様差と施工確認が必要な変化を分けやすくなります。

現地見積もりへ渡す型番・写真・希望

見積もり前に5種類の情報をそろえると、現地で確認する場所が明確になります。型番と全景は、文字が読める写真と周囲まで写る写真を分けて用意してください。

エコキュートからガス給湯器への交換前に型番、ガスメーター、設置と排気、配管と追いだき、見積書を確認する図
型番と4種類の現場写真をそろえ、見積書で工事範囲を確認します。
  • エコキュート型番
    貯湯タンクとヒートポンプのラベル
  • 設置全景
    搬出経路、壁、窓、隣地との距離が分かる範囲
  • ガス設備
    メーター表示、既存ガス機器、配管の見える範囲
  • 浴室まわり
    浴槽アダプター、リモコン、点検口の位置
  • 希望する使い方
    シャワーと台所の同時使用、湯はり、追いだき

相談時は「撤去・処分」「ガス供給工事」「給湯器設置」「水道・追いだき」「電気・リモコン」「基礎・穴補修」を分けた見積書を希望すると伝えます。追加になる条件と、工事後の試運転範囲も確認しましょう。

エコキュートからガス給湯器への交換で迷いやすい3つの疑問

直圧式から貯湯式へ替えるとシャワーは必ず弱くなる?

必ずではありません。一般的な方式差に加え、高圧タイプ、水源水圧、配管径・長さ、混合水栓、同時使用で変わります。型番と現場条件をそろえて比較します。

給湯器の型番から直圧式・貯湯式をどう見分ける?

本体ラベルのメーカー名と型番を控え、公式仕様表・取扱説明書の給湯方式と給湯圧を確認します。型番が読めない時はラベルと本体全景を施工店へ送ってください。

給湯器の方式差ではなく施工店へ相談すべき変化は?

一つの水栓だけ極端に弱い、湯温が安定しない、湯はりや追いだきが完了しない、配管から水が漏れる場合です。使用を止め、発生条件と写真を施工店へ伝えます。

エコキュートからガス給湯器への交換は6項目を分けて見積もる

交換可否は、ガス管の有無だけでは決まりません。ガス供給、設置・排気、給排水・追いだき、電気・リモコン、撤去・処分、基礎・穴補修を分けて確認します。

エコキュートの型番と設置写真、ガスメーター、浴槽アダプター、希望する同時使用をそろえ、現地見積もりを依頼してください。各項目の追加条件まで比較すると、工事後の使い勝手を想像しやすくなります。

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