
お風呂だけお湯が出ない…キッチンは大丈夫なのになんで?

給湯器は正常です。原因は浴室側にあるので、まず5つ確認してみましょう。
朝起きてお風呂でシャワーを浴びようとしたら、お湯が出ない。
慌ててキッチンの蛇口を確認すると、こちらは問題なくお湯が出る。
このようにお風呂だけお湯が出ない状況は、決して珍しいトラブルではありません。給湯器が故障したのかと不安になる方も多いでしょうが、キッチンや洗面所で普通にお湯が使えるなら、給湯器本体の故障である可能性は低いと考えられます。
原因の多くは浴室側の蛇口や配管、設定に問題があるケースです。
この記事では、お風呂だけお湯が出ない原因と、自分でできる確認方法、業者を呼ぶべき判断基準まで解説します。
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お風呂だけお湯が出ない原因は?給湯器の故障ではない
キッチンは普通に使えるのにお風呂だけお湯が出ない場合、給湯器本体は正常に稼働している証拠です。
一般的に、この症状で考えられる原因は以下の通りです。
最も多いのが浴室の蛇口(混合水栓)の故障や内部部品の劣化です。
混合水栓とは:お湯と水を自動で混ぜ合わせて適温に調整する蛇口のことです。浴室でよく使われるサーモスタット付きの蛇口は、内部のサーモカートリッジ(温度調節部品)やパッキン(ゴム製の部品)が劣化すると、温度調節機能が働かなくなります。
次に多いのが止水栓が完全に開いていないケースです。
止水栓とは:水の流れを調整するためのハンドルやネジのことで、蛇口の下部や壁付け根元にあります。これが閉まっていたり半開き状態だと、お湯の流れが悪くなります。
また、蛇口やシャワーヘッドのフィルター詰まりも頻繁に起こります。
ストレーナー(フィルター)とは:水道水に含まれるゴミや錆を取り除く網目状の部品です。ここにゴミが蓄積すると、水圧が低下してお湯が出にくくなるのです。
意外と見落とされがちなのが給湯器リモコンの優先設定です。
複数のリモコンがある環境では、キッチン側が優先になっていて温度設定が低いままだと、お風呂側でお湯が出ない、またはぬるいお湯しか出ないことがあります。
冬場であれば給湯配管の凍結も疑うべきでしょう。
外気温がマイナス4℃以下になると、屋外に露出している配管が凍結し、お湯も水も出なくなる場合があります。
業者を呼ぶ前に!自分でできる5つの確認ポイント
お風呂だけお湯が出ないトラブルは、自分で確認することで解決するケースが多くあります。
以下の手順で確認してみましょう。
確認すべき5つのポイント
- 止水栓の開閉状態を確認
蛇口の下部や壁付け水栓の根元にあるハンドルやネジを、左に回して完全に開いているか確認します。右に回すと閉まり、左に回すと開く仕組みです。 - 給湯器リモコンの優先設定をチェック
浴室のリモコンに「優先」ボタンがあれば押してみて、温度設定が適切か(40〜42℃程度)確認してください。 - 他の蛇口でお湯が出るか再確認
洗面所やキッチンで問題なくお湯が出れば、給湯器本体は正常と判断できます。 - ガス栓やガスメーターを確認
プロパンガスの場合はガス残量、都市ガスの場合は安全装置が作動していないかチェックします。 - 冬場は凍結の可能性を疑う
前日の気温がマイナスだった場合は、自然解凍を待ちましょう。
冬場の凍結対処で絶対にやってはいけないことがあります。
それは熱湯をかけることです。配管が破損して高額な修理費用が発生する恐れがあります。急ぐ場合は、30〜40℃のぬるま湯をタオル越しに配管にかける方法に留めてください。
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お風呂の蛇口が原因?サーモスタット混合水栓の寿命と故障
お風呂で最も使われているサーモスタット混合水栓は、内部のサーモカートリッジという部品で温度を自動調整しています。
この部品には形状記憶合金のバネが入っており、温度変化に応じて伸縮してお湯と水の混合比率を調整する仕組みです。
一般的に、サーモスタット混合水栓の寿命は約10年とされています。
カートリッジやパッキンは5年程度で劣化が始まるため、使用年数が長い場合は部品交換や本体交換を検討する時期かもしれません。
故障の症状としては、次のようなケースがあります。
- 温度調節ハンドルを回しても温度が変わらない
- 設定温度よりぬるいお湯しか出ない
- 水しか出ない
- ハンドル操作が固くなる、異音がする
自分でできる対処として、ストレーナー(フィルター)の清掃があります。
止水栓を閉めてからモンキーレンチ(工具)でストレーナーを取り外し、歯ブラシで水洗いする方法です。これで改善しない場合は、カートリッジ交換が必要になります。
メーカーによると、カートリッジ交換費用は部品代と工賃込みで6,000〜12,000円程度、混合水栓本体の交換なら20,000〜60,000円程度が相場です。
使用年数が10年以上なら、修理より本体交換の方がお得と言えます。
冬にお風呂だけお湯が出ない場合は配管凍結を疑え
冬季にお風呂だけお湯が出ない場合、給湯配管の凍結が原因かもしれません。
メーカーによると、外気温がマイナス4℃以下になると配管凍結のリスクが高まります。屋外に露出している配管や給水元栓周辺が特に凍結しやすい箇所です。
凍結が疑われる場合、基本は自然解凍を待つのが最も安全です。
気温が上がれば数時間から半日程度で自然に解凍されます。
予防策としては、以下の方法があります。
- 水を少量出し続ける(鉛筆の芯程度の太さ)
- 配管に保温カバーを巻く
- 給湯器の凍結予防ヒーター機能を活用する
最近の給湯器には自動で凍結を防ぐポンプ運転機能が搭載されている機種もあります。
長期不在時には水抜きを行うことも重要です。取扱説明書に従って給湯器と配管の水を抜いておけば、凍結による破損を防げます。
こんな症状なら即業者へ!依頼すべき判断基準と費用
自分で確認してもお風呂だけお湯が出ない状態が改善しない場合や、以下のような症状があれば業者への依頼を検討しましょう。
使用年数が10年以上の設備は、複数箇所で劣化が進んでいる可能性が高く、修理してもすぐに別の箇所が故障するリスクがあります。一般的に、この年数を超えたら交換を検討する時期です。
水漏れ、異音、エラーコード表示がある場合は、すぐに使用を中止して専門業者に連絡してください。
放置すると水道料金の増加や、最悪の場合は一酸化炭素中毒などの危険もあります。
複数箇所で不具合がある(温度調節が効かない、水圧が極端に弱いなど)場合も、専門的な診断が必要です。
業者選びでは、水道局指定工事事業者かどうかを確認することが重要です。
水道局指定工事事業者とは:給水装置工事を法律で認められた業者のことで、行政の認定を受けているため信頼性が高いと言えます。
費用は作業内容によって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。
- サーモカートリッジ交換:6,000〜12,000円
- 混合水栓本体交換:20,000〜60,000円
- 給湯器交換:60,000〜250,000円
必ず複数の業者から見積もりを取り、作業内容と費用の内訳を確認してから依頼しましょう。
即決を迫る業者や、相場より極端に高い見積もりを出す業者は避けるべきです。
まとめ|10年以上使用している場合は迷わず業者へ相談
お風呂だけお湯が出ない原因は、給湯器本体の故障ではなく、浴室側の蛇口や配管、設定に問題があるケースがほとんどです。
まずは止水栓の確認、給湯器リモコンの優先設定チェック、ストレーナーの清掃など、自分でできる対処を試してみましょう。
使用年数が10年を超えている場合や、自己対処で改善しない場合は、水道局指定業者に相談することをお勧めします。
日頃からストレーナーの定期清掃(3〜6ヶ月に1回程度)など簡単なメンテナンスを行うことで、突然のトラブルを予防できます。お風呂だけお湯が出ないトラブルに慌てず、まずは冷静に原因を切り分けることが大切です。
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