雨の日だけ給湯器が止まるんだけど|これって普通?それとも故障の前兆?

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お客様
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また雨で給湯器が止まった…これって普通なの?それとも壊れかけてる?

お湯の救急車
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使用年数10年未満で雨が止めば復旧するなら正常動作の可能性大。10年以上なら要注意です。

突然のことですが、雨の日に限って給湯器が動かなくなる経験はありませんか?

お風呂に入ろうとしたらお湯が出ない、操作パネルに見慣れない数字が表示されている…そんな状況に遭遇すると、これは故障なのか、それとも一時的なものなのか不安になりますよね。

実は雨の日だけ給湯器が止まる現象には、正常な動作から故障の前兆まで、さまざまな原因が考えられます。

この記事では、給湯器が雨の日に止まる理由と、あなたの給湯器が今どんな状態にあるのかを判断する方法をわかりやすく解説します。

この記事の監修者
私がお答えます!
太田 雄冴
お湯の救急車 代表
  • 作業歴8年
  • 対応実績年間3,000件以上
  • 保有資格:第二種電気工事士/ガス消費機器設置工事監督者/ガス可とう管接続工事監督者/ガス機器設置スペシャリスト
  • 即日対応保証 30分以内返信/3時間以内現地到着

豊富な経験をもとに、お客様のご要望に寄り添い、最適なプランをご提案します。価格面でも、お客様のニーズに合わせた柔軟なご相談が可能です。確かな実績ときめ細やかな対応で、お客様に安心と満足をお届けできるよう心がけております。

雨の日に給湯器が止まる理由は大きく3つ

給湯器が雨の日だけ止まる原因は、大きく分けて3つのパターンがあります。

パターン1:湿気による自動停止(これは正常な動作)

最も多いのが、湿度の上昇による自動停止です。

雨の日は給湯器の内部に湿気が入り込み、火をつける部品が正常に働かなくなることがあります。メーカーによると、この状態を給湯器が「異常」と判断し、安全装置とは:危険を防ぐために自動で運転を止める仕組みのこと)が作動して運転を停止させます。

これは故障ではなく、不完全燃焼(ガスが不十分にしか燃えず、有害なガスが出る危険な状態)を防ぐための正常な機能といえます。

パターン2:強い風を伴う雨で水が入り込む

台風のような横風が強い場合、通常は入り込まない排気口などから雨水が侵入する可能性があります。

給湯器は屋外用に作られていますが、災害級の大雨や強風による横からの雨までは完全に防ぎきれないケースもあるのです。

パターン3:古くなって隙間ができている(要注意)

そして最も注意すべきなのが、長年の使用による劣化です。

使用年数が8年を超えると、給湯器の外側に変形やサビが生じ、通常では入り込まない場所から水が侵入するようになります。

雨が降るたびに同じように止まるというパターンが繰り返される場合、この可能性を疑う必要があります。

正常な動作?それとも故障の前兆?見分け方のポイント

雨の日に給湯器が止まる現象が正常なのか故障の前兆なのか、いくつかのポイントで判断できます。

まず操作パネルの数字を確認

最初に確認すべきは操作パネルに表示される数字です。

エラーコードとは:給湯器が異常を検知したときに表示する番号のこと

「111」や「11」といった番号が表示され、雨が弱まると自然に復旧する場合は、安全装置の正常な動作である可能性が高いでしょう。

操作パネルの電源を切って入れ直すことで復旧するなら、一時的な湿気が原因と考えられます。

故障の前兆として警戒すべきサイン

一方、次のような症状がある場合は要注意です。

  • 雨が降るたびに必ず止まる
  • 電源を入れ直してもすぐに再発する
  • 表示された番号が消えない
  • 雨の日以外でもお湯の温度が安定しない
  • 変な音や焦げたような臭いがする
  • 給湯器の周りに水漏れやサビが見られる

これらの症状が見られる場合は、故障が進行している可能性があります。

何年使っているかが重要な判断材料

給湯器の使用年数も重要な判断基準です。

メーカーが定める標準的な使用期間は約10年とされています。

使用年数が10年以内であれば正常な安全装置の作動である可能性が高く、10年以上経過している場合は劣化による不具合と考えるのが妥当でしょう。

修理で済む?それとも交換すべき?決め方の基準

雨の日に給湯器が止まる症状が出たとき、修理と交換のどちらを選ぶべきか悩むところです。

使用年数が最も重要な判断基準

最も重要な判断基準は「何年使っているか」です。

一般的に、使用年数が10年未満であれば修理を検討する価値があります。修理費用の相場は2万円から5万円程度で、部品交換で済むケースも多いでしょう。

ただし、8年を超えると故障する確率が上がり始めるため、修理後も別の場所が壊れる可能性を考慮する必要があります。

10年以上使っているなら交換を検討

使用年数が10年以上の場合は交換がおすすめです。

メーカーによると、多くの給湯器は生産終了から10年程度で修理用の部品供給を終了するため、古い機種では修理自体ができないケースもあります。

給湯器本体と工事費を合わせた交換費用は15万円から30万円程度が目安ですが、何度も修理を繰り返すよりも結果的に経済的といえるでしょう。

使用年数おすすめの対応その理由
8~10年修理または交換故障しやすくなる時期、交換も視野に
10年以上交換がおすすめ部品が手に入りにくい、他の場所も劣化

他にも不具合があるなら要注意

もう一つの判断材料は、他の症状の有無です。

雨の日だけでなく、普段からお湯が出るまで時間がかかる、温度が安定しない、変な音がするといった症状が重なっている場合は、たとえ使用年数が短くても交換を検討すべき時期かもしれません。

業者を呼ぶ前に試せる応急処置

雨の日に給湯器が止まったとき、専門業者を呼ぶ前に試せる対処法があります。

操作パネルの電源を入れ直す

まず家中のすべての蛇口を閉め、操作パネルの運転スイッチを切ります。数分待ってから再び入れて、表示された番号が消えるか確認しましょう。これだけで復旧するケースも多くあります。

給湯器本体の電源プラグを抜き差しする

給湯器の電源プラグを抜いて10分程度待ち、その間に内部を自然乾燥させてから再び差し込む方法も効果的です。

必ず守ってほしい安全上の注意

ただし、安全のために次のことは必ず守ってください

雨が降っている最中に給湯器を触らない、給湯器の内部が濡れている場合は感電の危険があるため作業しない、焦げた臭いや変な音がしたら即座に電源を切って専門業者に相談する、といった点は特に重要です。

応急処置で一時的に復旧しても、同じ症状が繰り返される場合は根本的な原因が残っている可能性が高いため、早めに専門業者による点検を受けることをおすすめします。

まとめ|雨の日の給湯器トラブル、見極めが肝心です

雨の日だけ給湯器が止まる現象は、安全装置の正常な作動から故障の前兆まで、さまざまな原因が考えられます。

使用年数が10年未満で電源を入れ直すと復旧するなら正常な可能性が高く、10年以上で繰り返し止まるなら交換を検討すべき時期といえるでしょう。

操作パネルの表示番号の確認、症状の繰り返しパターン、他の不具合の有無をチェックし、必要に応じて専門業者に相談することが大切です。

給湯器は毎日の生活に欠かせない設備だからこそ、適切なタイミングで修理や交換を判断し、安全で快適な生活を守りましょう。

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