
給湯器、ネットだと5万円も安いけど…保証が効かなくなるって聞いたしな…。

それ、半分誤解です。メーカー保証は効きますが、問題は別のところにあります。
給湯器の交換を検討する際、ネット通販の価格の安さに魅力を感じる一方で「ネットで買ったら保証が効かなくなる」という噂を耳にして不安になっていませんか。結論から言えば、この噂は半分正解で半分間違いです。
実は多くの方が「メーカー保証」と「工事保証」を混同しており、給湯器をネットで買う際の本当のリスクを見逃しているケースが少なくありません。
この記事では、給湯器をネット購入した場合の保証の真実と、安心して購入するために知っておくべきポイントを詳しく解説します。
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ネット購入でもメーカー保証は基本的に有効
給湯器をネットで購入しても、正規の新品であればメーカー保証は有効です。これは多くのメーカーが公式に認めている事実であり、購入場所が店舗かネットかは基本的に問われません。「ネットで買ったから保証が効かない」というのは誤解なのです。
ただし、メーカー保証を受けるためにはいくつかの条件があります。保証書に販売店の印と購入日が記載されているか、または納品書や領収書といった購入を証明できる書類を保管していることが必要です。保証期間は一般的な製品で1年、BL認定品を選べば2年に延長されます。
BL認定品とは:優良住宅部品として認定された製品
さらに、メーカーによっては購入後に「所有者登録」という手続きを行うことで、無料で保証期間が3年程度に延びる制度も用意されています。この登録は給湯器をネットで買った場合でも可能なため、購入後は忘れずに手続きを行いましょう。

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本当の落とし穴は「工事保証」が付かないこと
- 問題は「工事保証」が不十分になりやすい点
- メーカー保証は本体の自然故障のみ対象
- 施工ミスはメーカー保証の対象外
- ネット購入は工事と販売が別で、工事保証が弱いことが多い
- トラブル時にメーカーも販売店も責任を取らない可能性がある
給湯器のネット購入における保証の問題は、実はメーカー保証ではなく「工事保証(施工保証)」にあります。この違いを理解していないと、大きなトラブルに巻き込まれる可能性があります。
メーカー保証がカバーするのは、あくまで給湯器本体の機械内部が自然に壊れた場合のみです。一方、配管のつなぎ方が悪くて起きた水漏れや、取り付け作業のミスによるガス漏れといった施工不良については、メーカー保証の対象外となります。
地域のガス会社や大手のリフォーム店は「給湯器本体+取り付け工事」をまとめて請け負うため工事保証が付いてきますが、ネットの格安販売店では商品の販売だけを行い、工事は別の提携業者に任せるケースが多いのです。その結果、工事保証が全く付かない、または保証期間が短い・保証内容が不十分という問題が発生します。
実際に配管のつなぎ目から水漏れが発生した場合、メーカーは「これは工事のミスです」として有償修理を主張し、ネット販売店は「工事は別の会社がやったことです」として責任を逃れるという、どこも責任を取らない状況に陥るリスクがあるのです。
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工事の質が悪いと命に関わる危険も
給湯器の取り付け工事の質が低いと、単なる水漏れだけでは済まない深刻な事態を招く可能性があります。NITEの事故統計によると、ガス給湯器の事故のうち約4割が設置環境や工事のミスに原因があると報告されています。
具体的には、配管のつなぎ方が不適切だったり、水漏れを防ぐ材料の塗り忘れによってガス漏れが発生し、異常な燃え方をしたり、最悪の場合は一酸化炭素中毒事故まで起きています。これらの工事ミスによる事故は、当然ながらメーカー保証では対応してもらえず、修理費用は全額自己負担となるだけでなく、最悪の場合は人命にも関わります。
また、給湯器の設置・交換工事には国家資格が必要です。都市ガスの地域では「ガス消費機器設置工事監督者」という資格者の監督が必要で、プロパンガスの地域では「液化石油ガス設備士」という資格を持った人が工事を行う必要があります。資格のない人が工事を行うことは法律で禁止されており、違反すると懲役や罰金の対象となります。
弊社には、経験豊富で専門知識を持つスタッフが多数在籍しております。各分野のプロフェッショナルが、お客様のニーズに迅速かつ的確に対応いたしますので、安心してお任せください。
資格証の一部





安心できるネット販売店を見極める3つのポイント
給湯器をネットで購入する際は、以下のポイントを確認することで信頼できる販売店かどうかを判断できます。
まず取り付け工事を行う業者の資格と許可を必ず確認しましょう。GSS(ガス機器設置スペシャリスト)とは、ガス機器の設置技術が高いことを証明する業界団体の資格で、この資格を持つ業者が対応するかどうかが重要です。また、建設業の許可や、水道工事の指定事業者として認定されているかも信頼性を判断する基準となります。
次に工事保証の中身を詳しく確認することです。単に「10年保証」と書いてあっても、販売店が独自に言っているだけなのか、損害保険会社などの第三者機関(販売店とは別の保証専門会社)が実際に保証を引き受けているのかで信頼性が大きく変わります。また、保証の範囲として部品代・出張費・作業料金がすべて無料なのか、お客様の自己負担額がないかも確認しましょう。
最後に、給湯器本体と工事をセットで責任を持つ体制が整っているかも重要です。商品の販売だけを行い、工事は完全に別契約という販売店ではなく、給湯器本体と取り付け工事の両方をまとめて対応してくれる販売店を選ぶことで、トラブルが起きた時にどこも責任を取らない状況を避けることができます。
| 確認項目 | 信頼できる販売店 | 注意が必要な販売店 |
|---|---|---|
| 工事業者の資格 | GSS資格者が対応 | 資格の記載がない |
| 工事保証の内容 | 保険会社など第三者が保証 | 販売店だけの独自保証 |
| 責任の所在 | 本体と工事をまとめて提供 | 商品販売のみで工事は別契約 |

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まとめ:保証の違いを正しく理解して賢い選択を
給湯器をネットで買ってもメーカー保証は正規品であれば問題なく有効ですが、本当に注意すべきは工事保証が付いているかどうかです。取り付け工事のミスは命に関わる事故につながる可能性があり、これはメーカー保証では対応できない部分です。
給湯器のネット購入を検討する際は、単に価格の安さだけで判断せず、工事を行う業者の資格、工事保証の中身、責任を持つ体制の3点を必ず確認しましょう。これらの条件を満たしている販売店であれば、ネット購入でも安心して給湯器を交換することができます。保証の違いを正しく理解し、後悔のない選択をしてください。
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