フルオートとオートって何が違う?|価格差2万円でもフルオート買うべき?

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お客様
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たった2万円ケチって、後で損するパターンじゃない?

お湯の救急車
お湯の救急車

逆です。2万円多く払って、毎年1万円ずつ余計に払い続けるパターンもあります。

給湯器を選ぶとき、「オート」と「フルオート」のどちらにするか迷っていませんか?

価格差はわずか約2万円ですが、この選択で10年間の快適さと費用が大きく変わります。単身者や2人暮らしならオートで十分、4人以上の家族や高齢者がいる家庭ならフルオートが断然おすすめです

この記事では、機能の違いから実際の費用、後悔しやすいポイントまで、判断に必要な情報を分かりやすく解説します。

この記事の監修者
私がお答えます!
太田 雄冴
お湯の救急車 代表
  • 作業歴8年
  • 対応実績年間3,000件以上
  • 保有資格:第二種電気工事士/ガス消費機器設置工事監督者/ガス可とう管接続工事監督者/ガス機器設置スペシャリスト
  • 即日対応保証 30分以内返信/3時間以内現地到着

豊富な経験をもとに、お客様のご要望に寄り添い、最適なプランをご提案します。価格面でも、お客様のニーズに合わせた柔軟なご相談が可能です。確かな実績ときめ細やかな対応で、お客様に安心と満足をお届けできるよう心がけております。

フルオートとオートの最大の違いは「水位センサー」の有無

東京ガスの公式ページによると、フルオートとオートの決定的な違いは水位センサー(お湯の高さを測る装置)があるかどうかです。この違いが、日常の使い勝手に大きく影響します。

機能オートフルオート
自動湯はり有り有り
自動追い焚き有り有り
自動保温有り有り
たし湯手動ボタンを押す自動(水位が下がると補充)
配管洗浄一部機種のみ自動(排水時にお湯で洗浄)
水位管理リットル数で管理水位センサーで管理

オートタイプはお湯の量(リットル数)で管理します。そのため、残り湯がある状態で沸かし直すとお湯が溢れる可能性があります。一方、フルオートは水位センサーで常に設定した水位をキープ。誰かが入浴してお湯が減っても、自動でたし湯してくれます。

配管洗浄機能も見逃せません。リンナイの公式サイトでは、フルオートの配管自動洗浄機能が配管内の細菌数を約3分の1に減らすと説明されています。配管洗浄とは、お風呂のお湯が通る管の中を自動で洗い流す機能のことです。

価格差2万円は安い?10年で約12万円の差が出る計算

東京ガスの調査(2025年9月時点)によると、フルオートとオートの価格差は約2万円です(工事費込み)。しかし、最初にかかる費用だけで判断するのは危険です。

10年間の合計費用で考えると…

  • 最初の費用差:約2万円(フルオートが高い)
  • 使い続けるための費用差:年間約1万円(フルオートが高い)
  • 10年間の総額差:約12万円

一般社団法人 日本ガス石油機器工業会は、給湯器の点検・交換の目安を10年としています。つまり、フルオートを選ぶということは、10年間で約12万円多く支払う可能性があるのです。

使い続けるための費用(ランニングコストとは、ガス代や水道代など日々かかる費用のこと)が高くなる理由は、自動たし湯機能による水道代・ガス代の増加です。特に一人暮らしや夫婦2人で入浴時間が重なる家庭では、自動たし湯機能がほとんど活躍しません

どっちを選ぶべき?家族構成で答えは明確

家族構成によって、オートとフルオートのどちらが合うかは明確に分かれます。

▼ オートタイプが合うのはこんな家庭

  • 単身者・2人暮らしで入浴時間がほぼ同じ
  • 最初の費用や毎月の光熱費を抑えたい
  • 残り湯を洗濯にすぐ使う(配管洗浄のタイミングがない)
  • 自宅にいる時間が長く、手動でボタンを押しても問題ない

▼ フルオートが活きるのはこんな家庭

  • 共働きで子育て中:時間の節約と手間を減らすことが重要
  • 高齢者がいる:操作が簡単で「ふろ自動」ボタン一つで完結
  • 4人以上の家族:入浴時間がバラバラで追い焚きを何度も使う
  • 乳幼児がいる:配管洗浄機能による衛生面のメリットが大きい

経済産業省の「長期使用製品安全点検・表示制度」では、給湯器の標準使用期間を約10年と定めています。この10年間を快適に過ごすために、自分の家族構成に合った選択が最も重要です。

後悔しないために知っておくべき3つの注意点

注意点①:フルオートは予想以上にガス代・水道代がかかることがある

自動たし湯や入浴を感知して自動で温める機能が、思った以上に光熱費を押し上げるケースがあります。特に家族が少ない家庭では、自動機能が無駄に動いてしまう可能性が高いのです。

注意点②:フルオートは入浴剤の使用に制限がある

フルオートは追い焚き時に浴槽のお湯をタンクに戻す構造のため、硫黄・酸・アルカリ・塩分を含む入浴剤は基本的に使えません。配管が錆びたり詰まったりするリスクがあるためです。入浴剤をよく使う方は要注意です。

注意点③:水位センサーの故障は修理費が高い

独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)のデータでは、使用年数8年を超えると故障が増えると報告されています。フルオートの水位センサー故障時の修理費用は2~7万円程度と、オートタイプより高額になる傾向があります。

まとめ:価格差2万円の価値は「あなたの家族構成」で決まる

フルオートとオートの価格差約2万円は、最初だけを見れば小さく感じます。しかし、10年間の合計では約12万円の差になります。

それでも、共働きで子育て中、高齢者がいる家庭、4人以上の家族には、フルオートの12万円は払う価値があると言えます。操作が簡単、自動でお湯が増える快適さ、配管を自動で洗浄する衛生面のメリットは、毎日の生活の質を確実に向上させます。

逆に、単身者や2人暮らしで入浴時間が重なる家庭、費用を最優先する方には、オートで十分でしょう。

給湯器の標準使用期間は約10年です。この10年間をどう過ごすかを考えて、自分の家族構成、生活スタイル、予算を総合的に判断することをおすすめします。

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