
また給湯器のブレーカーが落ちた…これって電気の容量が足りてないってこと?

容量不足の可能性もありますが、危険な漏電のケースも。まずは原因の見極めが大切です。
朝シャワーを浴びようとしたら突然お湯が出なくなった、夜お風呂に入ろうとしたら給湯器が動かない──そんな経験はありませんか?
原因を調べてみると、ブレーカー(電気の安全装置)が落ちていた。一度や二度ならまだしも、給湯器のブレーカーが頻繁に落ちるようなら、それは単なる偶然ではなく、家の電気設備に何らかの問題が潜んでいるサインかもしれません。
この記事では、給湯器のブレーカーが頻繁に落ちる原因と、電気容量不足なのか、それとも別の深刻な問題なのかを見極める方法、そして今すぐできる対処法をお伝えします。
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給湯器のブレーカーが落ちる主な原因は3つ
給湯器のブレーカーが頻繁に落ちる場合、原因は大きく分けて3つあります。
1. 電気容量不足(契約している電気の量を超えている)
契約アンペア数(契約している電気の使用量の上限)を超える電力を同時使用すると、メインのブレーカーが落ちます(参考:ENEOS電気公式サイト)。
特にオール電化住宅の場合、注意が必要です。エコキュート(電気でお湯を沸かす給湯器)だけで16~20A、IHクッキングヒーター(電気コンロ)で20~30Aの電力が必要になります(参考:Reform Para公式サイト)。冬場にエアコン複数台を稼働させながら、給湯器やIHを同時使用すると、60A契約では容量不足になりやすいのです。
2. 漏電による自動遮断
漏電ブレーカー(漏電を感知して自動で電気を止める安全装置)は、わずか15~30mA程度の漏電を検知すると自動的に作動します(参考:中部電力公式サイト)。経済産業省が定める電気設備技術基準では、住宅への漏電ブレーカーの設置が義務付けられています(参考:一般社団法人日本電気協会)。
給湯器で漏電が起きる主な原因
- 水漏れによる漏電:配管から水が漏れ、内部の基板や電気配線に触れてショート
- 配線や部品の劣化:使用年数が長くなると、電気を通さないようにするカバー部分が劣化し、電流が漏れやすくなる
- ホコリやゴミの蓄積:内部に溜まったホコリが漏電の原因に
- 小動物の侵入:ネズミや小鳥が配線をかじって漏電が発生
厚生労働省の統計では、過去10年で年間5~28人が感電による死亡事故に遭っており、そのうち約58%が家庭用電圧で発生しています(参考:厚生労働省公式PDF)。漏電は決して軽視できない危険な状態です。
3. 特定の回路の過負荷
キッチンやお風呂場など、特定の場所で電力を集中的に使用すると、その場所専用の小さなブレーカーが落ちます。この小さなブレーカーの許容量は一般的に20Aです(参考:建職バンク公式サイト)。
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電気容量不足か漏電か?給湯器のブレーカーを見極める方法
給湯器のブレーカーが落ちたとき、電気容量不足なのか漏電なのかを見極めることが重要です。
分電盤(家のブレーカーがまとまっている箱)を確認し、どのブレーカーが落ちているかをチェックしましょう。一番大きなメインのブレーカーが落ちた場合は電気容量不足の可能性が高く、「漏電ブレーカー」と書かれたブレーカーが落ちた場合は漏電の可能性があります。
漏電箇所を特定する手順
漏電ブレーカーが落ちた場合、以下の手順で漏電している場所を特定できます(参考:稲葉グループ公式サイト)。
- すべての小さなブレーカーを「切」にする
- 漏電ブレーカーを「入」にする
- 小さなブレーカーを1つずつ「入」にし、漏電ブレーカーが落ちる回路を特定
ただし、漏電が疑われる場合は自分で修理せず、必ず電気工事の専門業者に相談してください。感電や火災の危険があります。
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オール電化住宅に必要な電気の契約量は?
オール電化住宅では、最低でも60A、エコキュート使用の場合は60~100Aの契約が必要です(参考:エコ電気サービス公式サイト)。
| 世帯構成 | 推奨アンペア数 |
|---|---|
| 1人暮らし | 20~30A |
| 2人暮らし | 30~40A |
| 3~4人暮らし | 40~50A |
| オール電化(エコキュート使用) | 60~100A |
契約アンペア数が不足している場合、電力会社に連絡して変更手続きを行えば、数日以内に完了します(参考:Looopでんき公式サイト)。ただし、アンペア数を10A上げるごとに基本料金が月額約280~312円加算される点は考慮しましょう。
給湯器のブレーカーが落ちた時の正しい対処法
電気容量不足の場合の対処法
消費電力の大きい家電の同時使用を避けましょう(参考:出光興産公式サイト)。
- エアコン、電子レンジ、ドライヤーなどを同時に使わない
- 給湯器を使う時間帯は他の大型家電の使用を控える
- 時間をずらして家電を使う工夫をする
それでも頻繁にブレーカーが落ちる場合は、契約アンペア数の変更を検討してください。
漏電ブレーカーが落ちた場合の対処法
絶対に自分で修理しないでください。以下の手順を踏んでください。
- 給湯器のリモコンと本体の電源を完全に切る
- 分電盤で漏電ブレーカーを「切→入」にリセット
- リセット後もすぐに落ちる場合は、専門業者に連絡
何度もブレーカーを上げ下げすると、内部でさらに深刻な漏電が起きる可能性があります。
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給湯器の寿命と交換のタイミングはいつ?
給湯器の標準的な使用期間は10年です。10年を超えると劣化が急速に進み、ガス漏れや不完全燃焼のリスクが高まります。
修理か交換かの判断基準として、「50%ルール」があります。
修理費用が新しい給湯器の購入費用の50%を超える場合は交換を検討すべきです。使用年数が8年以上の場合は、一箇所を修理しても数ヶ月後に別の場所が故障するリスクが高いため、交換がおすすめです。
まとめ:給湯器のブレーカーが頻繁に落ちるなら早めの対応を
給湯器のブレーカーが頻繁に落ちる原因は、電気容量不足、漏電、回路の過負荷の3つです。特に漏電は感電や火災のリスクがあるため、漏電ブレーカーが落ちた場合は自分で判断せず、必ず専門業者に相談してください。
電気容量不足の場合は、契約アンペア数の変更で解決できる可能性があります。オール電化住宅では60A以上の契約が推奨されています。また、給湯器が10年を超えている場合は、修理よりも交換を検討する方が長期的にはコストが抑えられるでしょう。
ブレーカーが落ちることは、家の電気設備が「何か問題がある」と教えてくれているサインです。放置せず、早めに原因を特定し、適切な対処を行いましょう。安全で快適な生活のために、給湯器のブレーカー問題には迅速に対応することが大切です。
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