
追い焚き機能って後から付けられるのかな…でも工事とか大変そう。

多くの場合、後付け可能です。費用は20万~60万円が相場。戸建なら比較的スムーズですよ。
冷めたお湯を温め直せる追い焚き機能は、家族の入浴時間がバラバラな家庭にとって便利な機能です。
しかし、今使っている給湯器に追い焚き機能がない場合、「後から追加できるの?」「配管工事っていくらかかるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
この記事では、給湯器の追い焚き機能の後付けが可能かどうか、必要な工事内容、そして配管工事を含む費用相場について、プロの目線で分かりやすく解説します。
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追い焚き機能の後付けは可能?戸建とマンションで条件が違う
追い焚き機能の後付けは、多くのケースで可能です。 ただし、住宅の種類や浴槽の材質によって可否が変わります。
持ち家の戸建住宅では、ほとんどの場合で追い焚き機能の後付けができます。浴槽の材質がFRP(プラスチックに繊維を混ぜて強化した素材)やステンレスなど、穴あけ工事ができる素材であれば、追い焚き対応の給湯器へ交換し、配管工事を行うことで機能を追加できます。
一方、後付けが難しいケースもあります。
- 賃貸物件:大家さんや管理会社の許可が必須で、多くの場合は認められない
- ホーロー製浴槽:表面がガラス質でコーティングされた浴槽は、穴あけ工事が困難で対応業者も少ない
- 特殊な材質の浴槽:人造大理石や檜風呂なども施工が難しい場合がある
- 配管ルートが確保できない建物構造
分譲マンションでは、構造や管理規約によっては後付け可能ですが、共用部分(建物の基礎部分)への工事には管理組合の許可が必要になります。
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追い焚き機能の後付けに必要な3つの工事
追い焚き機能を後付けする際は、主に3つの工事が必要です。
1. 給湯器本体の交換
現在の給湯専用機を、追い焚き対応の給湯器に交換します。オートタイプ(自動でお湯張り・保温・追い焚き)またはフルオートタイプ(オート機能に加えて自動足し湯機能付き)のどちらかを選びます。
2. 配管工事
浴槽と給湯器をつなぐ循環配管(お湯を循環させるための往復2本の配管)を新設します。配管は床下、天井裏、壁の中を通って給湯器まで接続されます。配管材質は架橋ポリエチレン管(さびにくく丈夫な樹脂製の管)が一般的で、耐久性に優れ長期的な信頼性が高いとされています。
3. 浴槽への穴あけ工事
循環金具(追い焚き口)を設置するため、浴槽に穴を開ける作業が必要です。戸建の場合は、配管を通すために外壁や基礎にコア抜き工事(専用機械で円形の穴を開ける作業)を行うこともあります。
工事期間はどのくらい?
| 工事内容 | 戸建住宅 | マンション |
|---|---|---|
| 給湯器交換のみ | 約半日~1日 | 約半日~1日 |
| 給湯器交換+配管工事 | 約2~4日 | 約3日~1週間 |
| 浴槽交換を含む場合 | 約5日~1週間 | 約1週間~10日 |
注意点:工事期間中はお風呂が使用できませんので、スケジュール調整が必要です。
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配管工事を含む後付け費用の相場は20万~60万円
追い焚き機能の後付け費用は、工事内容によって大きく変動します。
国土交通省の調査データによると、一般家庭での給湯器交換費用の平均は約20万円(全国平均)とされています。
費用相場の目安
| 工事パターン | 費用相場 |
|---|---|
| 給湯器交換のみ | 約15万~25万円 |
| 給湯器交換+配管工事(戸建) | 約30万~60万円 |
| 給湯器交換+配管工事(マンション) | 約20万~60万円 |
| 浴槽交換を含む場合 | 約60万~150万円 |
費用の内訳例
- 給湯器本体価格
16号で6万~15万円、20号で8万~20万円、24号で10万~30万円 - 標準交換工事費
約10万~17万円 - 既存給湯器取り外し処分費
約8,000円 - 追い焚き配管新設工事
約3万~6万円(配管の長さや工事の難しさによる) - 配管延長オプション
1mあたり約5,000円
浴室から給湯器までの距離が長い場合や、建物構造により配管工事が困難な場合は、追加費用が発生する可能性があります。
補助金制度でお得に設置できる
経済産業省の「給湯省エネ事業」では、高効率給湯器(エコキュート等)の設置で最大13万円/台の補助金が受けられます。また、「賃貸集合給湯省エネ2025事業」では、賃貸集合住宅向けに従来型給湯器からエコジョーズ等への取替で、追い焚き機能ありの場合は7万円/台の補助が出ます。
補助金を活用することで、実質的な負担額を大きく減らせる可能性があります。
マンションで追い焚き機能を後付けする際の注意点
マンションで追い焚き機能を後付けする場合、戸建とは異なる注意点があります。
最も重要なのが管理組合の許可です。 共用部分(コンクリートの建物基礎部分)への穴あけ工事は、管理組合の許可が必須となります。「以前も同じ工事をした住戸があるから」という理由だけでは許可が出ない場合もあるため、事前の確認が不可欠です。また、近隣住民への説明と理解も必要になることがあります。
マンションでは構造上の制約もあります。床下や壁の中のスペースに制限があり、配管ルートの確保が困難な場合があります。そのため、天井裏に配管を通す方法が一般的です。工事中の騒音や作業時間が管理規約で制限される場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
工事業者を選定する際は、複数業者から見積もりを取得し、マンションでの施工実績を確認しましょう。管理規約に詳しい業者に依頼することをおすすめします。
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まとめ:追い焚き機能の後付けは可能だが事前確認が重要
給湯器の追い焚き機能は、多くのケースで後付けが可能です。戸建住宅では比較的スムーズに工事できますが、マンションでは管理規約の確認と許可取得が必須となります。
配管工事を含む後付け費用は約20万~60万円が一般的で、給湯器交換のみなら約15万~25万円が相場です。2025年度は経済産業省の補助金制度を活用することで、費用負担を軽減できる可能性があります。
追い焚き機能を後付けする際は、複数の業者から見積もりを取得し、浴槽の材質や建物構造、配管経路などの現場確認を依頼しましょう。一般社団法人日本ガス石油機器工業会では、給湯器に関する情報提供を行っているため、参考にすることもできます。
工事期間中はお風呂が使用できないため、銭湯や親戚宅の利用なども含めたスケジュール調整も忘れずに行いましょう。
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