
床暖房つけたいけど、今の給湯器のままじゃダメなの…?

残念ながら、普通の給湯器では床暖房は使えません。暖房機能付きへの交換が必要です。
床暖房を新しく導入したいと考えたとき、「今使っている給湯器のままで大丈夫?」と疑問に思う方は少なくありません。東京都都市整備局の調査でも、床暖房導入時の給湯器交換の必要性が多くの方の不安要素になっていることが報告されています。
結論からお伝えすると、床暖房を使うには「暖房機能付き給湯器」が必要で、普通の給湯器では対応できません。
この記事では、なぜ給湯器を変えなければならないのか、そして暖房機能付き給湯器への交換でどのくらいの追加費用がかかるのかを、公的機関や業界団体の信頼できる情報をもとに分かりやすく解説します。
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なぜ床暖房には専用の給湯器が必要なのか?
床暖房を導入する際に給湯器の交換が必要になる理由は、通常の給湯器には床暖房用の温水回路が備わっていないからです。
日本ガス協会の公式資料によると、床暖房に対応できるのは「給湯暖房熱源機」と呼ばれる特別な給湯器だけです。一般社団法人日本ガス石油機器工業会のQ&Aでも、給湯専用タイプや風呂給湯器では床暖房を動かすことができないと明記されています。
床暖房は床下に設置したパイプに温かいお湯を循環させて部屋全体を暖める仕組みです。産業技術総合研究所の報告書でも説明されているように、この温水循環を実現するには、給湯器本体に床暖房回路への配管を分岐する機能が組み込まれている必要があります。

つまり、既存の給湯器が暖房機能に対応していなければ、必ず交換が必要というわけです。ただし、すでに暖房対応型の給湯器をお使いの場合でも、経済産業省資源エネルギー庁のガイドラインによれば、設置年数や能力(号数)、配管経路の適合性によっては交換が推奨されるケースもあります。
暖房機能付き給湯器への交換で実際にかかる追加費用
では、給湯器を暖房機能付きに変える場合、どのくらいの追加費用を見込んでおけばよいのでしょうか。国土交通省の「住宅・設備市場調査」2025年版のデータをもとに、具体的な相場をご紹介します。
本体価格の追加分:10~20万円
通常の給湯器から暖房機能付き給湯器に変更すると、本体価格が10~20万円ほど高くなります。これは暖房用の回路や制御機能が追加されるためです。
工事費用:5~10万円
暖房機能付き給湯器の設置には、配管の接続や暖房端子の工事が伴います。厚生労働省のガス設備関連通知でも、専門資格を持つ業者による施工が義務付けられています。
床暖房パネルの配管工事費:1系統あたり3~7万円
消費者庁の「住宅リフォームガイド2025」によると、床暖房パネル1系統ごとに材料費と配管工事費として3~7万円が必要です。リビングなど広い部屋では複数系統が必要になることもあります。
費用項目 | 金額の目安 |
---|---|
暖房機能付き給湯器本体の追加分 | 10~20万円 |
給湯器交換工事費 | 5~10万円 |
床暖房パネル配管工事(1系統) | 3~7万円 |
地域や住宅の構造によって変動はありますが、トータルで20~40万円程度の追加投資を考えておくと安心です。ただし、この金額はあくまで一般的な相場であり、実際には現地調査や見積もりを取ることが大切です。
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補助金を活用すれば暖房機能付き給湯器の負担を軽減できる
暖房機能付き給湯器への交換には追加費用がかかりますが、環境省の公式情報によると、2025年度は負担を軽減できる補助金制度がいくつも用意されています。
高効率給湯器導入補助や省エネ住宅ポイントといった支援制度では、エコジョーズなどの省エネタイプの給湯暖房熱源機が補助対象になりやすくなっています。さらに、お住まいの自治体独自の補助金と併用できれば、より大きく費用負担を減らせる可能性があります。
省エネポータルサイトでは、2025年度の最新補助金情報が確認できます。また、住宅金融支援機構の技術基準によると、給湯器本体や床暖房設備が安全規格に適合していることが求められています。補助金申請時にもこうした基準への適合が条件となる場合があるため、施工を依頼する業者には必ず事前に確認しておきましょう。
まとめ:床暖房導入には給湯器交換が必須、まずは費用と補助金を確認
床暖房を新しく設置する場合、通常の給湯器では対応できないため、暖房機能付き給湯器への交換が必ず必要です。日本ガス協会や経済産業省の公式資料でも、床暖房には温水循環用の回路を備えた専用の給湯器(給湯暖房熱源機)が求められています。
追加費用の目安は、給湯器本体で10~20万円、工事費で5~10万円、床暖房パネルの配管工事で系統ごとに3~7万円です。合計すると20~40万円程度の初期投資が必要になりますが、省エネ型の給湯器を選べば国や自治体の補助金制度を活用できるケースも多くあります。
床暖房は冬の快適な暮らしを実現する魅力的な設備ですが、給湯器交換という初期投資が伴います。まずは信頼できる施工業者に現地調査と見積もりを依頼し、利用可能な補助金制度も確認した上で、総合的に判断することをおすすめします。計画的に進めれば、快適で省エネな住環境を手に入れることができるでしょう。
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