お風呂の湯はりが止まらないというトラブルは、多くの家庭で経験する厄介な問題です。放置すると水道代の無駄遣いになるだけでなく、最悪の場合は浴室の水漏れや床下浸水につながる恐れもあります。
この記事では、湯はりが止まらない際の原因から対処法まで、確認すべきポイントを分かりやすく解説します。
循環アダプターの目詰まりが原因?自動お湯はり機能付き給湯器のトラブルシューティング
自動お湯はり機能付き給湯器でまず確認すべきは循環アダプターです。
- フィルターの目詰まり: 汚れが溜まると水位検知が不正確になります。取り外して清掃しましょう。
- 取り付け状態: 緩みや位置ずれがないか確認してください。
- 循環金具部分: 接続部分の緩みや配管の亀裂がないか点検します。
給湯器本体では⋯
- 水位センサーの故障: 正確な水位検知ができなくなります
- 注湯電磁弁の不具合: 閉じるべき時に閉じなくなります
- リモコン表示: エラーコードを確認し、取扱説明書で対処法を調べましょう
水栓から湯が出続ける!蛇口と給湯器、どちらに問題があるか見分ける簡単テスト法
問題箇所の切り分け手順
- 給湯器の給水栓を完全に閉める
- お湯が止まらない → 給湯器に原因
- お湯が止まった → 蛇口側に原因
蛇口側の主な不具合
- ゴムパッキンの経年劣化(弾力低下)
- バルブカートリッジの損傷・故障
給湯器側のトラブル
- 給水バルブの経年劣化
- 流量センサーの誤作動
- 内部部品の摩耗・劣化
道具不要!お湯が止まらないトラブルを自分で解決する即効対処法
循環アダプターのフィルター掃除手順
- 浴槽の水を完全に排水
- 循環アダプターカバーを取り外す
- フィルターを抜き取り、流水で汚れを洗い流す
- 乾燥させてから元の位置に正確に取り付ける
水位リセット(湯量リセット)の実行方法
- リモコンの運転スイッチをオフにする
- メーカー指定の組み合わせボタン(「おいだき」+「たし湯」など)を同時長押し
- リセット完了の表示を確認
即効性のある対処法
- リモコンの電源を入れ直す(再起動効果)
- 蛇口ハンドル部分の増し締め(緩みによる水漏れ防止)
専門家に任せるべき!水位センサー不良や電磁弁故障のサイン
以下の状況では専門業者への依頼を検討してください。
- 給湯器の使用年数が10年以上
- 内部電気系統のトラブルが疑われる(リモコン表示の異常など)
- 水位センサーや注湯電磁弁の故障症状
- 循環ポンプの性能低下(湯はり速度の遅延)
- 自己対処で改善しない場合
依頼時は給湯器のメーカー・型番・購入時期・症状の詳細を伝えると適切な対応につながります。
湯はりトラブル予防の鉄則!毎月のメンテナンスで水道代の無駄遣いを防ぐ
定期メンテナンス
- 循環アダプターフィルターの月1回清掃
- 給湯器の年次点検実施(メーカー推奨頻度)
- 配管内部の洗浄(数年に一度)
使用上の注意点
- 粒子の多い入浴剤使用後は循環アダプター清掃を徹底
- 残り湯での自動湯はり機能使用を避ける
- 湯はり中の他所での給湯使用を控える
まとめ:早期発見・早期対処で湯はりトラブルを解決
湯はりが止まらない問題は適切な確認と対処で解決できることが多いです。循環アダプターのフィルター清掃や水位リセットといった自己対処から始め、改善しない場合は迷わず専門業者に相談しましょう。
日常的なメンテナンスを習慣化することで、トラブルを未然に防ぎ、給湯器の寿命を延ばすことができます。水道代の節約と浴室環境の安全確保のため、湯はりトラブルには早めの対応を心がけましょう。

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